◆リメイクには見逃せない要素も多数!『ラングリッサーI&II』ならではの特徴をチェック
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『ラングリッサーI&II』をプレイするにあたり、オリジナル版のひとつとなる『デア ラングリッサー』を改めて触ってみました。メガドライブ版じゃない事情は、お察しの通りです・・・。
リメイクされて見た目が洗練されたのは当然ですが、まず画面比が16:9になったことで広く戦況を確認できるようになったのは、大きなポイントでしょう。『デア ラングリッサー』では画面内に収まるマスが横方向に11ほどでしたが、『ラングリッサーI&II』では16に増加。約1.5倍は、かなりの違いです。戦略が立てやすいだけでなく、“大軍同士の戦い”がより強く感じられ、臨場感の向上にも一役買っています。
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指揮官1人に複数の傭兵を引き連れるゲームなので、一般的なシミュレーションRPGと比べ、回数的な意味で移動にやや時間がかかります。この煩わしさを軽減するために、傭兵の行動をAIに任せることも可能ですが、このAI移動は実にスムーズ。敵も同様に移動しますが、こちらもサクサクと動いてくれるため、ストレスが溜まるといった印象はありません。
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もっとも、AIの移動については『デア ラングリッサー』も優秀なので、「大きく進化!」と言うよりは、「順当に受け継いでいるのでご安心を」という表現の方が近いかもしれません。ですが、戦闘全般では『デア ラングリッサー』でいくらか重さを感じたものの、『ラングリッサーI&II』はバトルもスムーズ。しかも、「戦闘スキップ」がコンフィグに用意されているので、時短プレイも可能です。個人的には、戦場感が増す戦闘シーンも是非見て欲しいところですが、プレイスタイルに応じて調整できるのは利点のひとつでしょう。
戦闘や移動に限らず、システム周りは反応も軽快で、テンポを阻害することはほぼ皆無。システムメニューも使いやすく改善されていますし、テキストのスキップなどもあるため、フルボイスをじっくり楽しむのもよし、飛ばしてバトルに集中するもまたよしです。
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そして、新規ファンには遊び応えになりますし、シリーズファンも見逃せないのが、シナリオの新ルート追加。『ラングリッサーI&II』のオリジナル版となる『ラングリッサー』と『ラングリッサーII』は、いずれもシナリオは一本道でした。その後、『II』のパワーアップ版となる『デア ラングリッサー』でシナリオが多様化し、様々なルートへの分岐が追加されて好評を博したのです。
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この進化が、本作に収録されている初代『ラングリッサー』にも及んでいます。しかも追加された新ルートには、新たなヒロイン「ベティ」(CV:東城日沙子)が登場するなど、本作でしか味わえないプレイ体験を提供。新規ユーザーは、マルチエンディングのシミュレーションRPGを、まっさらな気持ちで2本分遊べますし、シリーズファンにとっても初体験の新展開に挑むことができるのです。
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また、刺激は新要素だけではありません。あの『超兄貴』とのコラボステージが、この『ラングリッサーI&II』にも登場。フルボイス化の恩恵を、「アドン」(CV:杉田智和)と「サムソン」(CV:マフィア梶田)も受けており、シリーズファンに向けたサービスも手抜かりのない全力疾走ぶりを見せつけてくれます。
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そして、シリーズファンならば「クラシックモード」も外せないポイントになります。本作のキャラクターデザインは凪良氏が担当していますが、このクラシックモードに切り替えると、うるし原智志氏によるイラストに変更できるのです(本記事内の画像も、ほぼクラシックモードに切り替え)。タイトル画面まで、うるし原氏のイラストに差し替えられる力の入れようです。さらに、マップ画面もドット画風になるなど、キャラクターだけでなくゲーム全体の雰囲気を一変させることも可能です。
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ただし、クラシックモードには注意点がひとつだけあります。このモードは、初回生産分の封入特典となるダウンロード番号が必須。そして、現段階では特典での配布のみとなっています。初回生産分を逃すと、クラシックモードが遊べない可能性が高いので、購入判断を先送りにしていた方は早めに決断し、初回生産分かどうか確認した上で購入しましょう! もちろん、プレイ環境の選択肢が増えるのは、新規ユーザーにとっても悪い話ではありません。同様に、早めのご判断を!
◆『ラングリッサーI&II』を買うかどうか悩んでいるなら、まずはモバイル版から遊ぶのも一つの手
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『ラングリッサー』シリーズ共通の魅力や、『ラングリッサーI&II』のポイントなどを紹介してきましたが、購入するかどうか、その判断は慎重に下したいという人もいることでしょう。
そんな方は、まず『ラングリッサー モバイル』から、本シリーズに触れてみるのも一興かと思います。先日正式サービスが始まった『ラングリッサー モバイル』は、シリーズ初となるスマホ向けの新作アプリ。本シリーズの歴代キャラクターはもちろんのこと、各作品を追体験できるシナリオも収録されています。
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スマホ向けに最適化されているため、ゲーム性などは『ラングリッサーI&II』と異なる部分もありますが、継承されている魅力もしっかりとありますし、価格も基本無料(アイテム課金制)なので、シリーズへの入門用やお試しにも適しています。
手軽にどこでも遊べる『ラングリッサー モバイル』、名作を更に遊びやすく魅力的に彩った『ラングリッサーI&II』。人気シリーズの勢いは、今新たな局面を迎えつつあります。この波に乗り、更なる展開が訪れることを、シリーズファンの一人としても期待するばかり。そのためにも、また布教に勤しまなければ。今は『ラングリッサー モバイル』があるから、ソフトは貸さなくても大丈夫・・・ああ、2019年で良かった!
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(C)extreme (C)Chara-ani Corporation 2019
(C)Zlongame Co.,LTD (C)extreme
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