気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Hungry Bear Games開発、PC/Linux向けに5月28日リリースされたゲームボーイ風2Dアクション『Dogurai』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ゲームボーイ風のグラフィックと音楽が特徴の2Dアクション。ディストピアな未来を舞台に、犬(Dog)のサムライ(Samurai)がロボットたちを相手に戦います。環境やギミックの異なる8つのステージを用意。記事執筆時点では日本語未対応です。
『Dogurai』は1,010円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Matheus2人で活動しているThe Hungry Bearです。私(Matheus)がプログラマーで、Thiagoがゲームデザイナーを担当しています。しかしプロジェクトによっては相乗効果を期待し、他の人たちともよく協力しています。本作においては私たちの親友Rafaelと協力し、彼には本作のサウンドトラックを担当してもらいました。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Matheus本作の開発は2014年、GBJam2014で始まりました。これはゲームボーイの色数とスクリーンサイズに限定されたゲームジャムです。私たちは5日か6日で本作の初バージョンを作りましたが(ゲームジャムは10日間)、今のものとは比べられないほど粗末なものでした。2015年の終わり頃、別の大きなプロジェクトを中止し、本作を完成させることとしました。私たちの初の商業タイトルとなるものだったので、大きすぎない方が良いと判断したのです。その後、年の始めに本作をSteam Greenlightに乗せ、一ヶ月でこれが成功しました。
開発中は色々なことがありました。ゲームデザイナーの彼は本職の方を失ったので、今後はゲームだけで生きていければ良いなと思っています。(笑)
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――本作の特徴を教えてください。
Matheus本作は古典的な2Dアクションから多大な影響を受けていますが、多少現代的なデザインにしようと試みています。また、武器アップグレードは無しにし、代わりにシステム的に様々なものを用意しています。滑る氷の床や、乗ることができるバイク、崩れるタイル、動く床…そして異なる攻撃パターンを持つキャラクターもアンロックできます。何より、どのステージもユニークなボスバトルが待ち構えていますよ。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Matheus一番のインスピレーションの源は『ロックマン』シリーズですが、より細かく言うと『ロックマンゼロ』シリーズです。他にも多くの2Dアクションゲームから影響を受けており、これは開発メンバーがそれぞれ好きなアクションゲームが異なるからです。『ソニック』の影響も少しありますし、ほんの少しですが『メトロイド』の影響もあります。でも、何より『ロックマン』ですね。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Matheus計画はあるのですが、まずはとある問題を解決しなくてはいけません。本作では自分たちで作ったフォントを使用しており、一文字あたり5x6ドットぐらいで描かれているのですが、この小ささでは漢字が描けません。それに加え、私たちは日本語がわかりませんので、たくさんの手助けが必要になるでしょう。しかし、可能な限り多くの言語に翻訳したいとは思っています!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Matheusこんにちは!飼っている犬にご褒美をあげてくださいね。
――ありがとうございました。
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