!注意!グロテスクな表現や残酷表現が苦手な方、18歳未満の方は閲覧をご遠慮下さい。
気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、GameChanger Studio開発、PC/Mac/Linux向けに3月9日発売されたシミュレーション『My Lovely Daughter』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、錬金術師シミュレーター。プレイヤーは記憶をなくした錬金術師であり、娘を亡くした父である「Faust」となり、娘を生き返らせるため禁じられた錬金術に手を染めます。娘の魂を蘇らせるためホムンクルスを作り出し、育て、交流し…そして殺すことで魂を刈り取ります。研究を続けるためには資金管理も大切。研究を進めることで記憶を徐々に取り戻し、なぜこのような事態になったのか、その謎が明らかになっていきます。
また、本作では児童労働、子供への虐待、無知の社会といった題材を扱っており、プレイヤーを不快にさせる可能性が高く、プレイする際には注意が必要ということです。
『My Lovely Daughter』は1,520円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
GameChanger Studio:皆さんこんにちは。GameChanger Studioです。私たちはインドネシア、バンテン州を拠点とする小さなインディースタジオで、2016年からPC向けにゲーム開発を行なっています。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
GameChanger Studio:『My Lovely Daughter』は、2016年末に社内で行われた小さなゲームジャム(注:ゲームクリエイターたちが集まり短時間でゲームを製作するイベント)によって誕生しました。このゲームジャムのテーマはシンプルに「F*cked Up(めちゃくちゃな、奇妙な、異常な)」でした。2017年の始め、本作がSteamにおいてGreenlight(注:以前Steam上で行われていた、リリース前のゲームにユーザーが投票するシステム。Greenlightを得ることで本格的な開発・リリースをすることができた)を得ました。また、同時期にパブリッシャーのToge Productionsと一緒に仕事を始めました。
――本作の特徴を教えてください。
GameChanger Studio:本作では、ひねられたストーリー、美しいアート、不気味な音楽、そして錬金術シミュレーションのゲームプレイを融合させ、独特な体験をプレイヤーに提供します。他のゲームではほとんど見られない特徴として、ゲームを通してプレイヤーが落ち込むということでしょう。本作はプレイヤーを悲しませ、不安にさせる意図を持って製作されています。ただ、この恐怖の裏にはより深い意味が隠されているのです。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
GameChanger Studio:本作は、開発者の一人が実際に親から受けた厳しい体験が元になっています。その開発者は、とても厳しい親が具体的な期待を子供に対してするということは、その子を殺し新たな子を産み育てるのと同様だと思ったといい、この前提を基盤として『My Lovely Daughter』は開発されました。主人公は、Faustino Barrientosから影響を受けています。彼はガウチョ(注:南米のカウボーイ)であり、46年以上孤独に暮らしていました。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Toge Productions(パブリッシャー):日本展開を計画していますが、温度感を知るためにも、まず京都で開かれる BitSummit 2018 に出展し、来場者の方の反応を見たいと思っています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
GameChanger Studio:日本の皆さん、こんにちは。すでに本作をご購入頂いた皆さん、ありがとうございます。本作を楽しんでいただけると嬉しいです。まだ本作をプレイしたことがない方は、デモ版をぜひお試しください。そして何より、 BitSummit 2018 ではぜひ私たちに会いに来てください。
――ありがとうございました。
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