気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、ln404氏開発、PC向けに8月26日に早期アクセスが開始されたローグライク高速FPS『Force Reboot』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ローグライト要素を備えた高速ノンストップFPS。常に低下し続ける体力が尽きる前に、各部屋の敵ロボットをすばやく撃破することで先に進めます。敵ロボットを撃破すると体力を補充できますが、それでも時間に余裕はなく、迅速な行動が求められます。記事執筆時点では日本語未対応。
『Force Reboot』は、310円で早期アクセス配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか？
ln404FPSローグライトである本作を1人で開発しているln404です。私の一番好きなゲームは、初代『ダークソウル』『Dragon Age: Origins』、それに『ペルソナ』シリーズですね。小規模のインディーゲームも大好きで、特に好きなのが『Rain World』『The Banner Saga』『Papers, Please』です。
――本作の開発はなぜ始まったのですか？
ln404私が本作の開発をスタートさせたのは、『ULTRAKILL』と『Post Void』をプレイした後です。本当に面白いです！ぜひ両方ともプレイしてみてください！そして、私は似たようなゲームを作りたいと思いました。私は以前からいつかSteamで自分のゲームをリリースしてみたいと夢見ていましたので、まずは本作のような小規模なものから始めてみようと決めたのです。
――本作の特徴を教えてください。
ln404本作では高速FPSとローグライトのシステムをブレンドしています。本作で私が一番気に入っている点は、パークシステムです。プレイヤーはバフを手に入れる時にデバフを選ばなければならず、これにより新しいパークの選び方が変わってくるのです。
――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか？
ln404高速FPSのファンの方々に遊んでいただきたいと思います。また、本作はスピードラン（タイムアタック）にも向いていますよ。
――早期アクセスはどれぐらいの期間を予定していますか？今後どのような要素が追加されるのですか？
ln404早期アクセスは6ヶ月～1年を計画しています。より多くのロケーション、武器、敵を追加予定です。また、ボスバトルの追加についても考えているところです。
――本作が影響を受けた作品はありますか？
ln404上でも述べたように、『Post Void』と『ULTRAKILL』から影響を受けました。ぜひこれらの作品をプレイしてみてください。本当によくできたゲームですよ。
――本作の日本語対応予定はありますか？有志翻訳は可能ですか？
ln404すでに日本語翻訳について興味があるというファンの方とお話しており、とてもクールなアイデアだと思っています。しかし実は開発中にミスをしてしまい、他言語への翻訳が難しくなってしまいました（少なくとも私にとっては）。ですので、もし翻訳を追加するとしたら、早期アクセス最後のアップデートとなるでしょう。私のミスです。本当にすいません。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか？
ln404本プロジェクトは私1人（音楽以外）で取り組んでいますので、開発への影響はそれほどありませんでした。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか？
ln404まったく問題ありません。正直言うと、やっていただけると嬉しいです。マーケティングの予算がありませんので、本作への助けとなるのです。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
ln404本インタビューを読んでいただき、そして本作のような小さなゲームに興味を持っていただき、ありがとうございます。ゲーミングコミュニティというのは本当に素晴らしいです。世界中の人たちを繋いでくれるのですから。だからこそ、私はゲーム開発が好きなのです。
日本のゲーム産業は私に大きなインスピレーションを与えてくれました。私が好きなゲームのほとんどは日本製だと思います。日本のゲームデザインはいつでも世界の最先端を行っていると言うのが本当に驚きです。本作で利益が出たら、ぜひいつか日本を訪れてみたいです。ありがとうございました！
――ありがとうございました。
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
