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今年の4月に公開されて以降、「リアルすぎる駅」や「倍々で増えるまんじゅう」などで一躍注目を集める「Unreal Engine 5」ですが、これを用いて猛烈な勢いでファンメイドムービを作成、Youtube上に公開する人が現れました。
ENFANT TERRIBLEさんは「Unreal Engine 5」の公開以降、『サイバーパンク2077』や『Fallout』といった多くのファンメイドムービーを作成し、Youtube上に公開されてきました。その数はすでに10本以上におよび、その制作のペースもさることながら、その質の高さは実に素晴らしい作品となっています。本記事では、そのうちいくつかを紹介したいと思います。
まずは10日前に公開された『サイバーパンク2077』の次作をイメージしたファンメイドムービーです。本作の特徴ともいうべきカラフルすぎる照明の数々とその反射は言うまでもなく、雨の降りしきる街やゴミの散らばる廊下を走るネズミまで、素晴らしい質感で再現されています。
次は、『Fallout』をイメージした作品です。シリーズの代名詞ともいうべきパワーアーマーのヘルメットから始まる出だしといい、途中に挟み込まれるレンジャーやエンクレイブ、デスクローの群れといったツボを押さえた表現の数々からは、作品への深い理解と愛が滲み出ています。加えて、終始BGMとして流れているThe Ink Spotsの「It's All Over But The Crying」もGood!
最後に『The Elder Scrolls』をイメージした作品を。『The Elder Scrolls』シリーズでは作品ごとに舞台となる土地が異なり、『Oblivion』の舞台であるシロディール地方と『Skyrim』の舞台であるスカイリム地方ではまるで異なる風景が広がっています。本ムービーでは霧の広がる森林から荒涼とした岩場まで、「Unreal Engine 5」の力で見事に表現されています。
おどろおどろしい地下ダンジョンといい、川岸のリバーウッドの村の様子に、ホワイトラン近くの崩れた見張り砦などはよく見知った風景かと思います。続く城壁を前に開いた、炎渦巻くオブリヴィオンゲートはかの有名なクヴァッチでしょうか?知る人であれば、あの風景がこの美しさで再現されていることに感嘆すること間違いなしです。
ここまで3作品を紹介しましたが、どれも「Unreal Engine 5」の表現力の素晴らしさを感じさせる作品だったかと思います。次はこの「Unreal Engine 5」をフル活用してどのようなゲームが作られるか、楽しみで仕方がありません。