気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Midnight Hub開発、PC向けに5月11日リリースされたパズルADV『Lake Ridden』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、一人称視点のパズルアドベンチャー。ストーリーの流れに沿いながら、綺麗なグラフィックで描かれた世界でパズルを解き、謎を解き明かします。プレイヤーは1988年を生きる13歳の少女Marieとなり、秋の兆しが見え始めた夏の終わり、妹とその友達と一緒に米国メイン州へとキャンプに出かけます。しかし口論の末、突如姿を消してしまった妹。捜索を行う中、少女は忘れ去られた屋敷を発見します。
『Lake Ridden』は1,980円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Sara:Midnight HubのCEOを務めるSaraです。私たちのチームは5人の開発者の集まりです。『Lake Ridden』の開発には2年半かかったのですが、開発を始める前には『Minecraft』の開発や、Massive社やParadox社と行ったゲーム会社で仕事をしていました。私たちはスウェーデンに拠点を構える小さなインディースタジオです。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Sara:私たちが大手のゲーム会社を辞め、このMidnight Hubを開設したのが2015年12月です。『Lake Ridden』を発表したのが2016年の春になります。私たちは『Myst』、『The Vanishing of Ethan Carter』と言った一人称視点のパズルゲームにインスパイアされたパズルゲームを作りたいと思っていました。パズル、探索、ミステリーに焦点を当てたゲームを作るのが好きなのです。
――本作の特徴を教えてください。
Sara:1988年、プレイヤーは米国メイン州でキャンプをしていた妹を探す13歳の少女、Marieとなります。本作ではトリッキーなパズルに焦点を当てており、暴力描写は一切ありません。本作では自然描写がゲーム体験においてとても重要な部分を占めることから、多くの時間と労力を費やしています。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Sara:『Myst』と『The Vanishing of Ethan Carter』から大きな影響を受けていますし、現実世界の森の中にいる感覚からも影響を受けています。開発チームの2人は生物学と自然が大好きなのです。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Sara:可能な限りその可能性について検討させていただきたいと思っています!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Sara:『Lake Ridden』はSteam上のランキングでも、(注:ご回答いただいた時点で)ほぼ一週間にわたり上位に位置しています。レビューでも95%の好意的な反応をいただいており、とても興奮しています!私たちは大きな会社をやめ小さなスタジオを開設した際、一緒に何かを作ろうと夢見ました。そして苦労して完成させた本作を、プレイヤーの皆さんが楽しんでいただけているというのは本当に素晴らしいことです!ぜひ『Lake Ridden』を楽しんでいただきたいと思っています!
――ありがとうございました。
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