2022年1月21日にリリースされた、ES4 / Eternal Sphere 4開発の縦スクロール2DSTG『GRAND CROSS: ReNOVATION(グランドクロス リノベーション)』の爆速プレイレポをお届けします。
本作はライフ制を採用する全6ステージの90年代風2DSTGで、音楽は『VRITRA』シリーズの「Neotro Inc.」が担当。縦スクロールSTGですが、16:9のワイドモニターに合わせているために横移動の範囲が広めという特徴を持っています。
ド派手なエフェクト特盛りのゲームプレイ重視STG
ゲームを起動するとまずはコンフィグウィンドウが立ち上がります。ここから実際のゲーム本編を起動する形です。操作としてはXboxコントローラーを推奨していますが、キーボード操作に加えPS系のコントローラーへも対応しています。他にもフルスクリーン/ウインドウ、解像度、フィルターのON/OFF、フレームレート(15fpsから60fpsまで)の切り替え、音量調整も可能です。
ゲーム本体の起動後はプレイヤー名の入力からはじまり、入力直後にプロローグが開始。プロローグはチュートリアルを兼ねており、初回はなんとコンティニュー無限。様々な操作を試す事ができますが、画面にはかなり多くのUI要素があるために、1度で全てを理解するのは難しいかもしれません。
ゲームを初めてプレイして目を惹くのは、とにかくド派手なエフェクト群。敵が放つ攻撃エフェクトだけでなく、敵や自機そのものもがドット絵風味な事もあり、破壊エフェクトも当然のことながら煌びやかに映ります。ゲームのストーリーとしては、自機である「ネグザルツ」が太陽の力で、闇の勢力と熾烈な争いを繰り広げるというものです。
「太陽剣」による弾幕の消滅と敵をなぎ払う気持ちよさ
本作の基本的な進行は通常の縦スクロールSTG同様で、自機を操作し迫り来る敵弾を退け、敵を倒すことが目的です。操作は、XboxコントローラーならXボタンが通常ショット、Aボタンが特殊武器「太陽剣」、LB/RBが太陽剣の照準となっています。
STGの初回プレイでは、プレイヤー側がゲームの弾幕のパターンを構築できていないため、どうしても倒されやすいのですが、それでも本作の場合、自動回復有りのライフ制を採用しているためか思ったより倒されにくい印象を受けました。（さらに、敵弾に接触すると一旦スローモーションになる）
前述の通り、本作はライフ制を採用していますが、最大の特徴はそのライフを消費することで放てる「太陽剣」の存在でしょう。この太陽剣は照準を回転させることもできれば（自機を中心に一定の角度で回転する）、その威力たるや敵弾すらも破壊する代物です。敵弾消滅とライフ消費のトレードオフも上手く機能しており、操作次第で、大量に飛んでくる敵弾を、敵諸共全て薙ぎ払い消滅させられるのが爽快です。（さらに、発動ボタンを放すと太陽剣の回転速度が上がる）。
16:9のワイド画面をフルに使う縦スクロールSTGは、しばしば画面が横に広すぎる印象を与えがちですが、本作では巨大な敵が用意されており、敵側面への回り込み攻撃戦略と太陽剣の存在から低密度な空間が極力無いような設計です。
ステージ構成に関しては、ステージ数自体はそう多くなくても、他のSTGより1ステージは気持ち長めです。なお、ステージ途中にはセリフが表示されますが、激しい戦闘中に会話を追うのは難しいかもしれません（それでも途中でポーズ画面に入れば、各エピソードのあらすじが読める）。ボスには部位ダメージが設定されており、各部位を破壊すると攻撃手段を封じる事も出来ます。
ここまで紹介してきた『GRAND CROSS: ReNOVATION（グランドクロス リノベーション）』ですが、派手なエフェクトの存在もありプレイ後の満足感も高い一作でした。ゲームシステムを含めて完成度は高く、、STGファンなら一度は触れてみるべきと思うほどです。
『GRAND CROSS: ReNOVATION』はPC向けにSteamにて1,480円で発売中。1月28日まではスペシャルプロモーションとして20%OFFの1,184円で購入できます。
