今回プレイするのは、DotEmuが贈るPC版『ベア・ナックル4』。本作は、1991年に発売されたベルトスクロールアクション『ベア・ナックル』シリーズの最新作です。
『ベア・ナックル』シリーズは、小さい頃にメガドライブで何度も繰り返しプレイしており、おっさんになってからも「メガドライブミニ」で『ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌』を繰り返しプレイしていました。
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前作から20年以上の時を経ての復活に心躍る反面、不安もあります。これも大好きなシリーズだからこそ……!
多彩な技でコンボを繋げ!
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Mr.Xとシンジケートの野望を打ち砕き、世界には平和が戻った。そして10年後……その平和は新たに台頭した犯罪組織によって破られる。その組織を率いているのはMr.Yと名乗る姉弟であった……。
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プレイヤーキャラクターは、アクセル、ブレイズ、チェリー、フロイドの4人。
オールマイティー型やスピード型などのキャラクターがいるが、僕が選んだのはフロイド。そのマッチョなボディーから察するにパワー型だ。
僕は、他のベルトスクロールアクションでもパワー型を好んで使用しており、『ファイナルファイト』ではハガー市長を、『キャディラックス 恐竜新世紀』ではメスを使っていた。
屈強でマッチョな肉体から放たれる、パワフルな攻撃が大好きなのだ!
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ただ、パワー型は、他のキャラクターに比べて動きが遅くて操作が難しいことが多い。フロイドもそのようで動きが重かった。
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それでもぶん殴りが気持ちが良いキャラクターだ。
通常攻撃に加え、溜め押しで強攻撃、カーソル入力で大技が繰り出せるぞ。
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体力を消費するスペシャル技もある。
フロイドのスペシャル技は、腕を伸ばして敵を掴む一見地味なものに見えるが、実はかなり使えるのだ。
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通常攻撃ボタンの連打でも基本的なコンボは繋がるのだが、吹っ飛ばした敵をスペシャル技で捕まえて引き寄せることにより、さらに多くのコンボを繋げられるのだ。
その他にも超強力なスーパー奥義技もあるのだが、使用回数が限られているのでボス戦のために温存しておこうと思ったのだが……
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ナイフを持って突っ込んでくるチンピラに囲まれ……
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思わずスーパー奥義技をぶっ放してしまう。
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僕はナイフを持って突っ込んでくる敵が苦手なのだ。
なんとなく躱しにくくない……?
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スーパー奥義を使い果たしちゃったせいで、その後のボス戦はかなり苦戦した……。
レトログラフィック&ドットキャラに大歓喜!
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特定の場所でとある行動を取ると隠し部屋が現れる。隠し部屋の中では、過去作に登場した懐かしの敵とバトルが楽しめるぞ。
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ちなみに、「隠し部屋への入り口かな?」と思って穴に飛び込んだら、普通に死んじゃったこともあった……。
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隠し部屋の中ではグラフィックがドット絵になる。懐古おじさんのハートを鷲掴みだ!
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実はドット絵グラフィックになるのは隠し部屋だけではない。オプションからいつでもグラフィックの切り替えが可能なのだ!
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アニメのようにぬるぬると動くグラフィックも見ていて楽しいのだが、古いベルトスクロールアクションをプレイしてきた中年には、このドット絵がめちゃくちゃ刺さるのだ!
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ゲームの進行に応じてプレイヤーキャラクターが解放されるのだが、過去作のキャラクターたちがドット絵で登場する。
アニメのようなグラフィックとコンボがお手軽にガシガシ繋がる今っぽさを押さえつつ、シリーズファンにも好かれる素晴らしいゲームだ!
こ、これは……
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と勘違いしてしまうほど、グッサリ刺さった!
リモート飲み会で読者と協力プレイ!
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「Game*Spark/インサイド公式ディスコードコミュニティ」で企画されたリモート飲み会で、読者のみんなと協力プレイをしてきたぞ。
ストーリーモードは、オンライン時では最大2人まで、オフライン時では最大4人までプレイ可能。今回はSteamの機能「Remote Play Together」を使用したので、4人でのプレイだ。
ちなみに「Remote Play Together」は、誰かがローカルマルチプレイに対応したゲームを所持していれば、他のプレイヤーは所持しなくてもオンライン上で楽しめちゃう機能だ。まさにこの機能は、ベルトスクロールアクションにうってつけと言っていいだろう。
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お酒とピザの準備完了!リモート飲み会、開始!
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4人プレイだと、敵の数よりも味方の数の方が多い場面があり、もはや蹂躙状態。あっという間に敵を殲滅してしまった。
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みんなお酒を飲んで酔っ払ってきたのか、味方もろとも敵を吹っ飛ばし始めた。
ガチ攻略も良いが、こういうおふざけが出来るのも多人数プレイの醍醐味だ(フレンドリーファイアの切り替えは可能)。
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その後、グラフィックをドット絵に変更して最高難易度で挑戦してみた
Hitカウントは全てのプレイヤーが対象なので、あっという間に100Hitを超えていく!
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なんとかボスまでたどり着いたのだが、やはり最高難易度の敵は強く、ここに来るまで2人がゲームオーバーになってしまった。
だが、仕方ない。残った2人でなんとかボスを撃破するぜ!
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撃破するぜ!って言っておきながら、僕は早々に倒されたんだけどね……。
ひとつのステージは短めですがステージ数は多く、ボスラッシュモードや対戦モードもあるので、ボリュームはたっぷりです。現在イージー・ノーマルの難易度でクリアして、ハードに挑戦中です!
発売前は「なんかツルツルしたグラフィックだな。僕が期待している『ベア・ナックル』では無さそう……」と心配していたのですが、プレイしてみると思っていた以上に『ベア・ナックル』感がありました。
前述したグラフィックの切り替えや、過去作のドット絵キャラクターの参戦などもあり、シリーズファンだけではなく、レトロゲーが好きな人にもおすすめです。また、獲得スコアが減る代わりに残機が増えるアシスト機能もあるし、ボタン連打をしているだけである程度のコンボは繋がるので、アクションが得意ではない人でも楽しめると思います。
格闘ゲームのように繋がるコンボは爽快感があって気持ち良いのですが、ダッシュがなくて移動速度が遅めなのが惜しいところですね。
『ベア・ナックル4』は、PS4/ニンテンドースイッチ/Xbox One/PCを対象に配信中です。2020年7月30日には、パッケージ版『ベア・ナックルIV スペシャルエディション』が、PS4/ニンテンドースイッチを対象に発売予定です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。
「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。