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応援購入サービスMakuakeに登場したLGエレクトロ二クスのゲーミングスピーカーが、ちょっとした話題になっているようです。LG UltraGearシリーズのスピーカー「GP3」は、ヘッドセットがなくても立体的な音を聴くことができる製品とのこと。「LG独自の技術が多数盛り込まれた、ユーザーにヘッドセットを使わないゲーム環境を提案する新しいコンセプトのゲーミングスピーカー」という触れ込みですが、その仕上がりはどのようなものなのでしょうか?
というわけで、Makuakeから試供品を取り寄せてみました。早速使ってみましょう。
夏の暑さにヘッドセットは不釣り合いだ!
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日本には四季というものがあります。しかも夏は年々暑くなり、今や日中40度も珍しいことではなくなりました。そんな環境下で、いくら室内空調があるといっても長時間のヘッドセット装着は大変です。汗まみれの垢まみれ。想像しただけでも気持ち悪くなってしまいます。
しかし「GP3」を導入すれば、そのような苦労からも解放されるとのこと。とりあえず今回もPCゲーム『Verdun』で試してみます。このタイトルは筆者のフェイバリットで、休日はおろか仕事の合間にもプレイしています。だから入稿が遅いんだってぇことは、まぁ置いといて。
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分かる人には分かると思いますが、『Verdun』は第一次世界大戦の西部戦線を極めてリアルに再現しているタイトル。戦場に響き渡る銃声、砲弾の着信音、そして兵士の悲鳴もちゃんと収録されています。それを「GP3」で流してみよう、というのが此度の製品レビューです。
地獄の戦場へ
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まずは「GP3」の電源を切った状態、即ちノートPCに内蔵されているスピーカーでプレイ。そこからしばらくして「GP3」の電源をつけてみます。
手にしている拳銃の「パン、パン」という豆鉄砲のような発砲音が、「GP3」の電源をつけた途端に「バン! バン!」とリアルになっています。砲弾や手榴弾の爆発音はより重みを増し、戦友の断末魔はこちらの胸を引き裂く音色です。
そう、ここは地獄の西部戦線。『Verdun』は、何と耳鳴りも再現しています。砲弾が付近に着弾した直後に発生する、「キーン」という耳鳴りです。実際の西部戦線はこれが何度も立て続いていたため、心を病んでしまった兵士が続出しました。いわゆる「シェルショック」です。
正直、『Verdun』をプレイ中に「GP3」を起動させるのはそれなりの覚悟が必要と感じました。あまりにリアルな音響のため、戦争ゲームが苦手な人は要注意!
銃声の方向が分かる!
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次に試してみたのは、スマホ版の『Cyber Hunter』です。これはバトロワゲームのため、「音のする方向」の察知が非常に重要。故に、普通はヘッドセットかイヤホンを装着してプレイします。ところが、「GP3」を使えばヘッドセットがなくても音の方向や距離感が把握できます。す、すげぇ!
これがLG独自の3Dサウンド技術とのことですが、プレイするゲームジャンルに合わせて「FPSモード」や「RTSモード」などを選択することも可能。また、「GP3」にはイヤホンジャックが内蔵されているため、ヘッドセットへの切り替えもできます。
さらに「GP3」にはボイスチャット用のマイクが搭載されています。複数人数の協力プレイでの音声通信にも対応し、しかもノイズキャンセリング機能付き。てか、これってゲームだけじゃなくて仕事でも使えるんじゃねぇの!?
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ちなみにこの製品、筆者がスマホ版『Cyber Hunter』をプレイした時点でお察しかもしれませんが、USBケーブル接続の他にBluetooth接続にも対応しています。この有線/無線の切り替えもボタンひとつ。たとえば、イヤホンジャックのない現行iPhoneと「GP3」を接続し、その上で有線ヘッドセットを「GP3」に繋いだら、「ヘッドセットでiPhoneからの音楽を視聴する」ということもできます。
クリスマスプレゼントにいかが?
そんな「GP3」ですが、現在はMakuakeで予約を受け付け中。この記事を執筆している8月10日時点で、2万1,800円の予約枠がまだ残っています。なお、一般販売予定価格は2万4,840円。ゲームを楽しむ用途の他、映画鑑賞や音楽視聴、テレビに接続するサウンドバーとしても活用することができるはず。誰にとっても扱いやすい物理ボタンも非常にありがたい!
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筆者自身、この「GP3」を購入するかどうか悩んでいます。今手元にあるのはあくまでもサンプルで、記事を書き終えたら返却しなければなりません。嫌だ、返したくない! と駄々をこねてしまうほど、「GP3」は魅力的な製品です。
ただし、Makuakeで「GP3」を予約した場合、その出荷予定は11月末。今予約したとしても、3ヶ月は待たないといけません。な、なかなか焦らしてくれるじゃねぇか! てか、出荷が11月末なら子どもへのクリスマスプレゼントにもいいんじゃないか?12月24日の深夜、eスポーツの選手を目指している我が子の枕元に「GP3」を置くというのもアリかもしれません。筆者が子どもだったら、「GP3」のプレゼントは絶対に嬉しい!