
最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。
今回は2021年2月19日に、Pocket TrapよりSteam版が配信された『Dodgeball Academia』について生の内容をお届けしたいと思います。
『ドッジボール・アカデミア』とは

主人公「オットー」は周りの人間からあれこれ言われる生活に辟易していました。しかし、ある日ドッジボール名門校であるドッジボールアカデミアへの入学が認められ、ついに学園へ入学する、その日がやってきます。やや遅刻気味でしたが、式典の途中から密かに参加したオットーは流れで平和の象徴であるアーティファクトに触れることになります。


話の流れのなか入門試合などに巻き込まれた後、校内で開かれるトーナメントの参加を巡りチームメイトを集めるため「バルーニー」の紹介で学園中を駆け巡ることになります。
能力が冴える!激突バトルドッジボール!

学校の名前がドッジボールアカデミアというだけあり、生徒間のいざこざや交渉はドッジボールで解決します。本作品はボールに当たってもコート外へはじき出されるわけではなく、キャッチに失敗するとダメージを受けることになり、HPが0になるとコート外へ追い出されることになります。コート内に落ちているボールはコート上に存在するボールをストックでき、ストックしたボール分相手に投げることが可能です。


とはいえ、本作品はドッジボールといえどハデな試合展開がウリとなっていて主人公オットーはチャージして投げることで相手を燃やして持続ダメージを与えることができます。キャッチされてしまうとダメージはありませんが、相手が投げそうなタイミングや倒れているときなど、当てることで一気に有利になります。

ゲージが溜まるとボールティメットと呼ばれる必殺技を発動可能になります!
キャラクター毎に能力は違いますが、キャッチ不能の直撃スキルだったり、味方の回復だったりと千差万別で一発逆転もありえる強力なスキルになっています。『くにお君シリーズ』で見たというオールドゲーマーもいらっしゃるでしょうが、感覚的にはまさにそんな感じで伝わる方には伝わるでしょう。

充実した学園生活を楽しもう!

本作品はドッジボールをテーマにしていますが、ドッジボールアカデミアは施設も充実しており購買やカフェテリアなども設置されています。回復アイテムや装備品などの要素も有り、色々な探索を行うのも楽しいデザインになっています。


学園は広く、たくさんの生徒で溢れています。ジョギングしている一団や真面目に学校に登校している生徒など台詞も割とこっており話しかけた時に思わず笑ってしまうようなやりとりもあり、ストーリーを無視して歩き回ってみるのも非常に面白い作品でした。

また、オプションにある学習モードをオンにするとプレイ中にリアルタイムで言語を切り替えることが可能で、様々な言語で作品を楽しむこともできます。この機能は最近だと『Disco Elysium』でも話題になった機能ですが、こうやって自分で使ってみると英語学習にも良いので、開発が苦でなければ割と色々なゲームで導入されれば良いのになぁとも思った次第です。
最後に

良い意味で日本語があり、ドッジボールのアクション部分、学園生活の青春といったポップな部分がぎゅっと圧縮されている本作は中々に楽しめる作品でありました。惜しむべきはこれが爆速プレイレポであることです。もう少しプレイしていたかったのですが、記事の制約上早く届けることを優先すべく、トーナメントの開始の段階で終えることにしましょう。
是非皆さんもドッジボールアカデミアに入学してドッジボールを楽しんでみて下さい!
対応機種:PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2021年8月6日(Steam版)
記事執筆時の著者プレイ時間:7.5時間
価格:2570円