踊る大剣、弾ける銃撃！スタイリッシュACT『Binary.』の華麗に敵を倒す楽しさたるや【プレイレポ】

今回はFortyWorksが、2023年3月31日にSteamにてWindows PC向けで早期アクセスを開始した、サイバネティクス・スタイリッシュ・アクション『Binary.』についてご紹介したいと思います。

『Binary.』とは？

本作は、フリーランスのクラッカーとしてウィルスたちを大剣と銃で華麗に倒していくスタイリッシュアクションゲーム。全体マップのスタート地点から各ステージにアクセスする形で攻略を進め、最奥のゴールを目指します。道中に取得する技を適宜取り入れながら、自分好みのコンボを作り上げて敵を圧倒するのが魅力です。早速やってまいりましょう。

操作・設定・言語

操作はコントローラーに対応。キーボードでも操作できましたが、敵の攻撃を避けつつコンボを繋ぐなど、操作が忙しくなる瞬間が多いので筆者はXbox Oneコントローラーを使用しました。その他設定はウィンドウモード、解像度、各音量といったオーソドックスなものが並びます。なお言語は英語と日本語に対応しています。

本編開始

NEW GAMEを選択するとチュートリアルステージが始まります。画面中央、サイバーパンク（？）めいた衣装に身を包んだキャラクターが佇んでいますね。ここではこのキャラを操作してゴール地点までの一本道を進みながら、基本的なアクション操作を学んでいきます。

基本操作

移動に関しては非常にシンプル。スティック傾斜で走る、ボタンでジャンプ、回避、そして進行方向へ瞬間移動する「ブリンク」という技があります。

画面に表示された各アイコンを見てみましょう。まず左上から、十字アイコンは体力ゲージを表しており、「3回ダメージを受けると死亡」という意味です。その下にあるBLINKのアイコンは、先程触れたブリンク技の「発動回数」を示しており、ブリンク1回発動するごとに1つ消費、時間経過で回復しますね。

さらに左下には「Evade」という回避技のアイコンがあり、こちらも時間経過で回復……ブリンクよりは素早く再使用可能になります。また画面右下に並ぶボタンとスティックのアイコンは、「各ボタンに割り当てられたアクション/技」を表しています。こちらは後ほど改めて触れます。

敵との戦闘

さて次は攻撃ですが、こちらも基本は銃による遠距離攻撃と大剣による近距離攻撃の組み合わせです。遠方から銃弾をあてながら距離を詰め、接近したら剣をぶつけてダメージを狙う……のですが、大抵の敵に対しては銃だけでも結構ゴリ押しできてしまったり。

時間はかかりますが、複数の敵を同時に相手する状況では安全に攻略できましょう。

攻撃はどれも動きやエフェクトなどでアクションが派手なので、ロックオンで敵に注視しながら行うと、視点のごちゃつきを抑えることができます。

そしてロックオン状態で、遠距離/近距離の通常攻撃ボタンを押すと、それぞれに割り当てられた技が発動。一段ど派手なエフェクトで敵に一撃をお見舞いできます。若干のクールダウンタイムが挟まるものの連発しやすく、銃のゴリ押しが難しいときはあえて懐に飛び込んで技を連発すれば、やっぱりゴリ押しで倒せてしまったり。

ところで敵との戦闘中、画面右上にコンボとスコアが表示されます。これらは多彩な攻撃で敵にダメージを与え続けるとC、B、AそしてSとランクが上昇。攻撃に間隔があいてしまうとコンボが途切れてしまいます。個人的に、敵1体との戦闘よりも複数と戦っているときのほうがランクを上げやすかったような印象があります。

敵からの攻撃についてですが、近距離/ 遠距離ともに攻撃発生までに一度、エフェクトなどで攻撃予測や位置が表示されるので、それをヒントに回避行動を取りましょう。

また攻撃に対して回避がジャストタイミングであれば「ジャスト回避」になり、相手の体勢を崩して反撃できたり。

ただコンボを繋げたりと攻撃にのみ集中していたら、攻撃予測エフェクトが表示されても回避が間に合わずに被ダメージなんてこともあるので要注意です。

マップ攻略

さてこちらはマップですね。「メイン目標ゴールノードをキャプチャーせよ」という表示がある通り、マップにはいくつかの地点（ノード）が用意されており、敵との戦闘が発生するミッション、新しい技を入手できるアビリティが主で、それ以外は素通り可能。ゲームではノードをひとつずつ進みながらマップ最奥のゴールを目指していきます。

画面右上の「活動限界」という数字はノードを進むごとに1つ減っていきます。ミッションがあるノードについては、敵に倒されても活動限界の数字が残っている限り再挑戦できることになります。もちろん残り0の状態でミッション失敗するとGAME OVERになって、攻略中のマップを最初からやり直しです。

ゲームには分岐ルートのあるマップも存在し、遠回りしたほうがアビリティ入手などで強化できるのですが、そうするとこの活動限界の数を他ルートよりも多く消費することになり、前述のミッション再挑戦のことを考えると、なかなかリスクマネジメントに悩まされますね。

アビリティ

マップを移動中はこのように、いつでも「ABILITY INSTALLER」を開いて、所持しているアビリティ技を付け替えることができます。記事初めの方で少し触れましたが、これらアビリティは自由に攻撃（アクション）ボタンに割当が可能。自分好みの戦闘スタイルになるよういろいろ試しながら組んでいくと良いでしょう。

ただ、組み合わせによっては近距離の通常攻撃と遠距離のアビリティがほぼ同時に発生して操作がごちゃつくということもあるので、そういったエラー（？）には気をつけたいところ。

おわりに

早期アクセスでありながら、記事執筆時点においてかなり遊べる仕上がりになっている本作。とはいえ惜しい点もあり、例えばマップでメニュー画面からゲーム終了ができなかったり、戦闘中カメラワークが敵に近すぎて何が起きているのか分かりづらい場面があったり、操作入力に対して意図したどおりのアビリティが発生しなかったり（いやこれは筆者が下手なだけかもしれませんが！）……ともあれ、ゲームのコアである「アクション要素が楽しい」という部分は間違いないので、今後の調整と製品版リリースが待ち遠しいタイトルですね。