Valveが手がける携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」が遂に海外でローンチしました。
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「Steam Deck」は電源を入れてログインするだけで自分のSteamライブラリのPCゲームをどこでもプレイできちゃうパワフルな携帯型ハードウェア。発売されたばかりの話題作『ELDEN RING』も快適に機能することが確認されています。
発売に合わせ、海外メディアのレビューも一斉に公開されています。その評価の多くは肯定的なものですが、バッテリーの持ちの悪さ(ジェフ・キーリー氏も最大の欠点と指摘)やソフトウェアの調整不足といった点がマイナスポイントとして挙げられています。
Valveのデザイナーはより大きなバッテリーの搭載には物理的な仕様変更が必要で、人工工学的にも多くの妥協が必要になってしまうとし、そうした妥協はしたくなかったとPC Gamerのインタビューで語っています。
しかしながらそうした点を差し引いても根っからのSteamファンにとっては魅力的なデバイスなのかもしれません。
●Gamereactor UK: 90/100私たちが手にした中で最も強力で用途の広い携帯機であることは間違いありません。
●PCMag:初期段階にも関わらずSteam Deckは既にValveが作った最も魅力的なメインストリームハードウェアです。
●Trusted Reviews: 90/100負荷の高いゲームではバッテリーの持ちはよくありませんが、Steam Deckは携帯PCゲーミングにとって絶対的なベストオプションであり続けます。
●Windows Central: 90/100携帯機で『DARK SOULS III』を60fpsでプレイするという私の夢が何年も待たされた末に実現した製品。Steam Deckが万人向けではないことは確かだが、期待を寄せるプレイヤーにとっては魅力的な要素が詰まっています。
●Digital Foundry:まだ粗削りな部分が多くシステムに必要なSteamライブラリの互換性という点ではまだやるべきことがたくさんります。しかし、それが上手く行った時は驚嘆に値します。ハードウェアの面では純粋に期待を上回るものでした。
●Engadget:PCゲームの入門機としてSteam Deckはオススメしませんが、何百万人ものSteamユーザーにとっては月に数回、2時間ほどプレイするだけでも購入する価値があります。
●Mashable: 80/100Steam Deckでできることや提供される結果は、現在のモバイルゲーミングで利用可能な他のものを凌駕しています。しかし、ニンテンドースイッチ並の親しみやすさを求めている場合は現段階の購入は控え今後の展開を見守ったほうが良いかもしれません。
●TouchArcade:Steam Deckは絶対的な喜びであり、外出先でのゲームプレイに新の変革をもたらします。すぐさま携帯電話に置き換わり、1日のうちの数分の退屈な時間を潰せるようになるわけではないものの、飛行機での長旅やテレビに縛られること無くソファでくつろぎながらゲームができるといったことは絶対に変わってくるはずです。
●Ars Technica:ニンテンドースイッチが「普通に動く」なのに対し、Steam Deckは「普通に動いてくれ、頼む!」と言いたくなる場面があまりにも多いのです。Steam Deckを楽しむにはある種の忍耐強いPCゲーマーである必要があります。そうでない人は価格性能比の価値に見合ったソフトウェア面を待って下さい。
「Steam Deck」はアメリカ、カナダ、欧州連合、イギリス向けに3つのモデルが発売中。価格は64GBモデルが399ドル、256GBモデルが529ドル、512GBモデルが649ドルです。早く日本国内での発売も決定してほしいですね。なお、海外オークションサイトでは早くも1,000ドルを超える価格での出品が相次いでいます。
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