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Game*Sparkで日々紹介される採れたての注目Steamインディーゲームたち。
その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないでしょうか?そこで、そんなゲームの中から1本をピックアップして紹介するのがこの企画「しぼりたて!特選Steamプレイレポ」。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。
今回取り上げるのは、「高品質なグラフィック」「本格的な難易度調整」などが魅力の『Lost World』です。
『Lost World』とは?
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本作は、C.S. Gamesが開発するオープンワールドサバイバルゲームです。舞台となるのは見渡す限りの大海。ゲームは海を漂う小さな板の上からはじまり、唯一の持ち物であるフックを使って海を漂う物資を集めて生活していきます。
この設定を聞けば、多くの人は海上サバイバルの『Raft』を思い浮かべるのではないでしょうか。そう、本作はリアル版『Raft』のような内容になっており、『Raft』のような世界とシステムをハイクオリティなグラフィックで楽しめます。
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本作は、2022年11月22日に早期アクセスを開始し、2023年2月5日に正式リリース。オンラインでの協力プレイにも対応しており、フレンドと一緒に筏の上で漂流生活を送れます。それではさっそく、本作の魅力のポイントを紹介していきましょう!
ステキポインツその1!「あの漂流生活を高品質なグラフィックで体験!」
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ゲームがはじまると、そこはもう海の上。ほぼ一畳くらいの筏の上でスポーンし、ゆっくりと潮の流れに沿って進み続けます。
チュートリアルはありませんが『Raft』経験者であれば悩むことはないでしょう。プレイヤーには飢えと喉の渇き、そして体力のゲージが存在します。生きていくためには定期的に水と食料を確保する必要があります。
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海には木材やヤシの葉、プラスチック、樽などが無数に漂流しており、それらをフックを投げては引き寄せ、集めていきます。集めた物資はクラフトメニューからツールや武器、家具などを作るために使用できます。
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筏で漂流する中で、いくつかの島を見つけることもあるでしょう。島では海上で集めにくい物資や果物、さらには洞窟の中で鉱石などを見つけることができます。現在は10種類の島が実装されており、それらがランダムに生成されます。また、最新アップデートで同じ島が連続して登場することもなくなったようです。
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ここまでで紹介した要素はほとんど『Raft』と同じ内容ですが、本作はそれらを高品質かつリアルなグラフィックで体験できることが最大の特徴です。波の動きは自然で、水中では視界が悪くなり、植物は風で揺らめき、影はくっきりと物の形を映し出します。
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ステキポインツその2!「リアル志向!?本格的な難易度調整」
グラフィックがリアルなら難易度もリアルでなくては、というのが本作の思惑でしょう。本作には昼夜のサイクルが存在しており、日中は見通しがいい海上も、夜には全くと言っていいほど何も見えなくなります。そのため、焚火などの光源は必須。島や洞窟の探索にはたいまつが欠かせません。また、天候の変化も実装されており、晴や曇り、はたまた嵐などが時折訪れます。
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自然の脅威も本作では侮れません。島には食料となるトカゲや亀などが存在しますが、一方で蜘蛛やトラのような敵対生物が襲い掛かってくることもあります。彼らによって損傷すると、プレイヤーは出血し、瞬く間に死に至ります。また、島の岩山などを無理に登ろうとすると転げ落ち、体力が減少することも…。
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クラフトで要求される物資量も『Raft』に比べると非常に多くなっており、筏の土台一枚拡張するだけでも一苦労です。物資を収納できるストレージも四次元ポケットのように大量に詰め込めるわけでもなく、すぐにいっぱいになってしまいます。
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永遠と筏に付いて来て、時々筏を嚙み砕くサメは存在しませんが、それはそれで寂しいものです…。
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『Lost World』はリアル版『Raft』と言っても過言ではない内容でした。というより、グラフィック以外はほとんど『Raft』と言っても差し支えない内容で、新鮮さはあまり感じられません。
今回は1人プレイかつ短時間のプレイであったため、ワールド設定で物資獲得量を緩和していましたが、それでもクラフトに時間がかかり、『Raft』のようにサクサク建設、というようにはいきませんでした。また、敵対生物が非常に強く、こちらの武器は威力・当たり判定共に貧弱なため、島の探索も苦労を強いられます。
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漂流生活においてはこれらの難易度調整がよりリアルなのかもしれませんが、『Raft』のような感覚でプレイするとストレスを感じるのもまた事実です。快適な海上暮らしを求めるか、リアルでハードな漂流生活を求めるかで本作の評価は変わってくるでしょう。グラフィック自体は非常に素晴らしい出来栄えなので、今後のバランス調整とコンテンツアップデートに期待したいところです。