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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Steppe Hare Studio開発、PC向けに9月24日正式リリースされた一人称ホラー『Palmyra Orphanage』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、廃墟となった孤児院が舞台の一人称ホラー。ライターを片手にアイテムを集めながら探索していくゲーム内容で、ステルス要素やマルチエンディングも採用しています。記事執筆時点では日本語未対応。
『Palmyra Orphanage』は620円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Zarifこんにちは!私たちはロシアの小さな村アストラハン出身の3人で活動しています。ゲーム開発を始める前、私たちは皆、今とはまったく異なる仕事をしていました。道路の舗装、不動産、Webデザイナーといったものなどです。しかしゲーム開発はずっと私たちの夢でしたので、機会が来ると私たちは一致団結し、自分たちのスタジオを立ち上げたのです。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Zarif私たちのPCデビュー作は『Irony Of Nightmare』で、これはクリスマスをテーマにしたホラー作品でした。その後、私たちは異なるジャンルにも挑戦しようと思ったのです。数年間、様々なゲーム開発に取り組んだ後、私たちは自分たちのデビュー作と今の自分たちのスキルを比較してみたいと思いましたので、次の作品はホラーにしようと決めました。本作の開発が始まったのはおよそ一年前です。
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――本作の特徴を教えてください。
Zarif本作は閉所恐怖症をテーマにしたホラーで、廃墟の孤児院を舞台としています。90年代の出来事ということで、この時代は私たちの国にとって厳しい時代でした。この経験により、私たちは暗く憂鬱なソビエト連邦崩壊後の雰囲気を描いています。プレイヤーは自分が育った場所に帰り、いなくなってしまった兄弟を見つけるため、秘密を明らかにしなくてはいけません。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Zarifホラーというジャンルの古典的作品(『サイレントヒル』や『Amnesia』)をプレイし、恐怖とミステリーの感覚を学びました。しかし、私たちが主に影響を受けたのは、孤児院で実際に起きた児童虐待の話です。本作においては、これらの悲惨な話を再現しようと試みました。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Zarif現時点で日本語化の計画はありませんが、ここ数ヶ月の間に素晴らしい翻訳家たちとの出会いがあり、中国語と英語に対応させることができました。これによりローカライズ作業にも慣れてきましたので、今後リリースするゲームではより多くの言語に対応させたいと思っています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Zarif「食戟のソーマ」の新シーズンがまもなく始まると聞きました。私たちのプログラマーとその奥さんがとても楽しみにしています。それと、どなたかONEさんを起こしてください。「ワンパンマン」の新巻が出ないと仕事が手につきません。
――ありがとうございました。
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