今回は、Bubby Darkstarが手掛け、PLAYISMから発売された『SUBWAY MIDNIGHT -サブウェイミッドナイト-』のニンテンドースイッチ版をプレイ!本作は、サイケデリックな世界観の幽霊電車を探索するホラーADVです。
熱心な絵日記読者の方ならご存知かと思いますが、僕はかつて、ホラー作品の雰囲気は大好きなのに、ビビリ故に大の苦手でもあったんですよ。そう、“かつては”です。
絵日記で様々なホラーゲームをプレイして、今ではビビリも大分克服出来てきているんですよ!そもそも、ホラーと言っても、幽霊を銃で撃ったりぶん殴ったり出来るゲームが多いじゃないですか。物理的になんとか出来る幽霊なんて、最早恐るるに足らず!

え?『SUBWAY MIDNIGHT -サブウェイミッドナイト-』は幽霊を殴れるタイプのゲームじゃないの?じゃあ怖いわ……。
◆誰もいない電車を探索。オバケは居る!

少女が目覚めると、そこは地下鉄を走る電車の中だった。少女以外の乗客は居ないようなので、他の車両に移動してみよう。

おあっ、早速オバケの登場だ!

一瞬ビックリしたものの、オバケのビジュアルがポップで可愛らしかったのでホッとした。
この感じなら僕でもビビらずプレイ出来そうだな。いや、3Dで描写されたリアルな車内の雰囲気がやっぱり怖いわ。

先程のオバケは手を振ったあとにすぐ消えていった。よし、放っといて先へ進もう。
冒頭でも触れたようにジャンプや攻撃といったアクションはなく、プレイヤーは基本的に“移動”しかできない。。つまり攻撃的なオバケが出てきた場合、逃げるしかないってことか。シンプルに辛い……。

別の車両に進むごとに、窓から見える景色や車内のライティングが目まぐるしく変わっていく。この車両では、座席に巨大な埴輪のような人形が座っている。人形だよね?オバケじゃないよね?

埴輪の間を通り抜け、さらに車両の奥へと進んでいく。

次の車両では、とうとう悪意を持ったオバケが現れたぞ!
懸命に逃げるも、他の車両へのドアは封鎖されて行き止まりになっている。

背後に忍び寄る赤目のオバケ。そして画面が暗転する。

うん、怖かったわ!
◆悪いオバケかどうかは可愛さで決める!

画面が暗転し、別の操作キャラクターに切り替わった。公式紹介文にあった“幼い女の子リズ”が彼女なのだろうか。
ゲーム中は文章による説明が無いので、先程の髪の長い女の子がどうなったのかは不明だ。

階段を降りると、あからさまに「こっちへ進め」と言わんばかりに、右方向に白いラインが敷かれていた。僕は迷わず左方向へ進む。
僕は、探索要素のあるホラーゲームなら、イベントが起こりそうなエリアに入る前に、全ての道や部屋を通ってマップを埋めたいタイプなのだ。

オバケに追いかけられたときのために、逃走経路はしっかり把握しておきたいからね。

今度は右に進むと、カバンのような物が落ちているのを見つけた。拾えたけど、今はどうやって使うかは不明だ。
どうやらここは駅のホームだったらしく、改札口を抜けてホームへ向かう。

最初の髪の長い少女と同じように、電車内を移動して進めていくようだ。

ダンボールが乱雑に積まれている車両や、サイケデリックな魚が吊るされた車両を抜けてどんどん進んでいく。

次の車両には、眼帯をつけた女の子が居た。
こんなところにいる以上、彼女もオバケなんだろうけど……悪いオバケでは無さそうだな。判断基準は可愛いかどうかだ。

そういや改札で拾ったカバンってこの子の物じゃないかな?と話しかけてみると、本当にこの子の持ち物だったらしく、喜んで受け取ってくれた。
なるほど。何らかの未練を残したオバケたちに、特定のアイテムを渡して成仏させていくのがこのゲームの目的ってことなのか。ストーリーが文章で語られないので、完全に憶測なんだけどね。

そんなことを思っていたら、新しいオバケが出てきたぞ。可愛い少女らしい見た目なので、悪いオバケではなさそうだ。

オバケ少女に近寄ったその時、背後から赤目のオバケが追いかけてきたじゃないか!一刻も早くアイテムを渡さねば……って、あれ?

うーむ、どこかで落ちているアイテムを見落としていたのかな。ごめんね。

クリアまで2時間、合計で4時間ほどプレイしました。
僕がオバケ少女を見捨ててしまったあと、アクションパートや謎解き要素など、バラエティ豊かなエリアが用意されていました。
直接的な恐怖表現という意味ではホラー要素はそこまで強くなかったので、ビビリの僕でもクリア出来ました。とは言え、ノイズフィルターやサイケデリックなオブジェクトなど、恐怖を盛り上げる演出が随所になされています。
カートゥーンチックなキャラクターと、サイケデリックな世界観が織りなす、雰囲気抜群の良きホラーゲームでした。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)