ハードコアなゲーマーの皆さん!ゲームを遊んでいる際、こんなことを思ったことはありませんか?「このアイテムよく見るけど、どんな味しているんだろ?」と。私はしょっちゅうあります。
そこで、本記事ではこの疑問を「解消」すべく、名前だけはよく聞くくせに実際の味はよくわからない筆頭である「例の食べ物」を購入&調理、その実態に迫るべく調理していこうと思います。
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数カ月ぶりでございます。ハードコアゲーミング料理です。筆者は現在『ドラゴンズドグマ 2』の世界を冒険中。
キャラメイクはあまり得意ではないので、用意されていたテンプレ獣人さんをちょこちょこっとイジってプレイ開始。フォトモードでかっこよく撮ってあげました。
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すでに発売前プレイレポなどで話題になっていましたが、今作は休息を取るためにキャンプを行うと、お肉を焼くことができます。ちなみに時間経過でお肉は腐っていきますが、手に入れてすぐよりも少し時間を置いた「腐りかけケモノ肉」のほうがバフ効果が高いです。熟成と考えればいいのか……?
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焼いている間は実写映像が流れるというすごい演出。このやり方、アリなんだ…!?
こんな飯テロ映像をゲーム中に流されると、食べたくなりますよね。絶対に今作を遊んでいる途中にステーキ屋さんに行った人はいると思います。そして私もその一人。
すぐさま肉の塊の購入を決意、そして調理へ
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今回用意したのはこちら、ケモノ肉(ラムフレンチラック)です。部位としては、肋骨を残す処理をしたロースなんだそうです。
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肋骨の間に包丁を通してカットすると、ラムチョップに使われるあの形になります。まずはゲームの通りにほぼ手を加えず、軽く塩をふるだけで焼いてみましょう。
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いい……。
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ひっくり返してみたところ。いい……。
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「シンプル焼いただけケモノ肉」の完成。いい……。
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攻撃力・防御力が上がる気配がします。シンプルに焼いただけでしっかり美味しいお肉でした。
ところで、お肉以外にもインベントリには回復薬を調合する用の野イチゴやガライモといったアイテムが並んでいるんですよね。色々料理に使えそうな気がするのですが、でも覚者はお肉を焼くだけです。なぜ料理に使わないんだ!もったいない!
もったいないので現実で調理しちゃいましょう!
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先ほどよりも手を掛けましょう、お肉には塩こしょうをふって、小麦粉をまぶしておきます。
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近所にガライモが生えていなかったので、ジャガイモを購入しておきました。カットして電子レンジで5分ほど加熱。竹クシが刺さるくらいの固さにしておきます。
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そして、野イチゴ……も近所に生えていなかったのでスーパーでイチゴを購入。小さくカットしておきます。これは後半に役に立ってくれます。
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フライパンにオリーブオイル、生のローズマリーを入れてじっくり加熱。香りを引き出しておきます。
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香りが立ってきたらお肉を投入。コゲつき防止のためローズマリーは肉の上に退避。
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表面に火が入ったら次の工程へ。
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ジャガイモを入れ、白ワインを大さじ1.5ほどフライパンへ。
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蓋をして火が通るまで蒸し焼き。白ワインとローズマリーで、すごい高級感のある香りが漂っています。
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火が通ったら一旦肉をお皿に戻し、ラムからでた脂が残ったままのフライパンにイチゴを入れて加熱していきます。
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イチゴはヘラで潰しながら混ぜ合わせ、さらにレモン汁、しょうゆ、はちみつを加えて煮詰めていきます。
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お皿に並べたラムにイチゴで作ったソースをかければ……「ラムチョップのストロベリーソース」の完成!
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イチゴの固形感がギリ残っているソースの見た目がイイですね。肝心の味ですが、ローズマリー香るしっかりとしたお肉の強い味に、さわやかさすら感じる果実の甘めのソースの組み合わせがかなりグッド。次の一口が進む味。
酸味と果実感と甘さが組み合わさったソース、似ている味を考えたところ、アレです、甘さ強めのはちみつ梅干しみたいな感じです。梅干しでソースを作っても相性が良いかもしれませんね。子羊とはいえ、ゼロではないいわゆるケモノ的な匂いやクセがこのソースの香りとマッチして、むしろプラスなポイントに。
基本フライパンひとつで焼くだけなので(ジャガイモの加熱を除けば)、ギリギリ屋外のキャンプでも作れなくはないですから、ぜひ覚者様に作っていただきたい一品でした。
あとよく考えたらポーンを引き連れ4人パーティが組めるのに3本しかお肉焼いてませんでしたね。喧嘩になりそう。
おまけ
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