気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Laser Guided Games開発、PC向けに3月29日正式リリースされたリアルストラテジーカードバトル『Golem Gates』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、リアルタイムストラテジー(RTS)とカードゲームを組み合わせた異色タイトル。「Glyphs(グリフ)」と呼ばれるカードを集めてデッキを構築。グリフに秘められた力を使い、ダークな世界で素早く戦略を練り、敵を倒していくのが特徴です。
『Golem Gates』は3,090円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Mastt Oelfke氏(以下Oelfke氏):Matt Oelfkeと言います。『Golem Gates』においてリードデザイナーとプログラマーを担当しています。Laser Guided Gamesというインディースタジオを設立する前は、Epic GamesでAAAタイトルの開発に9年ほど関わっていました。インディー開発というのは素晴らしく、やっと『Golem Gates』がリリースでき、みなさんに遊んでいただけるということで嬉しいです!
Josh Nizzi氏(以下Nizzi氏):Josh Nizziと言い、『Golem Gates』のアートリードを担当すると同時に、Hollow Earthの代表をしています。ゲーム業界では2000年から仕事を始め、『レッドファクションシリーズ』を担当しました。以来、ゲーム開発とまもなく公開される「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と言った映画製作に時間を割いています。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Oelfke氏:本作は3年ほど前、わずか2人のプログラマーが空いた時間を使って開発を始め、ゲームシステムとテクニカルな要素の実験を行いました。私たちはJosh Nizziに出会うと、彼がアートを担当してくれるということになり、最終的に開発チームは4人になりました。それから一年半かけ、全員がフルタイムで作業を行い、本作は完成しました。
Nizzi氏:初めて本作を見たときにはすでに面白く、しっかりと動作しておりとても良かったです。以来、私たちのパートナーシップはとても良いものです。
――本作の特徴を教えてください。
Oelfke氏:様々な建物やユニットをいつでも生産できる他の多くのストラテジーゲームとは違い、今作では「グリフ」と呼ばれるカードがその役割を担います。このカードは多くのカードゲームと同じように、ドローして手札として保持することになります。また、グリフは他のユニットや建物の視界に入る場所であれば設置することができるので、一人の偵察兵が敵を見つければ、それが大きな戦いに発展するということもありえます。
――本作が影響を受けている作品はありますか?
Oelfke氏:ゲームデザインという意味では、『BattleForge』、『ギルドウォーズシリーズ』、『カルドセプトシリーズ』など、既存のジャンルにカード要素を組み合わせたゲームを参考にしています。もちろん、私たちは『StarCraft』と言った、一般的なRTSもプレイしていますが、より簡単にプレイでき複雑な動きをすることができるカードゲームを作りたかったのです。
Nizzi氏:ビジュアルとしては『ダークソウルシリーズ』や映画「ブレードランナー」のような、ダークな世界観からインスピレーションを受けています。私たちは競合他社がどのようなゲームを作っているか調べ、最近はカートゥーン調の絵柄を使用したものが多いと判断し、その中で目立たせるためにもダークな世界観を採用しました。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Oelfke氏:まもなく、どの言語や機種を追加するか検討に入ります。約束することはできませんが、日本語を含む多くの言語に対応させたいと思っています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Oelfke氏:見た目も良く、簡単にプレイすることができるゲームを一生懸命開発しました。どうか本作をプレイしていただけると幸いです!
――ありがとうございました。
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