気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Turbo Pelvis 3000開発、PC向けに5月22日リリースされたローグライト宇宙船バトル『Fission Superstar X』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、冥王星から地球までを旅するローグライト。アンロック可能な9つの宇宙船、人間から宇宙人まで100人以上の乗組員、平凡なものから異常なものまで64種類の武器、20以上の異なる環境、そしてスカベンジャーやファシスト宇宙猫、巨大な昆虫のような70種類以上の敵などを特徴としています。記事執筆時点では日本語未対応。
『Fission Superstar X』は1,520円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Philippe Doyon氏(以下Doyon氏)こんにちは、本作のクリエイターのPhilippe Doyonです。私は3Dモデラーでありイラストレーターで、これまで大小様々なプロジェクトに20年間携わってきました。数年前、Jean-Sebastien Royerと一緒にひどく攻撃的でめちゃくちゃ暴力的なローグライト『Death Skid Marks』をリリースしました。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Doyon氏本作の開発は2年前、パートタイムのプロジェクトとしてスタートしました。本作に使われている「Clickteam Fusion」というエンジンはイベントベースのコードにより、私の基礎的なプログラミングスキルでもほとんど何でもできるようになっています。そのおかげで、私一人でデザイン、コーディング、サウンド、アートをやっています。私はプログラミング以上に音楽が苦手なので、サウンドトラックはミュージシャンのMathieu Gamacheが担当しました。スタジオの運営はMichaelle Bouchardが行なっています。
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――本作の特徴を教えてください。
Doyon氏まず、本作は弾幕ゲームではありません!本作は、位置どりが大事になるタクティカルスペースシューターです。宇宙船はゆっくりしており、ある程度の角度をカバーするタレットに覆われており、攻撃から身を守るシールドも備えています。プレイを通して、プレイヤーは宇宙船や乗組員のアップグレードをすることができたり武器を替えたりできますので、軽いRPG要素もありますね。
本作のアートは最終的にかなり独特でわかりやすくなりました。とてもカラフルでシリアスになりすぎず、クレイジーな雰囲気を持ったドット絵になっています。サウンドトラックの作曲者も素晴らしい仕事をし、チップチューンのようでありながら、より新鮮で複雑なものになっています。しかも、彼はすべてのサウンドトラックを2台のニンテンドー3DSだけで作りました。本作のサウンドトラックを気に入らない人なんていないでしょう。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Doyon氏本作は『Death Skid Marks』の直接的な続編になりますが、舞台は宇宙です。しかしデザインを一から作っているので、結果的にかなり毛色の異なるものになりました。ビジュアルは、私がいつもやっている仕事の影響が多くあります。「レンとスティンピー」、サイモン・ビズレー、ジェイミー・ヒューレット、ジャン・ジローらにインスパイアされ、その影響がドット絵の「フェイクレトロ」として本作に登場します。もちろん、ゲームプレイ面で他のローグライト作品からの影響はあります。一番明らかなのは『FTL: Faster Than Light』ですね。また、私はB級映画の大ファンなので、この感覚も本作に登場します。「Starcrash」や、「ZOMBIO/死霊のしたたり」のようにマッドサイエンティストが登場する映画、そしてDr. Leopoldの名前は「ZAAT」から取っています!名前を取っただけですが。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Doyon氏現時点で日本語対応の予定はありません。しかし、すべてが順調に行けば可能性はあるでしょう。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Doyon氏私のたわごとを読んでいただき、ありがとうございます。個性豊かで、素晴らしいゲームをプレイし続けてください!私たちのスタジオが目指すものを、皆さんにも気に入っていただけると嬉しいです。
――ありがとうございました。
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