!注意!本記事には一部ゲームタイトルのネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください。
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多くのゲーマーから絶大な支持を得ている人気ゲームには、いつまでも人々の記憶に残る魅力的なキャラクターが数多く登場します。しかし、自分の存在感を示せずに「あれっ?コイツいたっけ?」と言われてしまうような、影が薄いキャラクターがいるのはご存知でしょうか?今回は、そんな人気ゲームに登場する「空気キャラ」を、編集部の独断と偏見で選び、なぜ彼らが自分の存在感を示す事ができなかったのか徹底的に解説します!
■ヴァン
タイトル:『ファイナルファンタジーXII』 ジャンル:RPG
発売元:スクウェア・エニックス 開発元:スクウェア・エニックス
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―この物語の主人公じゃなかった……
『ファイナルファンタジーXII』の主人公ヴァンは、「FF史上、最も影が薄い主人公」とファンから揶揄されているキャラクター。本作の発売前に公開されたビジュアルイラストには、ダルマスカ王国の王女であるアーシェが、ヴァンのヒロインのように描かれていましたが、いざ蓋を開けてみると、彼女は、「この物語の主人公」と自称するバルフレアと良好な恋愛関係を築いており、ヴァンはただそれを眺めているだけ。さらに、他のメインキャラクター(主にバルフレア)と比較してビジュアルに華がなく、特に目立った活躍もしていません。そんなモブ級の主役といっても過言ではないヴァンですが、本作のその後を描いたスピンオフ作品『ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング』では、主人公としてしっかりと活躍(バルフレアもしっかり登場)しているので、多少は報われているのではないでしょうか。