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アークシステムワークスを代表する、『ギルティギア』シリーズと並ぶもうひとつの対戦格闘シリーズ『ブレイブルー』。きらびやかなキャラクターたちによる戦いを魅力とした本シリーズですが、スピンオフ『ブレイブルー エントロピーエフェクト』(以下、エントロピーエフェクト)ではなんとローグライトアクションに挑戦しております。
『ブレイブルー』シリーズは過去のスピンオフでも『XBLAZE CODE:EMBRYO』のように、アドベンチャーゲームに挑戦するなど、シリーズ本編の格闘以外では畑違いのジャンルへと果敢に進出するスタンスが印象的ですが、今回の「エントロピーエフェクト」はローグライトアクションという人気ジャンルへと挑戦する形です。
実際のところ本作がどのようなプレイフィールなのでしょうか? 今回Game*Sparkに先行で送られたメディアプレビュー版の模様をお届けしましょう。
(なお、今回の試遊開始の時点では繫体中国語のみが搭載されていたため、以降のスクリーンショットの表記が度々日本語でないことはご容赦ください。本編では日本語対応が発表されていますし、BitSummitでの展示版も日本語です)
あの『ブレイブルー』のキャラの技が、2Dアクションで煌めく。
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さて『ブレイブルー』といえば主人公のラグナ=ザ=ブラッドエッジをはじめ、魅力的なキャラクターたちの戦いが特徴でしょう。舞台をローグライトに映した「エントロピーエフェクト」でも、対戦格闘のような鮮やかな動きでアクションを披露しています。
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今回のプレビュー版ではラグナたちにはロックがかかっており、最初に選択できるキャラはヒビキ=コハクでした。『ブレイブルー』シリーズではトリッキーな技を使うテクニカルなタイプであり、ジャンルを変えた「エントロピーエフェクト」でもその雰囲気はある程度再現されております。
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実際に操作してみて「これは気持ちいいかも」と感じたのはそのスピードです。基本的には攻撃・回避・スキルボタンによる2Dアクションなんですが、それらのレスポンスが良いのです。
キャラの走る速度。攻撃を当てるリズム。敵の攻撃を回避する動き。そして必殺技で危機を打開する快感。それらが高速で展開されるアクションは、まさしくアークワークシステムズの対戦格闘の特徴でもあります。「エントロピーエフェクト」ではその魅力をローグライトアクションの分野でも存分に発揮されていると言えるでしょう。
構成自体はオーソドックスなローグライトに『ブレイブルー』シリーズらしいアクションのスピードが印象的。
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「エントロピーエフェクト」の基本は1ステージ内の敵を殲滅させることで、次のステージへと進んでいく構成です。
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ステージクリアごとに、ランダムでお店に入ったり何らかのリワードがあるルーレットを試したりといったものを選択することもあります。
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その他にも、ローグライトらしく要所でスキル追加などの選択も実装。追加攻撃を加えたり、攻撃力を増加させたりするスキルを加えていくことで、キャラクターを強化していくという、このジャンルらしい基本は外しておりません。「どのスキルを選ぶか?」という戦略を考えながら進めていく楽しみも保証されています。
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いくつかのステージをクリアするとボス戦へ。ボス戦は当然ながら簡単ではなく、攻撃も苛烈で、何度もゲームオーバーになる難しさを見せます。しかし負けてやりやおしたとしても、意外にもそれほど負担がかかっていないことにも気づきます。それは本作ならではのスピード感によって、かなり速く進めていける快感が勝っているからかもしれません。
そう、なにより本作はアクションの手触りとスピード感が突出していることが印象的なのです。現在ローグライトアクションは苛烈なほど様々なタイトルが乱立しているなか、「エントロピーエフェクト」は『ブレイブルー』シリーズ原作のキャラクターはもちろん、このスピード感を持ってオリジナリティを見せようとする一作だといえるのではないでしょうか。