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『リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)』の新ゲームモードであり、PBEでテスト中の「チームファイトタクティクス(以下、TFT)」。その注目度はとてつもなく高く、いわゆる「テストサーバー」であるところのPBEのログイン順番待ちは、なんと20時間を超えることもあります。
パッチ9.13での実装を目前に控え、さらなる盛り上がりが予測されるTFT。今回は、そんなTFTを予習しておきたいプレイヤーの皆さんのために、初心者攻略ガイドをお届けします。とはいえ現在テスト中のゲームですので、実装時には仕様が変わってしまうかもしれない、という点はご注意ください!
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TFTは今までの『LoL』のゲームモードとはひと味もふた味も違います。と、いうのも(詳しくは前回のレポート記事をご参照ください)TFTは、『Dota Auto Chess』に影響を受けて作られたオートバトル系のゲームだからです。『LoL』に必要な反射神経や知識はほとんど必要なく、プレイ感覚としてはボードゲームに近いです。おおまかなプレイングも『Dota Auto Chess』を踏襲しているので、『Dota Auto Chess』や『Auto Chess』、『Dota Underlords』など同ジャンルのゲームをやり込んでいるプレイヤーの皆さんにとっては、しばらく「そんなの当たり前」というような説明が続くと思われます。ご存知の方はひとまず我慢してください!
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TFTというモードは「ドラフトラウンド」から幕を開けます。画面真ん中をぐるぐると回るチャンピオン(以下、「駒」)から早いもの勝ちで一つを選び、自分の手駒にすることができます。試合序盤に強いとされる駒に人気が集まりがちですが、自アバターの初期位置など運要素もあるので、それほど深刻にとらえなくても大丈夫です。
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ドラフトラウンドが終わるとメインとなるゲーム画面に入ります。本稿では、この画面のことを「盤面」と呼びます。TFTというゲームは、簡単に言えば駒を選んで入手し、それを盤面に並べるというゲームです。当然ですが、大まかには他のオートバトル系ゲームと同じですね。
「駒を購入して並べるフェーズ」と「対戦相手またはNPCと戦闘するフェーズ」を交互に繰り返します。戦闘に勝利すると対戦相手のHPを削ることができ、敗北すると逆にHPが削られてしまいます。ダメージを受け続け、自分のHPが0になったら敗北となります。
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ドラフトラウンド以外の通常ラウンドでは、画面下のショップから駒を選んで購入していきます。すべての駒には「オリジン」と「クラス」と呼ばれる要素があります。同じクラスや同じオリジンを集めて盤面に配置することでシナジー効果が発動し、強くなっていきます。例外はありますが、この「オリジン」「クラス」を意識して駒を揃えていくことが「TFT」ひいては「オートバトルジャンル」入門の第一歩目です。
発動しているシナジー、あるいは発動しそうなシナジーは画面の左に常に表示されていますので、次にどの駒を買えばいいかなどの戦略を考えられます。購入した駒の持つオリジンやクラスを再確認したい際は、駒を右クリックしましょう。
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また、同じ駒を3つ集めると駒のレベルを上げることができます。画面真ん中にある「グレイブス」の駒の上に「★★」と表示されているのが分かると思いますが、これは「グレイブスの駒を3つ揃えて合体強化した」というような状態です。
レベルは★の数で表現され、最大で★3まで上げることができます。★3の駒を作るには、合計で9つの同じ駒が必要になりますから、なかなかに困難な道のりになるでしょう。苦労する分、★3の駒はかなり頼もしい戦力になってくれます。イケると踏んだら目指してみるのも一興です。
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駒を購入するためには「ゴールド」が必要になります。「ゴールド」を獲得できる収入源は、全プレイヤーが毎ターン平等に入手できる「自動獲得ゴールド」、連勝したり連敗したりすると得られる「連勝/連敗ボーナス」、所持金10ゴールドにつき1ゴールド得られ、最大5ゴールドまで累積する「所持ボーナス」の3種類。また、購入した駒を売却してゴールドを得ることもできます。所持ゴールド欄にマウスオーバーすると収入の内訳が分かるのでこまめにチェックしておきましょう。
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ゴールドは、プレイヤーのレベルを上昇させる「XP」の購入にも使用できます。プレイヤーレベル=場に置ける駒の数であり、最大9まで上昇可能。価格は4XP/4ゴールドですので、ゲージをよく見ながら切りの良いラウンドで購入していきましょう。「相手より置ける駒がひとつ多い」というのはかなり有利なのでお金を払ってXPを得ることはホントに大切なのですが、「利子ボーナスを維持したい」というジレンマとも向き合っていかないとならないのが、このジャンルのゲームの醍醐味だったりもします。
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TFTの最大の特色は、最初にも触れた「ドラフトラウンド」です。「ドラフトラウンド」は数ラウンド毎に行われます。最初のドラフトラウンド以外では、順位が下位のプレイヤーから順に駒を選んでいくことになります。無料で入手できるので「欲しい駒がない場合は高級な駒をとりあえず入手して、あとで売却する」というような手段を選ぶのもアリです。
また、ドラフトラウンドに登場する駒は全員アイテムを装備しているので、アイテム目当てでピックするということも考えられます。そんな応用テクニックもあるよということで、ゲームに慣れてきたら実践してみてもいいでしょう。
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アイテムには、基本アイテムと派生アイテムの2種類があります。同じ駒に基本アイテムを2つ持たせると必ず合成され、強力な派生アイテムへと進化させられます。詳しい説明をしていくと初心者向けガイドの域を越えるので今回は割愛しますが、TFTというゲームはアイテムの効果が劇的なので、しっかり勝っていきたいならアイテムの合成や効果を覚えるのは必須だと感じました。アイテムの重要度は他の同種のゲームよりもかなり高いです。
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『Dota Auto Chess』との大きい違いはドラフトラウンド以外にもあります。駒を配置するマス目がチェス盤のような四角形ではなく、六角形であるという点です。初心者のうちはあまり意識しなくても大丈夫ですが、上を目指したいプレイヤーは斜めの形に前線が築かれやすいということを留意しておきましょう。
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TFTは、プレイするのは簡単でありながら、やり込めばやり込むほど深みを増すゲームです。今もファンコミュニティーの間で攻略が進んでいる段階ですし、筆者も攻略メモをエクセルでまとめたりしてプレイしていましたが、そういう時間もなかなか楽しいものでした。大丈夫、基本さえ押さえれば、あなたもきっとTFTで勝利できるはずです。そして、この記事を読んだみなさんならきっとライブサーバー実装のタイミングで有利を取れるに違いありません! 「チームファイトタクティクス」を一緒に楽しんでいきましょう!