気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Mooneye Studios開発、PC/PS4/Xbox One向けに11月22日(PS4版は11月25日)リリースされた自然アドベンチャー『ロスト・エンバー(Lost Ember)』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作では、他の動物へと姿を変えられる能力「魂替え」を持つ一匹のオオカミが、古代人として前世を生きた魂と共に美しい自然の中を探索。古代人が残した足跡を辿り、世界を破滅へ導いた忠誠と裏切りの物語を明らかにしていきます。字幕だけでなく、音声も日本語に対応済み。
『ロスト・エンバー』は2,990円で配信中(PC(Steam/GOG.com)、PS4、Xbox One)。
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――まずは自己紹介をお願いします。
SinikkaSinikkaです。本作を開発した小さな5人チームでプロデューサーを担当しています。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Sinikka私がこのチームに参加したのは3年前です。しかし他の4人の同僚は5年前に大学で知り合い、その時に会社を立ち上げました。人間を中心に据えたゲームとは異なるものを作りたい、というアイデアは彼らによるものです。
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――本作の特徴を教えてください。
Sinikka本作では二つの対比する物語が描かれます。一つは過去に起こったもので、終焉を迎えた人間の文明に関するものです。もう一つは、人間の物語を解き明かすために共に旅する2匹(?)の友情の物語です。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Sinikka私たちがそれぞれ大きな影響を受けたのは『風ノ旅ビト』のようなゲームです。雰囲気や感情といった「体験」においては色々なものから影響を受けましたが、挑戦、暴力、パズルというものは本作にありません。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Sinikka日本のファンの皆さんはとても大切なので、日本語のフルローカライズを実施しました。私たちは一度しか日本に行ったことがないのですが、京都のBitSummitではまさに最高の時間を過ごせましたし、2020年にはぜひ日本のコミュニティにも会いに行きたいと思っています。BitSummitはこれまで行ったイベントの中でも一番のお気に入りなので、5月にはまた京都に行きたいです。
――ありがとうございました。
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◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に200を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。