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スクウェア・エニックスは10月8日、『ファイナルファンタジー XIV』の新情報を紹介する「第73回 FFXIVプロデューサーレターLIVE」を「第8回 14時間生放送」内で実施しました。
パッチ6.2のフィードバックや公開日の発表されたパッチ6.25、そして後半には開発者パネルも行われた今回のPLL情報をお届けします!
無人島や煉獄篇など、パッチ6.2を吉田氏と振り返り!
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まずはパッチ6.2で実装されたコンテンツの振り返りからスタート。ちなみに……吉田氏の隣にいるのは白塗りの怪物ではなく、PLLではおなじみのモルボルこと室内氏。
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今回のストーリーでは『FF4』より「ゴルベーザ四天王」が登場しました。パッチのトレイラーでは「土のスカルミリョーネ」が映っていましたが、討滅戦で「風のバルバリシア」が登場することはパッチ公開時まで伏せられていました。
バルバリシアの情報を伏せていたことについて、吉田氏は「一気に(四天王が)二人出てくるの!?という情報を先に公開してしまうことで、今後の展開に対する予想や不安を奪いたくなかった」と説明。さらに今後の展開について、「ユーザーの予想を大きく上回る、裏切るような展開のプロットがある」と補足しています。
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コンテンツとしての「バルバリシア討滅戦」は非常にハイテンポなバトルで、最近の傾向として脳トレ的な考える要素が多かった中、とにかく「ワチャワチャさせる」というコンセプトがスタートになっていたとのこと。また調整においてはバルバリシアの使用してくる「髪の毛のギミック」の表現に苦労したともコメントしています。
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続いてパンデモニウム煉獄篇ですが、放送冒頭に今回の零式4層のボス「ヘファイストス」のHP調整ミスがあったことを謝罪していました。
「アシエン」という存在については『漆黒のヴィランズ』『暁月のフィナーレ』で深掘りされていたなか、「ラハブレア」については物語の序盤で退場してしまったため、今回再登場というかたちに。『FF14』開発陣にはガンダムファンも多く、ラハブレア(声:池田秀一さん)を喋らせることはかなり前の段階で決まっており、こだわりのポイントでもあるようです。
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今回のレイドボス達は1層の通称「ガブガブ」と呼ばれるギミックや3層の叩きつけなど、戦闘エリアを広く使ってくるギミックが目立ちました。フィールドに変化をつけるなどの動きがプログラマーやデザイナーの尽力でシステム化されてきており、開発内部ではこれを利用したギミックがトレンドになっている模様。次回のパンデモニウムにも期待です。
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また今回からの試みとして挙げられていた、「零式コンテンツの実装を一週間ずらすこと」についてですが、好意的なフィードバックが多かったとのこと。今後もずらすかどうかという方針については、現在集計したデータを参照しているところではあるものの、実装タイミングはずらす方向で行くようです。
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ジョブ調整については、今回から開発チームより“何故このような調整をしたのか”という説明をするための「調整の意図」が記載されるようになりました。こちらの取り組みについても、今後当面は続けていくとのことです。部分的に切り抜くことで誤解が生まれないよう、文章はシンプルなものにしているとのこと。
パッチ6.25のアップデートでは各ジョブに調整は入らず、その後のパッチ6.28で調整の実施が予定されています。ロール内格差を是正するためのスキルの威力など、数字的なバランス調整がメインとのことで、システム的な改修はパッチ6.3で行われると吉田氏はコメント。
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PvPコンテンツはパッチ6.1で「クリスタルコンフリクト」が実装されてから人口が増加しており、過去最大の状態になっています。こちらもジョブ調整はパッチ6.28で行われる予定ですが、「フロントライン」シリーズのコンテンツでナイトの「かばう」がゲームバランスを損なっているとして、パッチ6.25で調整が入るようです。
「クリスタルコンフリクト」についてはジョブ間のバランスもよく、勝率も同じぐらいとのこと。「隠れ強ジョブ」を少し抑えるなどの調整は実施されるようです。
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無人島開拓について、日本では「吉田に"スローライフ"の意味を教えてやれ!」という声がSNSなどで多く見られたとのこと。これについては「日本プレイヤーの特徴ではあると思っていて、海外は自分のペースで遊ぶ傾向が高い。でも我々農耕民族、タスクが提示されていると効率的に働くよう計算してしまう!」と「無人島に支配されている」状況に反応。
今回実装された部分は「無人島開拓」コンテンツの最初ということもあり、進め方やペースを見失わないように目標やタスクを意図的にきっちり提示したと補足のコメントをしています。
UI面の改修や、今後は建造物などで「自分の島の個性」が出せるようにしていくとしつつ、ハウジングアイテム(庭具)の設置ができるかどうかにもチャレンジをしているようです。
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またその他、傘の「ダンスエモート」のしくみや「ティターニア武器」のエフェクトなど、グラフィックに関するフィードバックとそれに対する吉田氏のコメントが展開されていきました。
パッチ6.25は10月18日実装!「報酬装備」のちら見せも……
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続いてパッチ6.25の情報紹介に移り、まずパッチ6.25が10月18日(火)に公開予定と発表されました。パッチ6.25では友好部族クエスト「オミクロン族」や事件屋ヒルディブランドシリーズの続編、さらにそこから派生した武器強化コンテンツ「マンダヴィルウェポン」などが実装されます。
さらに、少人数向けのカジュアルなコンテンツである「ヴァリアントダンジョン」と"4人零式"というコンセプトで開発された高難度コンテンツ「アナザーダンジョン」も実装予定となっています。
以前の放送でこれらのコンテンツの詳細に触れられているので、あわせてご確認ください。
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放送では「オミクロン族」の報酬や、"某ダンジョン"で得られる装備のスクリーンショットも公開されました。報酬装備はまるでスパイのような、格好いいロングコート装備になっています。
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また11月には北米エリアに新しいDC「Dynamis」が追加され、ワールド数も増加します。さらに今後、「全ワールドに新しく土地を追加するための作業が進行している」と嬉しいニュースも。
実装時期は調整中のため未定なものの、「次回のPLLで実装時期は発表できるかも」と補足しています。
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放送の後半では世界設定の監修を務める織田万里氏、『漆黒』や『暁月』のメインストーリーを手掛けた石川夏子氏、「パンデモニウム」や「吟遊詩人クエスト」などを担当した廣井大地氏らシナリオ班による開発パネルも。
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私達が普段体験しているストーリーはどのようにして作られているのか、シナリオチームの動きなど、興味深い話が盛りだくさんだったので、ぜひこちらは放送をご確認ください!
今回は「第73回PLL」の情報をお届けしてきました。いよいよ実装されるパッチ6.25、「ヴァリアントダンジョン」などの詳細は前回、前々回等の記事でもまとめていますので、こちらもあわせてご確認ください。
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さらに、『FF14』のファン感謝祭ともいえる「ファンフェスティバル」が2023年にアメリカとイギリスで、日本では2024年の開催が決定しました。日本の会場については現在調整中であり、詳細が待たれます。
『ファイナルファンタジー XIV』はPC(Windows/Mac)/PS4/PS5向けに配信中です。次期アップデートのパッチ6.25は10月18日に配信予定です。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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