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CD PROJEKT REDの開発者による生成AI技術を活用したNPCの製作に関しての発言が海外メディアで報じられています。
『サイバーパンク2077』続編にも携わるCD PROJEKT RED開発者が生成AIについて発言
生成AI技術とNPCについて持論を展開したのは「サイバーパンク2077:仮初めの自由」のクエストデザイナーで、開発中の『サイバーパンク2077』続編でアソシエート・ゲームディレクターを務めているPaweł Sasko氏。海外メディアAftermathによると、Sasko氏はCD PROJEKT REDでも生成AIに関する研究開発が行われていたことを示唆したものの、その活用法については作業中に物語設定を簡単に検索できるようになるといった言及にとどまっていたといいます。
Sasko氏は、生成AIを活用してプレイヤーに対するNPCの特定の反応をもう少しだけ本物らしくすることは可能だとしつつ、脚本や音声に利用するにはとてつもなく長い道のりが残されていると発言。ライターやクエストデザイナー、シネマティックデザイナーが手掛けたものとAIが生成できるものの間には目に見えるギャップが存在するとしています。「仮初めの自由」に登場したようなキャラクターたちにAIが近づく方法は想像の域を出ておらず、特にクオリティの差は峡谷のように大きいとの見解を示しました。
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生成AI技術とNPCの今後は?
NPCと現実のような会話を楽しめるようになるとも期待されている生成AI技術ですが、プロの目から見るとまだまだ足りない部分が多い様子。今後、生成AIはゲームキャラクターの製作時にどのように活用されるようになるのか注目です。