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Blizzard Entertainmentから2023年6月6日に発売予定の『ディアブロ IV(Diablo IV)』。そんな本作の初めてのオープンベータテストが、3月18日より全世界のユーザーに向けて開催されました。筆者も先行プレイオープンベータのコードを握りしめサンクチュアリに向かい、地獄への一端をこの目で見て来ました。
ですので、今回はそのテストプレイの様子を皆様にお届け。また、2022年12月に実施されたメディア向け体験版から変更された点も、気づいた範囲で合わせてお伝えしていきます。再び降り立ったサンクチュアリに広がっている光景とは……。
1章のストーリーだけでも大ボリューム
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今回のオープンベータテストではプロローグと1章がプレイ可能になっていました。これは前回のメディア体験版と同様です。ゲームを開始すると、まず新しいキャラクターの作成ということで、どのクラスでプレイするかを選択します。
先行オープンベータテストでは、バーバリアン・ローグ・ソーサラーの3種類から選択可能でした。こちらも前回のメディア体験版と同じ。ただ、3月25日から開催予定の全ユーザーがプレイ可能なオープンベータテストではですネクロマンサーも使用可能とのことです。
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筆者は前回のメディア体験版の違いを確認したいこともあり、メディア体験版と同じローグを選択しました。その後、キャラクタークリエイトを行えます。
本作では性別の変更は勿論、肌の色や髪の種類や色、さらにはタトゥーの種類なども自分で決められ、今までのシリーズより見た目をしっかり自分好みに反映できるようになっています。また、ディアブロシリーズをプレイしている人ならお馴染みの、一回死んだら二度と復活できないハードコアモードも選択できるようになっていました。
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そして名前を決定すればいよいよゲーム開始。メディア体験版ではキャラクタークリエイトの後美麗なムービーが流れていましたが、オープンベータテストではその部分はばっさり削除。その点は少々残念に思いつつ、プレイヤーのキャラクターがサンクチュアリを旅する光景が流れていき、やがて洞窟にたどり着いて…といったところでいよいよプレイ開始です。
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最初はスキルも何もない為、ただ持っている武器で攻撃するだけですが少し進むとレベルが上がり、『ディアブロ IV』の目玉の1つでもあるスキルが獲得できるようになります。本作では一定のスキルポイントを割り当てることでスキルツリーが増えていき、新しいコアスキルや奥義スキルを取得できるようになっています。
またノードと呼ばれるパッシブスキルも存在しており、それらを取得することでキャラクター自身を強化したり、現在のビルドの強さを底上げすることも可能です。
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『ディアブロ IV』では非常に沢山のスキルが存在しており、またスキル自体も同じスキルに複数ポイント割り振ればスキルそのものを強化することも可能ということで、どのスキルを取得すれば良いのか悩む人も多いでしょう。そういう人はスキルの検索が便利です。特定の状態異常にするスキルはどれか、そのスキルはエネルギーを消費するものなのか、あるいはクールタイムが必要なのかなど条件を細かに設定し、どのスキルがその条件に当てはまるのか一目でわかるようになっています。
また「このスキル弱いな…」「このスキル使いづらいな…」と思えば、すぐにスキルポイントをリセットすることも可能。特定のスキルだけ未取得に戻すことも、全スキルを一回全部リセットということも可能です。リセットする際にはゲーム内通貨が必要ですが、低レベルの間はコスト無しでリセット可能ですし、ある程度レベルが上がっても消費コストは微々たるものなので、気軽にスキルを試せます。
なお、メディア体験版では日本語ローカライズがされていませんでした。しかし、オープンベータテストでは一部文章がおかしい点はあったとはいえ日本語ローカライズされていたので、スキルの詳細をようやく理解でき、筆者は「ああ、このスキルこういう効果だったんだ」と納得していました。
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『ディアブロ IV』では全クラス共通で「回避」というアクションが追加されました。ボタン1つで一定距離を一瞬で移動できます。このアクションによって敵に囲まれそうになったりしても、一瞬で離脱したり、あるいは一気に接近するなどの行動が可能になりました。「回避」は5秒のクールタイムのスキルなので、気軽に出していけます。
さて、スキルを取得しながらプロローグをクリアするとプレイヤーは、広大なサンクチュアリの世界を本格的に冒険し始めることになります。今回のオープンベータテストでは「破砕山脈」というエリアを探索できます。『ディアブロ IV』はオープンワールドを採用しているので、プレイヤーは今までのシリーズと違い広大なサンクチュアリの世界を歩くことになります。
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オープンベータテストでは1章しか遊べないし、エリアも「破砕山脈」しか行けないからそこまで長くないし広くない、と思う方もいるでしょう。ですが実際プレイすると、その心配は一瞬で吹き飛びます。
まずメインストーリーを進めるだけでも非常に濃厚です。『ディアブロ IV』ではプレイヤーが「リリス」と呼ばれる存在を追い続けるのですが、その道中で繰り広げられる人間ドラマや悪魔と天界との関わりと確執、そして憎悪を一身に受け止めていくことになります。
これがまた非常に重く暗い。本作のテーマとして「闇への帰還」が上げられているのもあり、『ディアブロ IV』は今までのシリーズに比べても、よりゴア表現が非常に鮮明に描かれています。そういった物語を追い続けるだけでも10時間近くはかかるでしょう。
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また、サブクエストも非常に沢山用意されています。新しい街や拠点に行けば大抵サブクエストがあり、それらもただお使いをするだけではなくサンクチュアリで懸命に暮らしている住民達の葛藤がそれぞれ描かれ、この世界の細部をプレイヤーに届けてくれます。サブクエストに関してはメディア体験版より増えていたので、全てクリアするのはこれまた時間がかかります。
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オープンワールド特有の収集要素も勿論あります。マップには至るところに「リリスの祭壇」が設置され、触れることでキャラクターのパラメーターが永久的に強化。1個1個の強化幅は微々たるものですが、それでも重ねていけば十分な助けになります。
さらに先程のサブクエストの達成、新しいエリアの発見、ダンジョンの攻略などエリアを探索することで名声ポイントが獲得でき、一定の名声ポイントを得とスキルポイントや経験値、さらにポーションの所有数が増加します。
『ディアブロ IV』において回復アイテムであるポーションは、購入アイテムでは無く常に一定数だけ持てる形になりました。ポーションは敵を倒したり、ボスの場合だと一定の体力を削ることで落とす様になっているので、ポーションが枯渇するということはボス戦以外ではそう起きない様になっている印象です。ボス戦以外は……。
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ポーションの効果を強化することも可能です。破砕山脈の中心マップとも言える「キヨヴァシャド」の街にいる錬金術師に、一定レベル以上かつ素材アイテムとゴールドを渡せば回復効果を強化できます。素材アイテムはフィールドにある草木から採取したり、アイテムによっては特定のモンスターを倒して獲得。さらに錬金術師は30分効果が持続するエリクサーというアイテムも制作してくれます。効果が強い分、発動できるエリクサーの種類は1つになっているので、どのエリクサーを使うかは悩ましいところです。
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「キヨヴァシャド」の街など拠点では、他にも武器・防具の強化が可能。本作では武器・防具を砕いた素材とゴールドを支払うことで装備を強化できます。これは指輪やタリスマンも同様で、さらに宝石をセットする為のソケットも作り出すことも可能です。
装備の更新が頻繁に行われる序盤では余り使うことは多くなさそうですが、ゲームが進み自分のお気に入りの武器や防具をもっと強くしたい、という時には重宝することでしょう。
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最後に、『ディアブロ IV』はオープンワールドのシステムが組み込まれていることもあり、街の中や通常フィールドには他のプレイヤーが歩いています。そんな他のプレイヤーにコミュニケーションを取るためにエモートが用意されていたり、あるいは簡単にパーティを組めるようになっています。パーティを組むことで獲得できる経験値にボーナスが発生するので、友人や知り合いと一緒に遊べば効率良くレベリングができるでしょう。
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さらに沢山の人と徒党を組みたいという人は、クランに入るのも良い選択肢です。実際、オープンベータの段階で沢山のギルドがすでに作られていました。クランはどの言語を中心に会話しているのか、プレイスタイルはどうなっているかなど表示されているので、自分に合ったギルドが一目でわかるようになっています。
また、一定時間ごとにレギオンイベントやワールドボスイベントが発生したりもします。これらのイベントは、ソロで戦うのは到底不可能なほどに強力なモンスターの群れやボスが立ちはだかることになります。
そういったイベントは、友人やクラン総出で戦い討伐することで、普通のイベントでは入手できないようなアイテムの獲得チャンスが生まれるでしょう。私はタイミングやサーバーあれこれの影響もあり、実際に目にするチャンスがありませんでした。残念。
地獄の深淵は何処まで続くのか
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今回皆様にお届けした内容は、『ディアブロ IV』で筆者が体験したほんの片鱗でしかありません。これ以外にも沢山、本当に沢山の要素が詰め込まれており、それらを全て触れて遊ぶというのは短い時間では到底叶わないものでした。それほどまでに本作が骨太に作られているのがよく理解できる、そんなオープンベータテストだったと思います。
また、ローグのビルドも色々模索して見ましたが、装備品にスキルが設定されたりスキルレベルを強化できるので、装備品によっては全く違うスタイルが組めるというのもあり、ビルドを試すだけで無限に時間が溶けていきました。この地獄の深淵は一体どこまで続いているのでしょうか…。公開オープンベータテストは3月25日から開催予定ですので、ぜひ皆さんもその深淵を覗き込んでみてはいかがでしょうか。
¥8,018
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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