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遠い未来の太陽系を舞台とした基本プレイ無料タイトル『Warframe』。現在、PC/PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチでサービスを行なっている人気タイトルです。そんな『Warframe』が、2020年8月26日に大規模アップデートを実施しました。
「ダイモスの心臓」と名付けられたアップデートは、新たに登場した火星の衛星・ダイモスを舞台にしたコンテンツ。新たなフィールドはもちろん、クエストやWarframe(キャラクターが付ける強化外骨格)、アビリティ強化システム「Helminth」など、新規プレイヤーから熟練プレイヤーまで楽しめる内容となっています。
今回はそんな『Warframe』を改めてご紹介するとともに、本作のデベロッパーDigital Extremesのコミュニティディレクター、レベッカ・フォード氏へのミニインタビューをお届けします。
そもそも『Warframe』ってどんなゲーム?
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大型アップデート「ダイモスの心臓」の実装により、さらにコンテンツを増やしている『Warframe』。しかし歴史は古く、PC版のサービスが始まったのは2013年のことです。約8年の歳月をかけて進化し続けてきた本作を今から始めるプレイヤーに向けて、その魅力をご紹介します。
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プレイヤーはWarframeと呼ばれる強化外骨格(パワードスーツのようなもの)を身につけた、SFチックなデザインのキャラクターを操作して戦うことになります。初見だと「ロボットか人間か、よくわからない」と思うかもしれませんが、遊び始めればクールに見えてくるから不思議。なお、無課金で始めると初めは3種のWarframeしか選べませんが、ゲームを進めるとさまざまな種類が使用可能となります。
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次に武器について紹介。すべてのWarframeは「プライマリ」と「セカンダリ」、「近接武器」の3つの武器を装備できます。プライマリとセカンダリはライフルや弓、ハンドガンのような遠距離武器で、近接武器は刀やハンマーといったものなど。プライマリは両手持ちの大型武器、セカンダリは片手持ちの小型武器という程度の認識でOKです。
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また、Warframeは武器のほかに「アビリティ」と呼ばれる技を持っています。アビリティの種類は選択したWarframeによって異なり、攻撃や防御、サポート、移動などさまざまなタイプが存在。つまりWarframeごとの必殺技のようなイメージと言えます。
カンタン操作で気持ちいいアクションを楽しめる!
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本作最大のウリは、簡単な操作で楽しめるスタイリッシュなアクションでしょう。初めてプレイした人でもチュートリアルさえ行なえば、ものの数分でアニメや映画のスーパーヒーローのようなかっこいいアクションが体験できます。目的もなく雑魚敵を倒しているだけで気持ちいい。ゲームプレイを動画に収めれば“映える”映像を簡単に作れるかも知れません。
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キャラクターの動きは日本の「忍者」をモチーフにしており、キャラクターの動きを見ているといかにも”外国人が好きそうな忍者像”といった感じが伝わってきます。実際の忍者がライフルやハンドガンを使うかはさておき、SFパワードスーツ忍者でストレス発散や気分転換が楽しめる作品となっています。
また、8年前からサービス展開している本作PC版の必須動作環境は「Intel Core 2 Duo」。今のほぼすべてのPCで快適に遊べるシステム要件であり、様々な層が幅広く楽しめるでしょう。
Warframeと武器の育成がRPGのように楽しい
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育成要素が充実しているのも本作の魅力のひとつです。Warframeと各種武器は、それぞれ経験値を貯めて強化が可能。強化に使用するアイテムは「MOD」と呼ばれるカードのようなアイテムで、”攻撃力アップ”や”弾数アップ”、”バイタリティーアップ”など、数え切れないほどの種類が存在します。これらのMODをWarframeや武器にセットすると、それぞれの効果を得られる仕組みとなっています。
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しかしすべてのMODには”コスト”が設定されているため、無限に装着はできず、Warframeと武器に設定された最大コスト内で、効率のよいMODをセットしなければなりません。低コストMODを大量に装着してもヨシ、高コストMODを数枚セットするもヨシ。プレイスタイルによって、考えながら強化できます。なお、MODは着脱可能なので、何度でも試行錯誤が可能。このシステムは、カードゲームでデッキを構築する感覚に似ているかもしれません。
また、MOD効果はゲーム内クレジットを使用して強化できます。もちろん、強化すれば効果とともにコストも上がってしまうので注意が必要です。
太陽系を捜査して活動範囲を広げよう
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本作を初めてプレイすると、太陽系の地球からゲームが開始。太陽系には地球のほかに水星や金星、木星など実際の太陽系と同じように惑星が広がっています。
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それぞれの星には複数のマップが用意されており、クリアしていくと行動範囲が広がっていきます。各マップはラインでつながっていて徐々に難易度が上がる仕組みなので、いきなり高難易度のマップに飛ばされる心配はありません。まずは線を辿るように、ひとつずつマップに設定されたミッションを攻略していきましょう。
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惑星の最終地点には「ジャンクション」と呼ばれるエリアが待ち構えており、クリアすれば次の惑星へと進めるように。以上のことを繰り返して、行動範囲を広げていくのがゲームの進め方となります。
新たなWarframeや武器を開発できる
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やり込み要素の一つとして、Warframeや武器などの開発が存在します。ミッションなどで手に入れた素材を一定数用意すれば、新しいWarframeや武器が自作可能に。素材によってはなかなか集まらないものもあるため、同じミッションを何度も攻略する必要なども出てくるでしょう。『モンスターハンター』シリーズなどの仕組みに近いかもしれません。
なお、すべての素材が集まって製造を開始すると、完成までの時間がカウントダウンされます。種類によっては実際に長時間かかりますが、すぐに欲しい場合は「プラチナ(課金通貨)」で時間を短縮できます。
最新コンテンツ「ダイモスの心臓」を楽しもう
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駆け足で本作を紹介してきましたが、ここからは最新コンテンツ「ダイモスの心臓」について少し触れてみましょう。「ダイモスの心臓」は、新規プレイヤーと熟練プレイヤー、そしてしばらく離れていたプレイヤーも楽しめることがテーマとなっています。
まず条件として、「ダイモスの心臓」は火星に到達したプレイヤーのみが参加可能。インストールしてすぐには参戦できませんが、上述した遊び方で進めれば、10時間前後では到達できるでしょう。
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新コンテンツの舞台となる衛星「ダイモス」は、星がまるごと病気に感染してしまったようなグロテスクな風景が広がります。生き物の内蔵のような壁や地球では見られないような植物など、おどろおどろしい雰囲気が特徴です。
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この星にあるエリア「カンビオン荒地」はオープンワールド。広大なフィールドでは複数のプレイヤーが冒険をしており、マルチプレイゲームの醍醐味を味わえます。敵を倒すミッションをこなしてもいいし、魚を銛で捕まえるミッションを行なってもOK。プレイヤーによってさまざまな遊び方ができるエリアとなっています。
まだ『Warframe』を遊んだことのないプレイヤーにとっては、今がゲームを始めるベストタイミングかも。様々な新コンテンツで賑わっている「ダイモスの心臓」を、世界中のファンと一緒に楽しんでください。
Digital Extremesコミュニティディレクター、レベッカ・フォード氏へのミニインタビュー
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――3番目のオープンワールドとなる「ダイモスの心臓」ですが、過去に『Warframe』をプレイしていたプレイヤーに向けて、今回の大型アップデートが『Warframe』を再体験する絶好のタイミングであるというアピールポイントを教えてください。
レベッカ・フォード氏(以下、レベッカ氏):発売から8年近く経ったゲームであるため、その質問をよく受けます。「ダイモスの心臓」では、答えは簡単です。私たちの3番目のオープンワールドであるこの拡張は、全プレイヤーのためになるようなフィーチャーを用意しています。
もし新規プレイヤーの場合、アップデートの舞台となる「カンビオン荒地」は、ゲームをプレイしてから数時間以内の序盤に登場します。
地球、火星、金星、これらはすべて星系マップの初期のもっともアクセスしやすい惑星であり、新しいコンテンツは火星の沖合の月にあります。この簡単にアクセスできるエリアとともに、バックストーリー、見応えあるアクションシーン、大画面感を織り交ぜた5分以上のシネマティックな導入部である「新規プレイヤーの体験」が、より大きなスケール感とドラマを感じられるようになっています。
ベテランプレイヤー向けのクエスト「ダイモス」では、すでにプレイヤーが恋に落ちているエントラティー家(「Mother」から始まる)や、ダイモスの中心にある謎、Originシステムの大きな物語につながる伝承、そしてプレイヤーの大事な役割が紹介されています。新しい武器、敵、Mods、そしてもっとも重要なゲーム中に登場するメカニックを紹介していることにも注目です。古代の戦闘機をモチーフにしたネクロメカでプレイを開始し、K-ドライブ上にいる間に撮影する能力が追加されます。クエストには、コミュニティが作成した新しいWarframe「Xaku」の発見も含まれています。
そして、ついに熟練プレイヤーのためにオービターの後ろにあるHelminthの部屋を、機能的だけどクレイジーで、口が裂けているように見えるWarframeの変身システムに変えました(笑)。Helminthは、大きな緑の怖い口をしたような見た目で、プレイヤーはあるWarframeのアビリティーを別のWarframeに転送できます。それはWarframeを本当に微調整してパーソナル化したいプレイヤーのための究極のカスタマイズ機能です。
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――「ダイモスの心臓」は中堅およびエンドレベルのプレイヤーを対象としたカスタマイズやコンテンツも豊富に用意されていますが、プレイ年数やレベルに関係なく楽しめますか?またチームを組まず、ソロでも楽しめる仕様になっていますか?
レベッカ:はい。新規プレイヤーや久しぶりに『Warframe』に戻ってきたゲーマーも簡単に世界観に浸ることができます。拡張版「ダイモスの心臓」はゲームをプレイしてわずか数時間で、カンビオン荒地を踏みつけて、心ゆくまで感染体を倒すことを楽しめると思います。
ペロシポッドのようなものにアクセスしたり、生きているK-ドライブを手に入れたり、ネクロメカを稼いだりするには、より多くの時間が必要になります。しかし、新しいプレイヤーと中間層のプレイヤーが飛び入りで一緒にプレイしたいと思った場合、それは簡単に実現できます。
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――長年ブランクのあるプレイヤーが数年ぶりに帰ってきた場合や、“『Warframe』をやってみようかな?”という新規プレイヤーに、まずなにをやってみることをお勧めしますか?(今回のアップデート以外に)
レベッカ:まず初めに、新しいイントロダクションを見てもらうことをお勧めします。かなり美しく、世界観がわかるように描かれているので、ゲームの雰囲気をしっかりと体験していただけると思います。新規プレイヤーはそのままゲームを進めていけます。ベテランプレイヤーはコーデックスを通してその場所を探して見るだけで良いのです。
ふたつ目には、新人プレイヤーにベテランプレイヤーによるHelminthの餌付けを見てもらい、楽しみと知識を得ることです。醜さと可愛さが一体となっています。最後は、ベテランプレイヤーに数時間一緒に遊んでもらって、火星ジャンクションを開放し、カンビオン荒地を一緒に体験してもらえば、「ダイモスの心臓」のクエストが多数待ち構えていますよ。きっと満足して貰えるはずです!
※UPDATE(2020/9/11 19:55):「Xaku」の誤字を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。