2022年9月30日(金)~2022年10月6日(木)にGame*Sparkで公開された記事から、今週読まれた記事トップ5をご紹介するゲムスパランキング、略して週刊スパランのお時間です。1週間のおさらいをしたい、忙しいから手早く知りたいという方にもおすすめです!
5位―「Stadia」終了について海外デベロッパーらが反応
グーグルのクラウドゲーミング「Stadia」が2023年1月18日にサービス終了となることが発表されました。それに際し、さまざまなゲームデベロッパーが反応を示しています。
推理アドベンチャー『Tangle Tower』のStadia版リリースを2日後に控えていたSFB Gamesの開発者Tom Vian氏は、サービス終了をメディア報道で知り、動揺していることを報告。コロニー建築シミュレーション『Maia』開発者のSimon Roth氏は、数ヶ月にわたる作業が「ゴミ箱行きとなった」と嘆いています。
大手ゲームデベロッパーでも一部が反応しており、IO Interactiveは『HITMAN』シリーズをStadiaで遊んでいるユーザーに向け、プレイデータを他のプラットフォームへと引き継げる方法を探しているとコメント。Bungieは『Destiny2』について次のステップに向けた話し合いを開始したとして、今後あらためて情報提供を行うことを約束しています。
その他のデベロッパーの反応は元記事をご覧ください。
「Stadia」終了について海外デベロッパーからさまざまな声―Stadia版リリース申請2時間後に知った開発者も4位―『Mirror 2』“青少年向け(16+)”アナウンスで「不評」レビュー激増
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KAGAMI II WORKSおよびNIJICOは9月30日、R18マッチ3パズル『Mirror』の続編としてSteamで早期アクセス中の『Mirror 2: Project X』が“ヤングアダルト(16+)対象作品”であることを説明し、購入者向けに“無条件の返金措置”などのアナウンスをしました。
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『Mirror 2: Project X』は、前作のパズル要素を引き継ぎつつ、グラフィックが2Dから3Dになったほか、完全版ではクリア想定時間12~24時間とストーリー部分にも注力していることが特徴の低価格マッチ3パズルゲーム。早期アクセス開始した当日には、約2万にも及ぶ「好評」レビューが寄せられていましたが、8月から「不評」レビュー数の割合が増え、9月中旬には不評寄りに。当時の不評レビュー内容は主に、“前作にあった成人向けコンテンツが無い”というものでしたが、本作が16歳以上対象の作品であることが明言された同月30日、一気に6,000件以上の不評レビューが寄せられることとなりました。
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前作はストアページにて「成人向けコンテンツ」の存在が明言されていた一方、本作には同様の記載がされていませんでしたが、 レビューでは“期待を裏切られた”という旨の声が多く寄せられています。『Mirror 2: Project X』の返金措置は日本時間11月1日午前9時まで、申請ページなどの詳細は公式アナウンスよりご確認ください。
『Mirror 2: Project X』は“青少年向け(16+)”公式アナウンスから1日で「不評」レビュー激増―本編&DLC購入者への無条件返金も3位―初代『バーチャファイター』キャラモデルをAIでリアルに
3Dゲームの黎明期に制作されたセガの初代『バーチャファイター』のキャラクターモデルと言えばカクカクしたポリゴンが特徴。そんなキャラクターモデルを、AIで実写のように仕上げるユーザーが現れました。
ゲーム開発スタジオ17-BITでリードテックアーティストを務めるColin Williamson氏は、画像生成AI「Stable Diffusion」を使用してキャラクターモデルのリアル化を目指しました。サラ・ブライアントは元の衣装やポーズ、表情などになるべく忠実な実写風に変換されており、かなり良い出来に。
サラの兄であるジャッキー・ブライアントは若干手が怪しいものの、マッチョな体つきや尖った髪型がしっかり再現されているように見えます。ラウ・チェンはのちのシリーズの威厳のある見た目と異なり、陽気なアジア系の中年男性風の見た目になりました。
2位―『GTA V』で免許を剥奪されたプレイヤーが話題に
『グランド・セフト・オートV(GTA V)』内で公共交通機関での移動を余儀なくされたプレイヤーが、海外掲示板Redditにて話題となっています。
本来、『GTA V』で車を運転するのに特に資格は必要とされておらず、誰でも入手さえできればゲーム開始当初から車での移動が可能です。しかしロスサントスには「サンアンドレアス州車両管理局」という組織が存在し、ゲーム内Webサイトで免許試験を受けることができます。
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この免許試験をわざわざ受けた上で不合格となったのは、海外プレイヤーでRedditユーザーのMotorDesigner氏。同氏は『GTA V』のsubredditで公共交通機関の利用を余儀なくされたことを報告し、拠点までの送迎を依頼するコメントを残したところ3,400件ものいいねが集まりました。
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というのもこの試験、不合格になると「もう一回やり直すかメトロかタクシーでも使ってろ!それかメトロの運転手になるしかないなこの負け犬!みんなに嫌われるのも無理もない。」とこれでもかという程罵られるのですが、氏はこれを真に受けた様子。そもそも試験内容からして、売春婦を迎えに行く方法や運転中の正しいジンの接種量といったとんでもないものとなっているのですが、ともかく彼は今後『GTA V』で車を運転できないと考えたようです。
メトロかタクシーでも使ってろ!『GTA V』で免許を剥奪されたプレイヤーが海外で話題に1位―アニメ版『シェンムー』シーズン1で終了に
セガのアクションアドベンチャーゲームシリーズ『シェンムー』のアニメ版「Shenmue the Animation」が、シーズン1のみで終了となるようです。
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「Shenmue the Animation」は今年2月に放映されたアニメです。ストーリーとしては『シェンムーII』までのストーリーを描いていますが、ゲームと同じく未完である模様。公式Twitterでは「まだまだ続く涼の旅を、これからもぜひ応援お願いいたします」とシーズン2以降の展開を匂わせていましたが、それは叶いませんでした。
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ファンが運営する最新情報アカウントによると、カートゥーン・ネットワークの大人向けコーナー「Adult Swim」のサイトから、本作をはじめとした複数の作品が削除されていることを発見し、その旨をツイート。すると本作のプロデューサーであるJason DeMarco氏が反応し、「シェンムーのシーズン2はないようです。S2を準備するほどうまくいってたのに…またいつの日か。」とコメントしました。
アニメ版『シェンムー』シーズン1で終了に…プロデューサーは「S2を準備するほど好調だったのに」とコメント今週最も読まれたのはアニメ版『シェンムー』終了の記事に。プロデューサーの発言や公式Twitterによると、少なくとも全く人気が振るわなかったわけではなく、続きもある程度計画されていたようです。評価自体も悪くなかっただけに残念ですね。