今回は7周年を迎えてますます盛り上がる『ファイナルファンタジーXIV』を取り上げます。無料で遊べるフリートライアルが拡張第1弾「蒼天のイシュガルド」まで広がり、涙なしには語れない名エピソードまでたっぷり堪能できるようになりました。3度の拡張を加えてさらに続くエオルゼアの物語。母なる大地はいつでも冒険者の来訪を待っています。
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練習問題の解答
答え:23時58分20秒(残り100秒)
世界の分断の拡大、未だに減らない核兵器、フェイクニュースによる世論の混乱など、現在が冷戦時以上に終末へ近づいていると委員会は結論づけました。このまま対立が深まれば一線を越えてしまうかもしれない、そんな危機が間近に迫っているのです。
参考: Doomsday-Clock Timeline -Bulletin of the Atomic Scientists
Let’s Play in English:MMORPGで英会話! 海外サーバーに飛び込もう
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オンラインゲームで英語に馴れる。この学習法は昔から人気ですが、『FF14』では充実したサポートによってその敷居が一気に低くなっています。私が以前プレイしていた『FF11』では、狩り場でパーティー募集を出し、ターゲットの選択、役割分担をするところから英語での相談が必要でした。『FF14』ではインスタンスダンジョンが主な強化手段であり、パーティーの自動編成のおかげで、高難度でなければ相談をしなくても攻略ができます。前衛だとある程度指示出しが求められるでしょうが、アタッカーならジョブにあった戦い方をしていれば大丈夫でしょう。
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英語に自信がなくても、とにかく英語が飛び交う環境に飛び込むことが上達に最も有効です。キャラクター作成時に北米、ヨーロッパのデータセンターを選びましょう。定型文も充実していますし、話しかけられても“Please use simple words.” “I’m learning English.”など、まだ英語になれていないことを伝えれば、相手も気を使ってくれるでしょう。ただし、“I can’t speak English.”などの否定的な言い方は控えた方がいいですね。
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文字入力が遅れるときはエモートを使って素早く意思表示を行いましょう。長時間の無反応が相手を不安にさせてしまいます。理解したか分からないか、イエスかノーか、ショートカット登録しておけば、声を掛けられたときにもすぐ対応できます。英語チャットに馴れるまではボディーランゲージを積極的に使いましょう。拙くても意思の疎通ができる喜びを得ることが、言語を学ぶのに一番大事なのです。
クセがすごい! キャラ立ちが強い多様な喋り方
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『FF14』のエオルゼアは『FF12』のイヴァリースと繋がっており、多民族が暮らす世界が共通しています。英語の方言で出自を表す手法も引き継がれ、国家や民族の紛争を扱う『FF14』では登場人物の話し方も地方によって違うものが登場します。一番目立つのはアルフィノのアクセントでしょう。いかにもエリート風な喋り方は最初鼻につくかもしれません。
英語学習の観点からすると、出発地点は斧術士か巴術士を選択した際に降り立つことになるリムサ・ロミンサがお薦めです。というのも、案内役のバデロンが強烈なイギリスの下町言葉コックニーで迎えてくれるのです。海賊に関わる人間からは「yer」「ain’t」など独特の言い回しが出るのはもちろん、単語の最初にある「H」が省略されているのが大きな特徴です。メルウィブ提督も海軍らしいアクセントを使っているのでイギリス英語に触れたい人には最適でしょう。
国内で英語の訛りに関する情報はまとまっているものが少なく、直面したときにリサーチするのはとても大変です。多様性が重視される最近の作品では、英語表現や他言語の知識も必要になるので、翻訳者を目指すのであればこのあたりの情報も積極的に集めておくと役に立つでしょう。
カルテノー戦没者追悼式典 三国における演説の違いを比較
「新生エオルゼア」編では、5年前に起きた「カルテノー平原の戦い」を記念する追悼式典が三国で執り行われます。それぞれ性格の違いがよく表れていて、各リーダーの人物像を垣間見ることができます。
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ウルダハのラウバーンは「Victory」「Prospered」「Death」など濁音と破裂音を多用し、三国でも特に強い語気で民衆に迫ります。濁音の言葉は力強いですが不快感や不安の印象を与えて、やり過ぎると扇動に近くなってしまう危うさがあります。
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グリダニアのカヌ・エ・センナは逆に冷静な口調で語りかけ「Sacrifice」「Serenity」「Sanctity」など清音を重点的に使っています。清音は穏やかさ、落ち着きを印象づけて聴衆が静かに聴く空気を作ります。国内の民族融和を示す一見平和的な語り口ですが、対外には強い排他性が垣間見えます。
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リムサ・ロミンサのメルウィブ提督はまさしく強いリーダーシップの面目躍如という雰囲気で、“There is but one course left on us!”と挙国一致を大きく打ち出し、団結を強く求める内容。是非一度英語音声で聞いていただきたいです。しかし戦時中の強権的な「国家総動員」を想起させ、素直に賛同できるとは言い難いものです。
人々を高揚させる演説には、民衆をたやすく戦争に駆り立てる危険性をはらんでいます。回りが盛り上がっているときに立ち止まって、本当に額面通り受け取っていいものか、アルフィノやアリゼーのような斜に構えた態度も必要ですね。
覚えておきたい英単語集:エオルゼアの独自用語を覚えよう
- Aetheryte:エーテライト
- Disciple:弟子、門弟
- Auto-translation dictionary:定型文辞書
- Beast tribe:獣人族
- Decipher:解読する
- Affixing Materia:マテリア装着
- Glamour prism:ミラージュプリズム
- Mooching:泳がせ釣り
- Duty:コンテンツ
- F.A.T.E.:Full Active Time Event
今週のキーフレーズ:’Twas all but a means to feed vanity.
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「結局うぬぼれを満たす口実でしかなかったのさ」
「事件」によって全てを失い、逃げ延びた先でアルフィノは自分の不甲斐なさを呪います。『FF14』の物語の中でも最もショッキングな場面で、彼の独白は聞いているこちらも辛くなるでしょう。アルフィノは古英語風の喋り方で、特徴的なのは「’Tis」「’Twould」などの「It」を省略しているところです。古英語を使う人物は学者肌であったり、世間知らずの様に描かれることが多いですね。アルフィノの場合はまさに「頭でっかちのお坊ちゃん」でした。この喪失を教訓に彼は自分を見つめ直す旅に出るのです。
練習問題:次のオルシュファンの言葉を訳しなさい。
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Are you content to remain a broken blade? Is there no flame hot enough to reforge you?
「蒼天のイシュガルド」では旅の一行をサポートしてくれるオルシュファン。英語版ではきわどい台詞全般がカットされてしまいましたが、常にこちらを気に掛けてくれる頼もしさがより強くなりました。意気消沈しているアルフィノを勇気づけるこの場面、彼の熱血がにじみ出る「イイ!」翻訳を付けてみましょう。
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