『Sleeping Dogs: Definitive Edition』海外ローンチトレイラー
●XGN: 86/100
●IGN: 85/100
- 良い点
- 今なお素晴らしい作品
- 素晴らしい物語
- ドライビングが楽しい
- 格闘やガンアクションが楽しい
- 不安定なカメラワーク
悪い点
総括
『Sleeping Dogs: Definitive Edition』は素晴らしい作品として評価されていた部分を損ねることはなかった。
●Official Xbox Magazine UK: 80/100
●USgamer: 80/100
●Hardcore Gamer: 80/100
●GameSpot: 80/100
- 良い点
- 素晴らしい作品の完全版
- 群衆のなかでの戦闘の特徴をうまく表現している
- 香港の街並を凝縮した舞台が、ゲームを完走する原動力になる
- (香港の視点から見た)中国文化に対する理解が深い
- 前世代機版をプレイした人が戻ってきたくなるほどのグラフィックの進化は見られない
悪い点
●Post Arcade (National Post): 70/100
- 『Sleeping Dogs』はオープンワールドのアクションタイトルとして素晴らしい作品のままだった。続編も大いに期待するが、『Definitive Edition』でリリースされたことによる進化は感じられなかった。
●VideoGamer: 60/100
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海外でXbox One/PS4/PCにてリリースされた『Sleeping Dogs: Definitive Edition』の海外レビューです。Xbox One/PS4では10月14日に、PCでは10月10日にリリースされた本作。前作『Sleeping Dogs』はPS3/Xbox 360/PCでリリースされ、高く評価されていました。
香港の街並の再現度、爽快なアクションなど多くの魅力が詰まっている本作。海外サイトの評価はPS4版が77(レビュー数: 18)、Xbox One版が75(レビュー数: 15)となっており(PC版はレビューなし)、前世代版同様高めの評価を得ることができました。
評価を集めたポイントは、作品本来の良さ。前述の香港の街の描写は次世代機においても健在。また正に香港映画さながらの格闘スタイルやクライムアクション、車やバイクなどでの追走劇などスリリングな展開が、PS4/Xbox One/PCで再び体験できることになっています。
ただし、評価の善し悪しに限らず、進化が感じられなかったといった声も多数。コンソールゲーム業界が次世代機へと移行していくなか、併せて今作などのように次世代機版がリリースされていますが、同じパブリッシャー「スクウェア・エニックス」がリリースした『Tomb Raider: Definitive Edition』のグラフィックに対する高評価とは異なる評価が付けられたようです。
海外サイトGameSpotによる比較映像
「前世代機を遊んだことがあるプレイヤーは、今作を遊ぶ必要性は感じられない」といった意見はありながら、「本作をプレイしたことがないユーザーは、是非とも触れてほしい作品」といった声が多く、作品自体に着目したサイトと、進化度に着目したサイトとで評価が割れた結果となりました。
日本国内でのリリースについては発表されていない本作。新ハードの美しいグラフィックを体感できる作品ではないのかもしれませんが、香港版『Grand Theft Auto』といっても過言ではないオープンワールドクライムアクション作品として、日本の未プレイユーザーも触れる機会が来るべき作品であることは間違いないようです。