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【第4回】『Apex Legends』あなたの使うキャラはどのキャラ?きっとバッチリ、レジェンド診断!

ゲームを作った女、ゲームを壊しに来た男、呪われし黙れロボ

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【第4回】『Apex Legends』あなたの使うキャラはどのキャラ?きっとバッチリ、レジェンド診断!
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可能な限りリスクをコントロールしたい?
そんなあなたはきっと……“クリプト”タイプ!

Apexゲーム内では「監視活動の達人」と記される「パク“クリプト”テジュン」元マーシナリー・シンジゲート(Apexゲームの主催団体)のコンピューター技師という経歴を持つ彼はある日、偶然にもApexゲームコンピュータシステム内のヤバめのデータにアクセスしてしまったことで生活は一変。殺人犯という濡衣を着せられ追われる身となります。クリプトは孤児であったため直接の血縁こそないものの、肉親として共に育った「ミラ・アレクサンダー」の姿も忽然と消えてしまい、自身の潔白を証明するためにゲームに参戦するという重い+ワケアリの過去を持つレジェンドです。

プレイヤー間からは「クリプト」「ドローンおじさん」と呼ばれている印象で、ゲーム内では過去のストーリーで関わりのあったミラージュやワットソンとの掛け合いも見どころ。後述の通り、能力がアビリティであるドローンに依存していることから「ドローンが本体」などと揶揄されることもしばしばです。

現在、クリプトは遠隔操作できる「ドローン」を使用して戦うレジェンドです。カメラ付きのドローンを展開し、索敵や斥候を行える戦術アビリティ「スパイドローン」、ドローンよりEMPを発動して敵のシールドにダメージとプレイヤーにスロウ効果を与え、更には設置物を破壊するアルティメット「ドローンEMP」、展開中ドローンの視界30m以内に捉えた敵をパーティー全体が目視できるパッシブアビリティ「ニューロリンク」と、全ての能力が「ドローンが前提」なのも特徴的。マップ各所に設置された垂れ幕にドローンからピンを打つことでクリプトを中心とした約200m以内に存在する敵部隊の数を知ることができたり、通常であればデスボックスから直接回収するしかない味方のバナーをドローンで回収可能と「行えることがとにかく多い」レジェンドでもあります。交戦直前に「ドローンEMP」を発動して一気に仕掛ける戦術は単純に強力ですが、建物内に籠るワットソンやコースティックが設置したトラップを一気に消して突入といった芸当も可能と、他のレジェンド以上に「臨機応変な対応」も必要になってきます。

クリプトを使いこなすには「戦局の観察」が要。その点、コミュニケーションが取りやすいパーティープレイ向きのレジェンドとも言えなくはないですが、ソロのマッチングでも「味方は何をしたがっているのか」、クリプトがメンバーのパーティーは「ドローンを使えていなくないか」などと気に掛けると、チャンピオンにまた一歩近づくことは間違いないでしょう。

一方で

  • ドローンの操作に夢中になりすぎて味方が行っている近距離交戦に参加しない

  • ドローンを操作しなさ過ぎてただの31歳男性になる

  • 肝心な時にドローンが破壊されていてただの31歳男性になる

  • 敵の目の前でドローン操作に移行してしまう(主にレイスやオクタンをメインに使っているプレイヤーがクリプトをたまに使うと起こる事故)

となることには要注意……。「ドローンを展開しなければ貢献できない、でも操作中は移動ができない、そしてドローンが壊されると何もできない」メビウスの輪のようなジレンマを抱える彼ですが、「遠隔で様々なことが行える」唯一無二のメリットを最大に活かして優位に立ちまわりたいところです。

先に紹介した通り「行えること」ことが非常に多く、熟練のクリプトプレイヤーが操れば鬱陶しいことこの上ない「スパイドローン」ですが、そんな「己の分身」とも言えるアビリティに「とんでもなく弱い時期」があったことをご存知でしょうか。

シーズン3開幕と共に参戦したクリプトですが、なんと参戦直後のスパイドローンは「HPが1」という驚異的な脆さを誇っていました。数々の調整を経て、現在はドローン自体のヒットボックスも大きくなったとはいえ「HP60」とそれなりの数値ですが、当時は弾がなんでも掠った瞬間に即撃墜という有様。シールドにダメージを与える「ドローンEMP」ヒットする前にアーマーを脱げばノーダメージという仕様であり、敵はともかく味方の設置物も根こそぎ破壊するという「コンセプトは面白いのに残念なキャラ」として周知されることになります。その後は「ドローンに全て依存している」という性質上、クリプト自身の強化ではなく、シーズン3中の「ドローンHPが1から30に上昇」「EMPで味方の設置物を破壊しなくなる」、シーズン4中の「ドローン操作に入るとクリプトが装備中の武器が自動リロードされる」ドローンがメインの強化を受け、以降も基本的にこの流れが続いています

こうした調整を経て、「索敵、斥候、支援」の性能に磨きを掛け続けたクリプトは、扱いこそ難しいものの頼れるレジェンドへと進化を遂げました。特に乱戦状態の敵チームに対してEMPを放ち、一気に「バリバリバリ」とシールドを割る瞬間の虜になった方も少なくないでしょう。

そんなクリプトを使いこなすラッキーワードは「とにかく壊す」。ゲーム内でも「俺は捨て駒じゃない。ゲームを壊しにきた」とセリフがある彼ですが、持ち前の能力をフルに活用し、敵の陣地を壊しアーマーを壊し戦略を壊し目論見も壊し……と、相棒であり分身でもある「スパイドローン」、そしてチームと共に全てを破壊して勝利を目指しましょう。

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《夏上シキ》

フリーランスライター 夏上シキ

ゲームと美味しいご飯とお酒が好き。

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