今回はSmarto Clubがデベロッパーを、Astrolabe Gamesがパブリッシャーを担い、SteamにてWindows PC向けに発表予定の『バブルガム ギャラクシー』、そのデモ版をご紹介します。
『バブルガム ギャラクシー』とは?
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本作は、ひょんなことから削除されてしまった銀河を再建していくカジュアル系パネルゲーム。六角形のパネルを、「色」「種類」で上手に繋いでいくことでハイスコアを目指します。もちろんゲームルールはそれだけではなく、特定の条件を満たすようなミッションも用意されており、カジュアル系とは言いつつも、先読みが必要な場面も出てくるため、十分な歯ごたえがあるプレイフィールでした。ともあれ早速やってまいりましょう。
操作・設定・言語について
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本作の主な操作系はキーボード&マウス。パッドコントローラーにも対応していますが、画面内のマウスカーソルをスティック操作で動かすといった感じなので、デフォルト設定であろうキーマウ操作で良いでしょう。実際のゲームプレイも、画面内でクリック&ドラッグが主になりますし。
その他オプション項目については……筆者がプレイ中あれこれ試した範囲では、そもそも設定画面が見当たりませんでした。一応言語はタイトル画面から変更可能で、日本語対応しています。翻訳のレベルについては、一応読めはするものの、機械翻訳的で少々分かりづらい場面もあるので注意。デモ版なので、ここらへんについては製品版までにアップデートされることを願いつつですね。
本編開始
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さて始まりました『バブルガム ギャラクシー』デモ版。我々プレイヤーはこの家を頭に被った猫みてえな女性を主人公にこのゲーム世界に飛び込んでいきます。
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彼女は新入社員ということで、まずは先輩社員から研修という名のチュートリアルを受けていくことで本作のゲームシステムに慣れていきm……
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からのブルースクリーン。
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先輩社員として後輩に仕事を教えているときに事件が起きると心臓がキュッとなります……これ僕の責任ですよね?ハハッみたいな。自分の過去がフラッシュバックして胃がねじ切れそう。
ともあれ何が起きたのかといいますと「何らかの不具合により発生したエラーが原因の銀河データ消失」。そう、このゲームにおける銀河創世(?)は実にデジタル的なアプローチによって行われているのです。
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キュートでポップな感じのビジュアルとBGMに誤魔化されていますが、割と地獄みてえな状況が進行中であるオフィス。過去に経験があるということで、このまま主人公が宇宙を作っていく流れになりました。
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そんなわけで、改めて本作のゲームシステムについて触れていきましょう。ゲーム開始直後は、基準となる開始地点にパネルだけがポツンと宙域に置かれており、ここから各辺に、ランダムで配布される六角形のパネルを適宜繋いでいくことで、ハイスコアを狙っていきます。
ゲーム画面は左右に回転、拡大・縮小といったカメラ操作もできるため、パネルとオブジェクトが重なって見づらいといった場面では、後ろに回り込んで視点を変えるのもおすすめです。
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さてそのパネルについてですが、ワールド(惑星)ごとに色やオブジェクトに様々なバリエーションがありますが、種類自体の数は3個前後(現時点においては)なので、プレイ中に混乱することはないと思います。
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またステージ開始直後に用意されているパネルは有限で、ステージは、すべてのパネルを使い切るか、ミッションをすべて完遂ことで終了。その時に、条件を達成しているかどうかでステージクリアか否かが判定されます。
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パネルを設置する際、「辺と辺の重なり方」によって得られるスコアが変動します。基本的には色を合わせるか、オブジェクトを合わせるといった、「同じもので揃える」ことで、より高いスコアになります。
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ゲームが進むと、「同色のパネルを3つ以上つなげる」などの少しひねりの効いたミッションが登場。最初は簡単な達成目標なのですが、徐々に難度が上昇していき、「森のオブジェクトを400個つなげる」といったものも現れたりします。
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そして、そもそものステージクリア条件が「スコア2000」といったものも出てきます。ここらへんになってくると、ステージ開始直後からどのようにオブジェクトを繋いでいくか、という先読みの思考をしながらパネルを置く感じになります。ただし配られるパネルの種類はランダムの筈なので、きっちりきっかり計画通りに行く!というのはなかなか難しい。
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そのため個人的な攻略法になってしまいますが、オブジェクトが複数の各辺で他のパネルに接続できるよう、枝をいくつも伸ばしていくようなスタイルでプレイを進めていました。これにより、どんなミッションが来てもいつでも対応できるようにする狙いですね。
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基本的にはこのような流れで、合間にオフィスを探索してほかキャラクターとの親睦を深めていくというのが本作の進行ですね。
ただし現時点において、デモ版故に致し方ないことではあるのですが、「セーブができない」というのは結構しんどい部分。
というのも最初にテストプレイして、よしよしチュートリアル終わったぞい、と思って再開したらデータが消えていたので、いやいや何かの間違いだともう一度プレイして再起動したらやっぱり消えてたので、ちい◯わみたいに泣いちゃいました。何の話だ。
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ともあれ、そこは脇に置きつつ、デモ版の時点で本作の完成度はなかなかに高く、遊んでいて楽しかったのは間違いありません。実際に製品版としてリリースされる際、ここからさらにどういった要素が盛り込まれていくのか期待大ですね。
タイトル:『バブルガム ギャラクシー』
対応機種:Windows PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)
発売日:発表予定
著者プレイ時間:2時間
サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し
価格:未定
※製品情報は記事執筆時点のもの
スパくんのひとこと
マスの種類を意識しながら繋いでいった先で、うまいことコンボが決まるのが楽しいスパ!