- ◆ 目次
1P:『舛添要一 朝までファミコン』
2P:『芹沢信雄のバーディトライ』
3P:『大仁田厚 FMW』
4P:『蛭子能収の大穴競艇』
5P:『田代まさしのプリンセスがいっぱい』
6P:『カケフくんのジャンプ天国 スピード地獄』
7P:『鏡の国のレジェンド』
8P:『松村邦洋伝 最強の歴史をぬりかえろ!!』
9P:『聖飢魔II 悪魔の逆襲!』
10P:『ラサール石井のチャイルズクエスト』
■『田代まさしのプリンセスがいっぱい』
発売日:1989年5月26日 発売・開発元:エピック・ソニー(FC)/HAL研究所(MSX2)
対応機種:MSX2/FC ジャンル:アクション

―当時のヒット作を模倣した意欲作
『田代まさしのプリンセスがいっぱい』は、田代まさしが4人のプリンセスを救出するために、危険なダンジョンに潜っていくアクションゲーム。田代まさしが逮捕される度に取り上げられる本作を、思わず色眼鏡で見てしまいがちですが、このゲームには、ファミコン時代のヒット作を模倣したと思われるシステムや展開が数多く存在します。お姫様を救出するというゲームの目的は『スーパーマリオブラザーズ』、救出したお姫様を安全な場所まで連れていく展開と、会話シーンの選択肢は『ドラゴンクエスト』、ステージを好きな順番から選択できるシステムは『ロックマン』、ゲーム後半では、横スクロール画面が『ゼルダの伝説』のような見下ろし型画面に切り替わります。
このようにヒット作の良い部分を拾いつつ、プレイ体験を単調にしないための工夫も凝らされており、当時コメディアンとして全盛期だった田代まさしのユーモアと、人気バンドのラッツ&スター(元シャネルズ)とのコラボレーションが加わり、パロディとオリジナリティの完全なる調和を成し遂げたかと思いましたが、肝心な操作性の部分に難があり、名作と呼ばれるには、些かクオリティ不足だったようです。
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