今回は、GeSEI unkan(ゲ製うんかん)が手掛け、PLAYISMから発売された『ドラゴノーカ』のPC(Steam)版!本作は、巨大な竜の背中に村を作る、牧場系村運営シミュレーションです。移住してきた村人たちと協力して、農業や採掘、料理や畜産をしながら村を発展させていきます。
これまでも『牧場物語』シリーズや『Stardew Valley』、『Farm Together』など牧場や農場を経営するゲームを取り上げ、いずれも数百時間以上ガッツリハマっていました。
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本作は2022年にDLsite版を発売しており、僕も「面白そうなゲームがあるじゃないか」とその存在に気付いてはいたのですが、仕事に支障が出るほどハマることは目に見えていたので、あえて気付かないフリをしていました。
そしてこの度Steam版とニンテンドースイッチ版が発売し、本作を絵日記で取り上げることに!これで何の憂いもなくプレイ出来ます!
◆記憶喪失の主人公が、巨大な竜の背で村作り!
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ゲームを始めると、まずはキャラクターの性別を選択するのか。名前も入力出来るので「吉田のおじさん」に決めた!もちろん男性だ。
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吉田のおじさん(以下、おじさん)が目覚めると、目の前にはノナと名乗る女の子が居た。その傍らには棺桶があり、ノナの父親が納められているらしい。
おじさんは記憶を失っており、ここがどこなのか、どうしてここに居るのかもわかっていない。そんなおじさんに対し、ノナから「父親の入った棺桶を、一緒に崖から落としてほしい」と頼まれる。
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土葬や火葬ではなく、崖から突き落とし葬……?あまりにも文化が違いすぎていて、逆に記憶がなくて良かったかもな。
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この世界では、人々は巨大生物の背中で村を作って暮らしてているようだ。この場所も「グラントータス」と呼ばれる竜の背中の上らしい。
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村長であるノナの父が亡くなったため、現在この村には管理者が居なくなってしまった。そこで、おじさんが管理者に任命され、村の復興を任されたのだった。
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現在の住民は3人ぽっち。この村を復興させるためには移住者を呼び込む必要がある。そうと決まれば早速整地だ!
◆過疎村に若者を誘致!今なら家を建てちゃいます
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斧で切った木は木材に、ハンマーで叩いた岩は石材に自動で変換される。これらは家作りに必要な素材だ。斧やハンマーなどのツールは使い続けるとレベルが上がり、作業効率も良くなっていく。
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建材は、壁や床などパーツごとに分かれている。壁で囲って、床を敷いて、屋根を被せたら完成だ。
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早速、移住希望者が2人もやってきたぞ!ただ、一度に選べる移住希望者はどちらか1人だけ。
幼さが残る少年のトトと、おっとりタイプのお姉さんのイサヤのどちらを選ぶか……。うーむ、やっぱりお姉さんかな!イサヤちゃん、我が村にようこそ!
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最初は一部の家具しか作れないが、住民の要望に応えるとレシピやツールなどを貰え、クラフト出来るものがどんどん増えていく。
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次にやってきたのは、修行中の鍛冶屋ロレンだ。ロレンくんの家は、木材が途中で尽きたため、床がむき出しになってしまっている。それでもベッドや机があれば満足しているようだし……まあいいか。
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民に家具作成などのクラフトも依頼出来る。一度に複数のクラフトを頼めるのは便利だな。
住民にもスキルレベルがあり、クラフトをこなすと上昇する。住民のスキルレベルの合計値がそのまま村の発展度になるので、依頼を積極的に出した方が良さそうだな。
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サボっているんじゃなくて、村の発展には必要だから。ね……?
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新しい住人が増えてやってきて、過疎っていた村にいくつも住居が建ち並んでいる。って、自分の家を建てるのをすっかり忘れてたわ!
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家なきおじさんがどこで暮らしていたかというと……ノナちゃんのご厚意に甘え、村長生活初日からずっと自分ちのように入り浸っていたのだ。
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さぞかし早く出て行ってほしかっただろうな……。
◆焼いて干して熟成させたらすごい料理が出来ました
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住民も増え、農業、畜産、調合、料理とだんだん忙しくなってきた。各住民にプレゼントを渡すと好感度が上がるので、効率よく配れるように長屋のような作りにした。
それに伴い、土材や石材、そして金属と、クラフト出来る材質も増えてきた。金属家具の材料である鉄は地上では産出されないので、地下へと採掘に行くぞ!
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つるはしで壁を掘ると石材や鉄が採取出来る。ただ、地下で産出した素材は階段のところまで押して運ばないと入手したことにならない。
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ちょっと面倒臭いシステムだが、『ドラクエ5』の主人公になった気分で楽しい……。
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上に乗ったものを強制的に移動させる床も存在するので、階段まで直結のベルトコンベアが作れちゃうぞ!階段から離れた場所での採掘もこれでラクラクだ!
山ほど集めた鉄で何が作りたかったかというと、グラントータスの武器を作りたかったのだ。
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この世界には我が村があるグラントータスこと“ぐらちゃん”以外にも、様々な巨獣や竜などの巨大生物が闊歩している。巨大生物たちは常に移動しており、ぐらちゃんと巨大生物が接近するとバトルが始まるのだ。
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最初に巨獣とバトルになった時は、まだぐらちゃん用の武器を揃えていなかった。仕方なく適当な宝石を持たせて戦わせたら、案の定ボロ負けしてしまうことに。
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ぐらちゃん用の武器以外にも、アイテムを食べさせて強化が出来る。素材でも家具でもなんでも与えられるんだけど、きちんと調理した料理の方がHPの上がり幅は大きい。
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食材にはレア度があり、手間をかけた分だけレア度が上昇する。食材を焼いて、干して、熟成して……って、もはや何がどうなっているのかよくわからないが、食材のレア度はしっかり上がっている。
そしてそれらの食材を組み合わせて調理すると、さらにレア度の高い料理が完成するのだ!
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料理下手なヒロインみたいなムーブになるおじさん。ぐらちゃん、喜んでくれるかしら!
記事執筆時点で30時間ほどプレイしていますが、まだクリアは出来ていません。ひたすら地下を掘り、ベルトコンベアを作って遊んでいます。
新しい住人もサクサク加入するし、使えるツールやクラフト可能な家具も出し惜しみなくどんどん増えていくので、序盤からかなりテンポ良くゲームが進められました。
牧場経営系のゲームでは、住民の好感度を上げるためにあっちこっちに移動するのが面倒くなるタイプなのですが、本作では住民の家の場所を自分で決められるので、好感度上げが楽で良かったですね。クラフト要素のあるゲームが好きな方や、採掘に何よりの喜びを感じる僕のようなタイプの方にはうってつけのゲームです!
『ドラゴノーカ』はPC(DLsite、Steam)/ニンテンドースイッチ向けに現在配信中です。