!注意!グロテスクな表現や残酷表現が苦手な方、18歳未満の方は閲覧をご遠慮下さい。
今回は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが贈るPlayStation 4向けソフト『Ghost of Tsushima』です。
本作は、蒙古襲来の危機が迫る十三世紀後半の対馬を舞台に、境井仁をはじめとした武士とモンゴル軍との戦いを描いたオープンワールド時代劇アクションアドベンチャーです。
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本作同様に、時代劇アクションの『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』にハマっていた僕は、プレイする前からウキウキ!歴史はあまり詳しくないのですが、侍が登場する時代劇が単純に格好良くて大好きなんです。
奪われた故郷を取り戻せ!武士VS蒙古兵
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時は文永、東方世界の征服を目論むモンゴル帝国により、対馬は侵攻を受けていた。
集結した対馬の武士団たちは、コトゥン・ハーン率いる大船団に立ち向かうのだが、多勢に無勢。仲間達の命は次々に奪われていく。
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そんな激戦から生き延びたのが、主人公である境井 仁。捕らえられた伯父を救い、対馬を奪還するのがこのゲームの目的だ。
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島の住民に手当を受けて生きながらえたのだが、刀と鎧を失っていた。
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なんとか装備を取り戻し、伯父が囚われている城に救出に向かうのだが……まさかの正面突破。死ぬわコイツ……。
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モンゴル軍の大将、コトゥン・ハーンとまみえるも返り討ちに合い、橋から落とされてしまう。あわや死亡かと思ったのだが……
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どっこい生きてた!冥府に行ったり来たり……!
神社に祠に秘湯巡り……寄り道要素が盛り沢山!
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この身一つで挑むには力が足りないことがわかった。己を鍛え、共に戦ってくれる仲間を探す必要があるだろう。
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ここからは島内を自由に行動できる。ストーリーを進めるメインミッションの他にも、様々なサブミッションが用意されている。
ストーリーを進めるか、困っている人を助けて回るか、観光気分で散策するか……うむ、とりあえず観光だな!
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徒歩の他に馬での移動も可能。呼べばいつでも来てくれる可愛いヤツだ!
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ミッション以外にも、敵の野営地や秘湯、神社などのスポットが沢山用意されている。
僕は、基本馬で移動しつつ、未踏の地や面白そうなスポットがあれば徒歩で散策していた。
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取っ掛かりのある場所限定だが崖だって登れる。
仁さんの身体能力すっげえな!
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常時表示可能なミニマップは無いが、メニューの地図から目的地を設定すると、風の流れで目的地への方向を教えてくれる。
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意外とわかりやすいし、世界観に合った良いシステムだ。
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神社にお参りすると装備アイテムの護符が入手出来、稲荷の祠では護符の装備可能数を増やしてもらえる。寄り道もパワーアップに欠かせない行為なのだ。
ちなみに、稲荷の祠のそばに居る狐ちゃんはナデナデ出来るぞ!とても可愛い!
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また、秘湯を見つけ出して湯に浸かると最大体力が増加する。
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仁は湯に浸かりながら、囚われた伯父やこれまでの戦い、虐げられている民たち……様々なことを考えるのだが……
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湯の気持ちよさに負けて思考を放棄する。
わかるわかる、お風呂入ってる時に考え事をするとこんな風になるよね。
あらゆる手段を用いて敵を倒せ!
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いくら身体能力が向上されるからといって、寄り道にうつつを抜かしているわけにはいかない。
対馬はモンゴル軍に占領され、民たちは迫害され続けている。一刻も早く捕らえられた伯父を救い出し、対馬を取り戻さねばならないのだ。
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ということで、敵の拠点を襲ってみよう。周りは柵で囲まれているが、正面突破以外にも攻略方法はいくつもある。
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赤い樽を弓矢で撃てば爆発を起こせるし、蜂の巣を撃って敵に蜂をけしかけることも可能。パニックになっている間にこっそり侵入し、闇討ちタイムスタートだ。
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しゃがみ状態だと敵に気付かれにくい。後ろからこっそり忍び寄って……ブスリッ!だ。
侵入がバレてしまった時は大勢の敵を1人で相手をしなければならない。
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刀を使った攻撃手段は、弱・強攻撃がある。さらに敵の種類に応じて型を切り替えると戦闘が有利になる。例えば、剣を持った敵には石の型、盾を持った敵には水の型、槍を持った敵には風の型、体格の大きい敵には月の型を使って戦うのだ。
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もちろん「てつはう」や「クナイ」などの武器も用意されている!
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また、敵からの攻撃を防ぐ時は、相手の攻撃をタイミングよく弾く受け流しやステップでの回避を駆使していく。
これらを使いこなして敵を倒すのだ。
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名乗りを上げて一騎打ちを持ちかけることも出来る。普通に戦えば手強い敵でも、成功すれば一撃で葬れるぞ。
一騎打ちとか言っといて、結局は皆殺しにするんだけどね……!
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特定のミッションをこなすことで技量ポイントが加算される。その技量ポイントで、攻撃や防御といった戦いに有用な技や、秘湯や神社が見つけやすくなる技を習得できるぞ。
僕がお気に入りなのは、3人の敵を連続で闇討ちする「連殺 改」と、一騎打ちの後に2人の敵をまとめて葬れる「一騎打ち 参連」だ。敵の数を簡単に減らせるのでありがたい。
新しい技を覚える度に戦い方のバリエーションも増えるので、実戦で試したくてうずうずしてくる…….。
さあ今こそ!過酷な状況に身を置きながら、島を巡って鍛えた成果を見せる時だ!
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蒙古兵をすべて蹴散らしてやるぜ!
時代劇アクションの作風から「『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』と同じように死にゲーなのかな」と勝手に思っていたので、本作がオープンワールドであることに気づいた時はビックリしました(事前情報を全く調べずにプレイするスタイル)。
戦闘は、敵が攻撃するタイミングを見極めて弾くといったテクニックが必要でやや難しいのですが、低難易度も用意されているので、死にゲーやアクションゲームが苦手な人でもプレイ出来ると思います。
僕は普通の難易度でプレイしているものの、敵の攻撃を弾くことがあまり出来ないので無駄にローリングして敵の攻撃を回避しています。それでも結構なんとかなっちゃってます。
美しい風景描写も素晴らしく、秘湯や神社を探してウロウロしているだけでも楽しめます。現に僕は30時間ほどプレイしているのですが、寄り道ばっかり堪能しているせいでストーリーはほとんど進まず、いつまで経っても伯父上は囚われの身です……!
『Ghost of Tsushima』は、PS4を対象に発売中です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。
「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。
※UPDATE(2020/07/24 20:30):文中の誤字を修正しました。