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MSIがAI時代を加速させる?発表早すぎなポータブルゲーミングPC後継機「Claw8 AI+」や充実したAI専用ノートPCたちが揃ったMSIブースレポ【COMPUTEX 2024】

MSIブースの盛況ぶりからは、ポータブルゲーミングPC「Claw」の注目度の高さが伺えました。

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MSIがAI時代を加速させる?発表早すぎなポータブルゲーミングPC後継機「Claw8 AI+」や充実したAI専用ノートPCたちが揃ったMSIブースレポ【COMPUTEX 2024】
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MSIは6月4日から6月7日までの4日間、台北・南港展覧館にて開催されるアジア最大級のPC関連見本市「COMPUTEX TAIPEI 2024」に出展します。

ブースでは最新のマザーボードなど多数のPCパーツ、MSIとメルセデスAMGのコラボレーションモデルとなる新型PC、米AMD「Ryzen AI 9 HX 370」や「Ryzen AI 9 365」搭載型とインテルCore Ultraプロセッサー「Lunar Lake」搭載型が用意されたAI性能に特化したCopilot+ PCなどノートPCの新型モデルに加え、早くもポータブルゲーミングPC「Claw A1M」の後継機「Claw8 AI+ A2VM」を展示しました。

開催日初日は米半導体大手エヌビディア(NVDA.O)のCEOであるジェンスン・フアン氏が同ブースを訪問して沸かせました。本稿ではゲーマー向けに要注目のノートPCやポータブルゲーミングPCなど、MSIブースの展示の様子をまとめます。

MSIとメルセデスAMGのコラボレーションモデル「MSI Stealth series x Mercedes-AMG Motorsport」

2023年から始まったMercedes-AMGとのコラボレーションでは、最新のインテル Core Ultra 9 プロセッサーを搭載した最新モデル「Stealth 16 Mercedes-AMG Motorsport」が展示。さらに、最新のインテル Core Ultra 9 プロセッサーとNVIDIA GeForce RTX 40 シリーズ Laptop GPU、18インチとなる4K+mini LEDディスプレイを搭載した限定モデル「MSI Stealth 18 Mercedes-AMG Motorsport ノートPC」も披露されていました。

米AMDの「Ryzen AI 9 HX 370」や「Ryzen AI 9 365」を搭載したAI専用プロセッサー ノートPC

「Summit A16 AI+」と「Prestige A16 AI+」はクリエイター向けのモデルです。最新のAMD Ryzen AI 300シリーズプロセッサーを搭載しており、NPUのXDNA 2アキテクチャーによりAI機能が最大3倍向上し、生成AIと大規模言語モデルをサポートしています。

対して「Stealth A16 AI+」は、同じく最新のAMD Ryzen AI 300シリーズプロセッサーを搭載。「Summit A16 AI+」「Prestige A16 AI+」と同様にNPUのXDNA 2アキテクチャーによるAI機能の最大3倍の向上、生成AIと大規模言語モデルのサポートを可能にしていますが、こちらはゲーマー向けのモデルとなっています。

インテル Core Ultra プロセッサー「Lunar Lake」を搭載したAI専用プロセッサー ノートPC

最新のインテル Core Ultra プロセッサー「Lunar Lake」を搭載したPrestigeシリーズと、Summitシリーズの最新モデルが展示。CPU・GPU・NPUを合わせたAI処理性能は100TOPSを超え、様々なAI機能をより快適に使用できるようになっています。

また、高速処理性能・省電力性能・静音動作のバランスに優れた設計を重視し、中でも省電力能力に大変優れており、ビジネスマン向けにおすすめのモデルとなっています。なお、発売時期などは未定です。

MSI AI Artist

ちなみにAI専用プロセッサー ノートPCは、MSIノートPCでAIを使った画像生成を行うことができる機能を備えています。オフラインの状態で生成したい画像をイメージするワードを入力するだけで、AIが自動的に画像を生成します。

ポータブルゲーミングPC「Claw A1M」の後継機「Claw8 AI+ A2VM」

Claw 8 AI+

MSI初となるポータブルゲーミングPC「Claw A1M」は今年3月に日本で発売され、競合他社に先駆けてCPUにIntel Core Ultra 7を搭載したことが話題になりましたが、日本での発売から半年も経たずに後継機である「Claw 8 AI+」が発表され、展示されていました。

同機は、「Lunar Lake」世代のインテル Core Ultra プロセッサーを搭載した世界初のポータブルゲーミングPCとなります。7インチから大きくなった8インチフルHDディスプレイ、Thunderbolt 4 Type-Cポート、強化されたLB/RBボタン、増加したバッテリー容量、軽量化されたACアダプタを備えています。発売時期は未定です。

Claw A1M
Claw x Falloutコラボレーションの限定モデル

さらに、Bethesdaと提携してClaw x Falloutコラボレーションの限定モデルも展示。7インチフルHDディスプレイと、FalloutシリーズのVault、Pip-Boy、ロボットにインスパイアされた特別なデザインを特徴としており、『Fallout』シリーズの荒廃した世界観を感じることができます。しかし残念ながら、日本での発売予定はないようです。

ノートPC20周年記念グッズやPC周辺機器パーツの新モデルも充実

ブースでは20周年記念を祝うリュックやケース、マウスなどのグッズの数々と合わせて、同社の発売した既製品も展示して紹介していました。

マザーボードやPCビルド、グラフィックカード、PCケース、ゲーミングモニター、ポータブルSSDなども展示された充実の内容となっています。

工場、倉庫、医療施設、オフィス、住宅地、ショッピングなど、さまざまな場所で使用できる最新AIoTソリューション

スマートシティ展示では、高度なEV充電ソリューション、超高性能AIサーバーPC、NVIDIA Jetson AGX Orinプラットフォームを搭載した最先端の自律移動ロボット(AMR)ソリューションなどにAIを活用。あらゆる領域に踏み込んだ新製品を展示していました。

避けては通れぬAIが構築する新時代の到来

昨年と比べて、生成系AI活用への意識が強く感じられる新製品のラインナップとなっていました。ビジネスにおいてもクリエイトにおいても、そしてゲームにおいてもAIを活用できる、または対応モデルであるか否かは、今後さらに大きな違いを生じさせるでしょう。

それこそ、AI未対応の製品を全て買い替える必要がある、といったことも大袈裟ではないかもしれません。各メーカーがそういった未来を見越した上で製品・技術開発に費やしている努力が、MSIのブースから感じ取れました。

《乃木章》

現場に足を運びたい 乃木章

フリーランスのライター・カメラマン。アニメ・ゲームを中心に、親和性のあるコスプレやロリータ・ファッションまで取材。主に中国市場を中心に取り上げています。

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