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- “『GTA V』『Fallout 4』『The Witcher 3』など大型PCタイトルの登場もあり、ますます盛んになっているModカルチャー。日々Modユーザーが新たな作品を投稿しており、膨大な種類が存在します。そこで、Game*Spark編集部スタッフが、「スゴイ!」と感じたModを毎週1つピックアップしてご紹介していきます。”
編集部が独断と偏見でスゴイと思ったModを紹介する「このModがスゴイ」。第26回目では、『Doom 2』をカプコンの人気サバイバルホラーシリーズ『バイオハザード』に変えてしまうMod「Resident Evil Code Name Hunk」を紹介します。
■概要
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DooMero entertainmentが制作している本Modは、FPSタイトルである『Doom 2』を『バイオハザード』に変えてしまうもので、『バイオハザード 4』以降のTPS視点を採用。このModは未だ正式リリースはされておらず、体験版が配信されているだけですが、既に公開中の映像からわかるように、高すぎる完成度を誇っており、単なるModとは思えない出来になっています。
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以前の連載で「ゴーストバスターズ」Modを紹介した際に触れましたが、『Doom 2』は20年以上も前の作品であるため、現行のOSではほぼ動作しません。そのため、このModを動かすためには、あらかじめ「GZDoom」の導入が不可欠。少し遠回りに感じなくもないですが、プレイするためには必須なので、入れておきましょう。
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■いや、これ『バイオハザード』のスピンオフでしょ
「Resident Evil Code Name Hunk」が表すように、このModで描かれるのは『バイオハザード』シリーズの名キャラクターで死神の愛称でも知られる"ハンク"。ハンクとチームは、Dr.チャールズ・ヤングによって作られたT-ベロニカウィルスの新しいサンプルを奪うべく、Mero Cityという街に存在しているアンブレラの施設へ送り込まれた、というストーリーで、時代設定は、アンブレラが崩壊する前の2002年とのこと。
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体験版と映像でのみしか判断するしかない現状ですが、そのクオリティは確かなもの。ベースが『Doom 2』であるため、グラフィックは粗削りですが、モダンなTPS部分や、緻密なB.O.Wの再現などからは、従来のMod像とはまた違う、新たな可能性を見せてくれるものに仕上がっているのではないでしょうか。
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大胆なシステムの変更が特徴的な「Resident Evil Code Name Hunk」の体験版ダウンロードはこちらから可能。ほかにも、この作品のModを取り上げて欲しいという読者の方はぜひコメント欄にお寄せください。
※Modの導入は自己責任でお願いいたします。ゲームデータのバックアップは忘れずに