気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Epitasis Games開発、PC/Mac向けに5月1日リリースされたパズルアドベンチャー『Epitasis』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、美しいエイリアンの惑星が舞台のパズルアドベンチャー。エイリアンの機械の使い方を学んだりしながらパズルを解き、失われた文明の運命を解き明かしていきます。カラフルでノンリニアな世界を自由に旅することが可能。日本語にも対応済みです。
『Epitasis』は2,050円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Lucas Govatos氏(以下Govatos氏)Epitasis GamesのソロデベロッパーのLucas Govatosです。私は熱心なゲーム開発者であり学生で、コンピュータサイエンスを勉強しながら、時間があるときにゲーム開発を行なっています。本作の開発にはおよそ3年を費やしてきました。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Govatos氏本作の開発は、私がベセスダ・ソフトワークスでのQAテスターの仕事が終わった直後である2016年に始まりました。それまでもUnreal Engine 4を使いながら、時間があるときにプロトタイプの開発を続けていたのですが、大学を卒業するために仕事をやめようと決めたとき、これまで作ってきたもののうち、のちに本作となるプロトタイプを仕上げようと思ったのです。驚くことに、本作はもともとホラーゲームでした。しかし黒と灰色だらけの環境に飽きてしまい、すごくカラフルなものに作り変えようと決めたのです。
――本作の特徴を教えてください。
Govatos氏本作はそのアートスタイルと雰囲気が特徴的です。エイリアンの美しい惑星において、ミニマリズムとカラフルな体験を提供します。本作では惑星の動きに合わせた時間の経過が存在し、雨や霧といった天気や、雲が空を覆うこともあります。本作の開発においては、とにかく探索しがいがあり、プレイヤーがぶらぶら歩いて没入感を得られる、クールな世界の構築に全力を注ぎました。
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――本作が影響を受けた作品はありますか?
Govatos氏本作は、『The Talos Principle』『FEZ』『Myst』といった素晴らしいゲームからたくさんの影響を受けていますし、「コンタクト」のような映画からの影響もあります。上で述べた3作品のうち、ゲームプレイは『The Talos Principle』に似ています。本作で、プレイヤーはレーザーを操り機械に電力を供給し、コントロールパネルを使って周りにあるパーツを集め、敵対するドローンなどのセキュリティシステムに干渉します。また、本作ではエイリアンの言語も登場し、プレイヤーは(良い頭と鉛筆と紙があれば)英語に翻訳することもできますよ!
――本作の日本語対応について教えてください。
Govatos氏本作はすでに日本語対応済みです!まだSteamストアページはちゃんとローカライズできていないのですが、ゲーム内のすべてのテキストはとても素晴らしい会社Level Up Translationが担当しています!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Govatos氏本作をご購入いただいたすべての方が、本作を楽しんでいただけると嬉しいです。平均3~4時間でクリアでき、とても雰囲気の良いパズルと探索を体験できます。もしあなたがエイリアンの惑星において、美しい景色の中を歩いたり、カジュアルなパズルを解くのが好きならば、本作はぴったりですよ!
――ありがとうございました。
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