気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、YAW Studios開発、PC向けに12月18日に正式リリースされたシンプル狙撃ゲーム『Geometric Sniper』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、白黒のシンプルな狙撃ゲーム。基本的に使える弾は1発のみ(ただし対象が2名の場合は2発)。文字通り一撃必殺でターゲットを仕留めていく必要があります。プレイレポも掲載中。記事執筆時点で日本語未対応。
『Geometric Sniper』は、205円(1月6日までは20%オフの164円)で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
AislanYAW Studiosの創設者でありCEOのAislanです。私は土木技師ですが、子供の頃からビデオゲーム、ピンボール、PCゲームといったあらゆるゲームが大好きでした。なんでも出来るファンタジーの世界にどっぷりと浸っていたのです。
YAW Studiosはブラジルの小さなスタジオです。私たちはゲーム開発が大好きですが、メンバーは全員他の仕事で生計を立てているので、余った時間しかゲーム開発に費やすことができません。私たちの目標は、自分たちのスタジオだけで生活できるようにするということです!
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Aislan当スタジオのすべてのゲームは私が企画しています。私はなんでも思いついたアイデアをメモするという趣味がありまして、本作もその中の一つでした。
開発は2020年の4月に始まり、Steam早期アクセスが6月に始まりました。それからの数ヶ月は、本作を磨き上げる大切な時間となりました!コメントやフィードバックをくれたすべての方々に感謝いたします。本作を正式リリースできたのも、皆さんのおかげです。
――本作の特徴を教えてください。
Aislan本作でプレイヤーはターゲットを狙うスナイパーを体験できます。息を止めて標的を待ちます。失敗は許されません。
本作は2Dであり、斬新なモノクロアートを特徴としています。しかし一発撃つと、血が赤く画面に広がるのです。本作のようなスナイパーゲームを見つけるのは難しいのではないでしょうか!
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Aislan本作のインスピレーションの源は『ヒットマン』と「ウォーリーをさがせ!」です。ウォーリーは子供の頃大好きでした!
――本作の日本語対応予定はありますか?
Aislan私たちのような小さなスタジオでは時間も人員も足りておらず、まだそのような大きな一歩は踏み出せないでいます!しかし言語オプションは追加しようと考えており、日本語は対応予定言語の一つです!
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
Aislan当スタジオは完全にリモートで作業をしているので、新型コロナの影響はありませんでした。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?
Aislanはい、ぜひしてください!多くの人に私たちのゲームを知ってもらうためにも、ストリーマーの方々の力は絶大です。とても助かっています。ありがとうございます!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Aislan私は日本と日本文化が大好きです!日本のゲームをプレイし、マンガを読み、アニメを見て育ちました(今も楽しんでいますが)。いつか日本に行くことが夢です!
小さなブラジルのスタジオが作った本作が、日本のゲーマーの皆さんに楽しんでもらえるというのは、言葉では説明できないほど嬉しいことです!
また、私たちのお話をする機会をいただき、Game*Sparkには感謝いたします!私たちのTwitterもぜひフォローしてくださいね。ありがとうございました!
――ありがとうございました。
◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に300を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。