
今回の体験会はメディアのほか、東京ゲームショウ 2014で実施されたキャンペーン当選者を対象に開催されていました。プレイ可能となっていたのはPS4向けに日本語ローカライズが施されたエディション。キャラクタークリエイトからゲームを開始し、シングルプレイヤーモードをたっぷりと体験しました。


今回はクナリ族の女性戦士をプレイヤーキャラとして作成。キャラクタークリエイトでは多数のパラメータが用意されており、瞳の虹彩や喉仏、傷の輝度なども細かく設定することが可能でした。エディットが好きなゲーマーなら、これだけでも数時間はのめり込むことが出来るかもしれません。

ゲーム序盤では、“探求騎士”のカサンドラ、弓矢を扱うヴァリック、魔道士のソラスを仲間にしながら、広大に描かれたオープンワールドを自由に彷徨うことが出来ます。開始から10分ほどでフルメンバーとも言えるパーティーで戦闘へ挑むこととなりましたが、それぞれ明確な役割が与えられており、初プレイでも二種類の戦闘モードを気持ち良く使い分けることが可能です。

通常の戦闘モードではアクションRPG的な爽快なプレイ感。対して戦術カメラを使ったモードでは、ストラテジックな戦闘を楽しむことが出来ます。戦術カメラでの操作では傷付いた味方を遠くに退避させたり、ポイントを指定して狙撃させるなど、アクション要素とは違った魅力を感じられます。


もちろん雑魚モンスター1体程度なら、自らキャラクターを操作してガシガシと倒し突き進んでいくのがベターかもしれません。しかしドラゴンなどの強敵相手にはなかなかそうにも行かず、仲間と巧みな連携を繋げていく為に戦術カメラとアクション戦闘モードを使い分けたりしながらの戦闘に挑戦。このハイブリッド感は本作のコンバットシステムにおける大きな魅力であると感じられました。

戦闘のみならず、NPCとの会話システムも特徴的です。「感情」を表現する発言の選択肢も非常にインタラクティブで、プレイヤーがファンタジックな世界観に没入出来るよう見事に演出されています。美しいグラフィックやスムーズな操作感のみならず、様々なバックボーンを持ったキャラクター達との会話も、『ドラゴンエイジ』の世界へとプレイヤーを誘ってくれます。

壮大な物語や美麗なビジュアル、それぞれの個性を持ったキャラクター達の存在は非常にリアル。軽快な戦闘アクションやシームレスに切り替えることの出来るストラテジックな操作感もまさに軽妙で、重厚なストーリーテリングと心地良いプレイフィールが同居した、没入度の高い大作RPGと言えるでしょう。
本作は北米向けに11月18日、日本国内向けにはOrigin PC版が11月20日、PC/PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360パッケージ版が11月27日に発売予定。シリーズファンはもちろんのこと、思う存分ハイファンタジーの世界に突入してみたい方にもオススメです。興味のあるユーザーは日本語向け公式Webサイトもチェックしてみましょう。