気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、4人のインディー開発者によって作られ、PS4/Xbox One/PC向けに4月3日発売されたループ脱出アドベンチャー『Minit』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、1bitドット風グラフィックで描かれる独特な世界観が特徴のアドベンチャー。「1分間で必ず死ぬ」呪いにかかった主人公がその運命に抗うため、冒険に旅立ちます。プレイヤーは何度も死んで試行錯誤を繰り返しながら、呪いからの脱出に挑むことになります。
『Minit』は980円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Jan Willem Nijman氏(以下Nijman氏):私はJan Willem Nijmanで、『Minit』を開発した4人のうちの一人です。他の3人は、Kitty Calis、Jukio Kallio、そしてDominik Johannです。私たちは皆、ゲーム業界で多様な背景を持っています。Kittyは『Horizon Zero Dawn』のプロデューサーですし、私はVlambeerというインディースタジオを共同設立し、『Nuclear Throne』と言ったゲームを作っています。Jukioは様々なインディーゲーム向けに音楽を作っており、Dominikは自身のスタジオであるCrows Crows CrowsにおいてVRゲームを開発しています。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Nijman氏:Kittyと私の2人が一年と少し前ぐらいから開発を開始し、その後すぐDominikとJukioが参加しました。本作のアイデアは、毎エピソードで全く異なる冒険が展開するアニメ「アドベンチャー・タイム」をベースとしたゲームを、Kittyと私がゲームジャム(注:短時間でゲームを開発するイベント)で作ったことによります。私たちはこのアニメが大好きだったこともあり、1分毎に全く異なる冒険ができるゲームを作りたいと思ったのです。
――本作の特徴を教えてください。
Nijman氏:本作は、主人公が呪われた剣を浜辺で拾うところから始まります。それから、60秒毎に死が訪れます。この1分間のループの中で、プレイヤーは世界を冒険し、パズルを解き、敵を倒さなくてはなりません。カギとなるのは、進行状況はリセットされず、アイテムもキープできるということです。そのため、次の一生では新しい技を使ったり、開いておいたショートカットを使用することができるのです。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Nijman氏:上で述べたように、「アドベンチャー・タイム」から多少影響を受けています(それに『ゼルダの伝説シリーズ』も明らかですね)。その他の多くの部分は我々の人生、そして今まで訪れた場所から影響を受けています。本作は細かな要素が多く詰め込まれたゲームで、それこそ私たちが本作に注力した部分でもあります。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Nijman氏:はい、現在作業中ですよ!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Nijman氏:『Minit』に興味を持っていただき、ありがとうございます。この呪われた小さな世界を楽しんで頂けると幸いです!大丈夫。最終的には全部うまくいきますよ。
――ありがとうございました。
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