気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Tortuga Team開発、PC/Apple Arcade向けに10月1日リリースされたSFストラテジー『Spaceland』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、クォータービューのターン制SFストラテジー。個性豊かな7人のファイターで構成されるスペースレンジャー部隊が謎の惑星に降り立ち、SF黄金時代を思わせるストーリーが描かれます。日本語にも対応済み。
『Spaceland』は1,520円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Tortuga Team我々Tortuga Teamは生き生きとした思い出に残るゲームを作ることを目標とする開発チームです。私たちはゲームが大好きですが、それ以上にゲームを作ることが大好きです。ゲーム業界での長い経験はありませんが、ゲーム開発というのは日々変化するクリエイティブな仕事であり、チームメンバーそれぞれが自分のビジョンを形にし、一本のゲームというものを作り上げるものだと思っています。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Tortuga Team本作の開発は4年前、小さなプロトタイプから始まりました。私たちは『Braveland』(三部作)というファンタジーストラテジーを作ったので、次はSFを舞台とするものを作ってみたいと思ったのです。
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――本作の特徴を教えてください。
Tortuga Team本作のメインコンセプトは、昔の『XCOM』や『Incubation』のような昔ながらのバトルシステムを現代的に蘇らせるというものでした。本作は展開が早く、『Into the Breach』のようなパズル要素も多く含んでいます。『ファイアーエムブレム』や『ファイナルファンタジータクティクス』なども忘れてはなりません。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Tortuga Team米国SFの黄金時代であるロバート・A・ハインライン、ロバート・シェクリイ、アイザック・アシモフらから多大な影響を受けました。ビジュアルスタイルは「スターシップ・トゥルーパーズ」「遊星からの物体X」「エイリアン」、そしてもちろんたくさんのゲームからの影響もあります。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Tortuga Teamもしあなたが昔ながらのストラテジーやJRPGスタイルのセリフによるストーリー主導のゲームが好きならば、本作を楽しんでいただけるのではないでしょうか。それに、私たちの2Dアーティストはアニメの大ファンです。そのおかげもあり、各キャラクターの絵がとても良いものになりました。皆さんに気に入っていただけると嬉しいです。
――ありがとうございました。
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なお、本連載では通常のインタビューとは異なり、すべてのデベロッパーに同一の質問をすることで、各タイトルの比較をしやすくしています。他の連載記事も合わせてお楽しみください。