気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Gold5Games開発、PC向けに7月27日リリースされたゴルフパズル『Arcane Golf』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ファンタジーな世界を舞台とした横視点のゴルフパズルゲーム。テレポーターやスライムといった様々なギミックがあるダンジョンの中を、ボールが跳び回ります。200のステージが用意され、操作はマウスのみというシンプルなもの。記事執筆時点で日本語には対応していません。
『Arcane Golf』は930円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Gold5Games:Gold5Gamesは二人のスタッフで活動しています。アーティスト兼プログラマーのStevenと、ミュージシャンのGregです。私たち二人で『Arcane Golf』のすべてのステージを作りました。
――本作の特徴を教えてください。
Gold5Games:モバイルゲームが流行り始めてから、多くのミニチュアゴルフゲームが登場してきましたが、PCでリリースされるものはほとんどありませんでした。こういった点から、私たちは他とは違う「視点」のゲームを作ろうと思ったのです。そのため、本作はいわゆる俯瞰視点のゴルフゲームではなく、『スーパーマリオブラザーズ』のような2Dアクションのような見た目になっています。本作ではある意味ボールがメインキャラクターであり、数々のパワーアップが命を吹き込みます。プレイヤーはこのボールを跳ばすだけでなく、飛行させたり、テレポートさせたり、壁を通り抜けるゴーストにしたりと、いろいろなことをすることができます。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Gold5Games:私たち二人は好きなものが似ていて、若かった頃に遊んだ任天堂ハードのゲームからたくさんのものを得ています。例えば、本作の森の遺跡エリアは、『ゼルダの伝説』シリーズの屋外探索パートの感覚を思い起こさせるように作っています。罠やモンスターはファンタジーRPGからの影響を受けていますし、ラストダンジョンでは昔のゲームのオマージュをたくさん盛り込んでいます。よく見てみると、マリオ、ソニック、ロックマン、テトリス、そしてパックマンといったものを発見できますよ。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Gold5Games:本作のリリース以来、いくつかの翻訳会社からオファーをいただいています。本作が成功したら、もっと多くの言語への対応もしたいと思っています。二人でやっているチームなので多言語対応はなかなか難しいですが、ゲーム自体、特に本作のようなゲームは、世界共通の「言語」だと思っています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Gold5Games:私たちにインスピレーションをくれたゲームは、どれも日本人によって作られたゲームです。私たちも本作で同様のことを日本人の方たちにでき、良い影響を与えることができれば嬉しいです。また、すでに本作をご購入いただいた日本人の方々には、感謝の言葉を伝えたいです。リリースから早い段階で私たちをサポートしていただき、ありがとうございます。
――ありがとうございました。
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