
ストリーマーなどを中心に話題となっている、Aladdin Xの開発したパズル『スイカゲーム』のフォロワー的作品がSteamでも多数登場しています。
北海道やかぼちゃ、猫などパズルのテーマは様々

ニンテンドースイッチ向けに配信されているパズルの『スイカゲーム』はいわゆる"落ちものパズル"で、限られた容器の中にさまざまなサイズのフルーツを配置していき、同じフルーツを組み合わせてハイスコアを目指すというもの。現在話題となっている『スイカゲーム』は2021年に発売されたものの、最近のヒットまでは大きく話題に取り上げられることはありませんでした。
そんな本作と同様のゲームシステム、ルールをもった「スイカライク」ともいえるフォロワー作品が、Steamでは続々と公開されています。都道府県同士を組み合わせて北海道の完成を目指す『Hokkaido Game』や野菜を積み上げていく『かぼちゃゲーム』、愛らしい猫がたくさんの『SuiCats』など、パズルのテーマは多岐にわたります。



一方で、『スイカゲーム』のベースとなったとされる中国の「米兜科技」による『合成大西瓜』と同名のタイトルを冠した『合成大西瓜(Big watermelon)』という作品は2021年3月にリリースされており、『スイカゲーム』よりも9ヶ月先に配信が開始されていることもわかります。

また、『スイカゲーム』を手掛けたAladdin Xは、本作の画像や素材を盗用した悪質なスマートフォン向けのアプリケーションに向けて注意喚起も行っています。
『Only Up!』や「The Backrooms」的なブームとなるか
一世を風靡したタイトルやジャンルの類似作品が続々と登場するような流れはこれまでにも多くあり、ジャンプアクション『Only Up!』が話題となった際に同様の作品が増加したことは記憶に新しく、ネットミーム「The Backrooms」をモチーフとしたタイトルや、「ヴァンサバライク」「タルコフライク」といったジャンルも確立されてきました。
『スイカゲーム』はニンテンドースイッチのみのリリースということもあり、スマートフォンやSteamといった他のプラットフォームでもプレイしたいというニーズが存在することや、シンプルなルールやゲームシステムであることから、類似作品は今後も増加していくことでしょう。