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2024年10月27日に開催された「東京ゲームダンジョン6」にて、2Dアクションゲーム『RewindGirl』を試遊したプレイレポートをお届けします。
本作は過去を改変する力を手に入れたイマドキの女子高生「わこ」が、世界が滅亡する原因を止めるために大冒険を繰り広げるパズルプラットフォーマーです。2週間前に学校の銅像が盗まれるといった小さな事件はありましたが、いたって平和な学校生活を送るわこ。しかし突然ワームホールに飲み込まれ、謎の女の子「ミライ」からラベンダーを集めるように指示されます。
インディーゲーム展示イベント「東京ゲームダンジョン」現地レポート記事はこちらから!
どうやらラベンダーには時間を巻き戻す力があるらしく、来たる“世界の滅亡”を止めるには何度も何度も世界を巻き戻すしかないんだとか……。突拍子もない話ですが、そこはギャル特有のノリでなんとなく状況を理解して、協力することにしました。
ゲーム自体は1画面のパズルゲームであり、ラベンダーの位置までキャラクターが進めばクリアです。しかし、時間経過で伸びるツタや、スイッチを押していないと開かない扉などといったギミックに阻まれてしまいます。
そこで、わこの時間巻き戻し能力を使っていくわけです。ツタの成長を戻したり、過去の自分にスイッチを押してもらったりして、先に進んでいきましょう。
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しかしながら、何もかもそう簡単には行きません。過去の自分がギミックに阻まれると、タイムパラドックスが発生してミスになってしまいます。巻き戻し状態の自分の動きにも気を遣っていきましょう!
……そんなこんなでそこそこラベンダーを集めたわこ。どうやら、2週間前に友達とタピオカを飲んだ、否、“タピった”ことにより、バタフライエフェクトが起きて最終的に世界が滅亡してしまうということがわかりました。バタフライエフェクトの過程は一切描かないという、タイムリープものの最先端を行く大胆な手法にビビらざるを得ません。
なので、わこたちが電車で隣町まで向かうのを阻止するために、学校の銅像でも線路に投げ込んじまえばいいじゃんという話に!
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「えっ、2週間前に銅像を盗んだのってわこだったの? アレ伏線だったの?」という衝撃と、線路に物を投げ入れるというマジのブラックジョークに筆者は爆笑してしまいましたが、ひとまず電車を無理やり停止させることには成功します。しかし、目の前にタピオカをぶらさげられたJKが電車が止まった程度で諦めるわけもなく、2週間前のわこはそこから走ってタピオカを飲みに行ってしまいました……。
本作はUnity 1 Weekで制作されたゲームで、当時のテーマが「re」だったことから生まれたアイデアとのこと。製品版では100以上ものステージが遊べるそうです。
秀逸なパズルプラットフォーマーと、タイムリープにブラックジョークをまぶしたヤバ過ぎるストーリーが光る作品でした! 『Rewind Girl』、発売が楽しみです!
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