気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Intertum開発、PC向けに1月28日リリースされた90年代風アーケードアクション『Power Stealers』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、90年代のアーケードゲームを参考にしており、昔ながらのピクセルアートやシンプルなアクションに重点を置いたゲームプレイが特徴。プレイヤーは“Lars”と“Hana”という治安部隊の士官候補生として、怪物や超人兵士の軍勢を指揮する科学者“Osfrid”との戦いに挑みます。
『Power Stealers』は、520円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Intertumこんにちは。メキシコで4人で活動するゲームスタジオIntertumです。本作は私たちがSteamでリリースする2本目の作品となります。私たちの目標は、古典的名作と現代のテクノロジーやトレンドをかけ合わせた最高のゲームを作るということです。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Intertum本作の開発は2017年に始まりました。私たちはまだフルタイムでゲーム開発に携われるほど余裕がないので、空いた時間を使って開発したのです。私たちの一つ前の作品はアーケードシューティングでしたので、リソースの問題もあることから、同じくシンプルで短いアーケードゲームの開発を続けるのがいいと思いました。
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――本作の特徴を教えてください。
Intertum「撃って走る」というゲームは、最近あまりないのではないでしょうか(もちろん『Blazing Chrome』は有名ですが)。ローカル協力プレイも珍しいでしょう。どのステージも独特の敵とシステムを用意し、どれもユニークに感じられるように作りました。また、プレイヤーを助けるセカンドウェポンであるShen-Botというものがあります。舞台はSF要素とファンタジー要素をミックスさせました。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Intertumもちろん、数多くのものから影響を受けています。まず、「撃って走る」という点では『魂斗羅』です。『メタルスラッグ』もとても重要なインスピレーションの源です。舞台は80年代のSFとファンタジー映画を参考にしました。
――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能でしょうか?
Intertum正直に言うと、あまり翻訳する箇所はありません。いくつかのベタなセリフだけですね。それでも、もしどなたか翻訳に興味がございましたら、メールでご連絡ください。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Intertum本作に興味を持っていただき、ありがとうございます。このような場に来ることが出来たと言うだけで、とてもワクワクしています。日本はゲームというものにおいて最も重要な場所です(私たちはみんな任天堂のファンです)ので、皆さんに見ていただけると言うのだけでとても意味あることなのです。ありがとうございます。
――ありがとうございました。
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◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に200を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。