気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Skookum Arts開発、PC向けに1月30日にリリースされた2.5Dスクロールパズル『The Pedestrian』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、美麗な3Dグラフィックの中で楽しむ、2.5Dのスライドスクロールパズルゲーム。ギミックを動かしつつ、様々なアイテムを持ち運んだり移動させたりしながら、パズルのパネル同士の正しい繋がりを自分で探していくユニークなシステムが特徴です。
『The Pedestrian』は、2,050円で配信中。無料でプレイできるデモ版も提供されています。また、Game*Sparkでは「爆速プレイレポ」として本作のゲームプレイを紹介しています。
――まずは自己紹介をお願いします。
Skookum Artsどうも！ Skookum Artsです。アーティストのDaniel、プログラマーのJed、レベルデザイナーのJoelで構成されたチームです。3人ともアメリカ・オハイオ州の小さな町で一緒に育った仲で、DanielとJedは兄弟。Joelは古くからの共通の友人です。若い頃はよく、人生でやってみたいたくさんのビッグアイデアについて語り合いました。いつも自分のために働いてクリエイティブなモノに取り組んでいくことを夢見ていたのです。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか？
Skookum Arts開発が始まったのは2014年のころです。『The Pedestrian』はゲーム開発における創造意欲の放出先として、小さなサイドプロジェクトのようなものにする予定でした。しかしながら、開発中に当初意図していた内容よりも遥かに大きな作品になることに気付いたのです。また、本作はUnityで開発しています。当時はUnityが唯一の無料ゲームエンジンだったためです。
――本作の特徴を教えてください。
Skookum Arts『The Pedestrian』は案内標識世界における2.5Dパズルプラットフォーマーです。プレイヤーは標識内にいる2Dキャラクターの歩行者となり、カラフルで活気のある3Dマップを攻略します。パズルを解き、ドアを繋げ、街中のピースを集めていくのです。隠された物語を発見したり、サウンドトラックに浸ることもできますよ。
――本作が影響を受けた作品はありますか？
Skookum Arts『Portal』や『The Talos Principle』、『The Witness』ですね。『The Pedestrian』はそれらのゲームのような体験を更に斬新に、面白く、楽しみやすいようにすることが目的でした。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Skookum Arts私達は、誰もが理解して体験できるゲームを目指していました。これこそが、テキストの存在しないゲームを生み出して、言語の壁を取り除く道を選んだ理由です。日本のゲーマーが『The Pedestrian』をプレイしてどんなことを感じるのか興味津々ですし、楽しんでもらえると嬉しいです。
――ありがとうございました。
◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に250を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
