2023年4月7日(金)~2023年4月13日(木)にGame*Sparkで公開された記事から、今週読まれた記事トップ5をご紹介する週刊ゲムスパランキング、略して週刊スパランのお時間です。1週間のおさらいをしたい、忙しいから手早く知りたいという方にもおすすめです!
5位―極寒終末世界のオープンワールドMMOサバイバルRPG『POSTFROST』発表
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デベロッパーKeyplay studioは、極寒の終末世界を舞台にした『POSTFROST』を発表しました。
本作は、Windowsを対象に2024年Steam配信予定のオープンワールドMMOサバイバルRPG。突然春が来なくなり、果てしない冬に突入した地球を舞台にしており、月日が経ち人々が開拓時代のようなルールで生活するようなって様々な都市国家も形成された世界で、プレイヤーは雪の放出や断続的な低温など厳しい環境の中で生き抜いていきます。
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ゲームプレイではカスタマイズ機能で個性的なキャラクターを作り、環境に適応し、世界を探索し、寒さだけではない様々な危険に遭遇することとなります。マルチプレイでフレンドと協力したり、シングルプレイで相棒の犬と連れ添ったりすることも可能。現在、開発は初期段階にあり、ゲームメカニクスとビジュアルエフェクトの追加に取り組んでいるとのことです。
4位―アメリカン・マギーが『Alice: Asylum』開発断念しゲーム制作も引退
ゲームデザイナーのアメリカン・マギー氏は、『アリス』シリーズ第3作となる『Alice: Asylum』の開発を断念し、自身もゲーム開発から引退すると発表しました。
同氏は『アリス イン ナイトメア』『アリス マッドネス リターンズ』を手掛けたことで知られており、シリーズの第3作となる『Alice: Asylum』実現に向けて2017年から動き出していました。『Alice: Asylum』は実際に世界設定やそれに基づくアートワークなども作られており、Patreonにて400ページを超える膨大な分量の設定資料集も公開。その際には開発にVirtuosが加わったということも明らかにされていました。
『アリス』シリーズの権利はElectronic Arts(EA)が保有しており、『Alice: Asylum』実現のための資金提供とライセンス供与を受けるために制作計画書を提出して話し合いを行っていたとのこと。しかし、EAからの回答は、資金提供はIPの内部分析などの結果見送りとなり、ライセンスについても現時点では売却も供与もできないというものでした。
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それによって「新しい『アリス』ゲームを作るためのあらゆるオプションを使い果たした」ために、『Alice: Asylum』は終わりを迎えたとしています。また、同氏は「新しい『アリス』ゲーム制作へのアイディアもエネルギーもない。現在のゲーム開発環境において新作ゲームのアイディアを追求することに興味もない」と、ゲーム制作自体からも引退することを表明。今後誰かがEAを説得できたとしても、『アリス』関連の開発に関わる気はないと宣言しています。
3位―名作Flashゲー『マテリアルスナイパー』復活
2020年末のAdobe Flash Player終了に伴い、公開を終了していた『マテリアルスナイパー』がHTML5に対応して再公開されました。
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本作は、ゲーム開発者TANAKA U氏が2008年頃に公開したFlashゲームです。スナイパーライフルを持った主人公・アイリス(通称スナ子)がターゲットを次々と撃ち抜いていくという内容となっており、シンプルながら風の影響や弾速を考慮した軌道で弾が飛んだり、銃のカスタムやスキルアップが存在したりと奥深い作品となっています。
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そしてこの度HTML5で復活。swf2jsというFlashのコンテンツをほぼそのままHTML5化するコンバーターを用いて移植されており、当時そのままの感覚でプレイできます。
2位―誹謗中傷に晒された『バイオ RE:4』英語版エイダ役声優、沈黙破り意見表明
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『バイオハザード RE:4』にてエイダ・ウォンの英語版声優を担当したリリー・ガオさんが、多くの誹謗中傷を受けてInstagramの投稿のほとんどを削除する事態となっていましたが、削除後、リリー・ガオさんが自身のインスタグラムに新たにコメントを公開し、沈黙を破りました。
ゲーム発売と同時に、「自分の居場所はない」という、あまりにも身近な感覚が生まれてしまったと語るガオさんですが、一方でゲーム『バイオハザード』でエイダを演じた初のアジア系俳優となったことは名誉なことだとし、決断したプロデューサーとディレクターに対し感謝も述べています。
さらに、批判は当然であるものの、きちんと反映していないキャスティングは、彼らの表現する非人間的なコミュニティを助長するとし、性的で、エロティックで、ミステリアスなアジア系女性だけを利用するのをやめ、あらゆるアジア系女性を尊重するスペースを作るべきだと主張しています。
また最後には、「私のエイダはサバイバーです。彼女は親切で、正義感が強く、知的で、面白い。彼女は予測不可能で、回復力があり、絶対にステレオタイプではありません。」とコメントを締めくくっています。
1位―『サイバーパンク2077』制限を解除して没入感を高めるMod公開
Modによって遊びの幅が広がる『サイバーパンク2077(Cyberpunk 2077)』ですが、ゲームの没入感をさらに高めるMod「Immersive Cyberpunk City」が公開されました。
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本Modでは、CD PROJEKT REDが設定したいくつかの制限を解除し、警察や民間人のシステムに変更が加えられています。主な変更点は次の通りです。
民間人や警察からの戦利品に制限を設けず、興味深い衣服アイテムが手に入るかもしれない。
民間人を捕まえて首を絞めたり、死体を運ぶことができる(距離は制限される)。
警察や民間人をハック可能。
☆1での犯罪では警察が来ないこともある。
警察は無限に投入されず、打ち勝つことができる。
警察はより強くなった。
民間人あるいはドローンを倒したときにのみ指名手配レベルが上昇する。
警察はより大きなグループで駆けつける。
グループが小さくなることもある。
警察はプレイヤーに対して多種多様な武器を使用する。
警察のロボット化: Sci-Fiのようにドローンを使う。
マックス・タックは厄介。
マックス・タックはAjaxだけでなく、ちゃんとした武器を使うようになった。
マックス・タックを倒せたなら報酬が貰える。
警察との戦いで経験値を得られるようになった。
民間人はピストルをドロップし、警察も武器をドロップする。
民間人のピストルは1種類ではなく、様々なピストルを持つようになった。
民間人のHPが60%から100%になった。
民間人も敵もパワーレベルがそれぞれ異なる。人間が皆平等でないように。
ゲーム中の4人のボス(オダ、ロイス、サスカッチ、スマッシャー)に特別なパワーレベルを追加。上記の変更でパワーレベルが変わらないため。
パワーレベルの上限が50以上になったため、50レベルの敵にランダムでパワーレベルが追加されるようになった。
ライフルを持つマックス・タックが適切なアーキタイプを使用するようになった。
「ダークなサイバーパンクの街では警察は来ない」と謳っており、警察を強化したり、人間を不平等にする調整などが行われます。「Immersive Cyberpunk City」は、NexusModsにて配布中です。
今週最も読まれたのは『サイバーパンク2077』の話題に!そんな本作は拡張パックとして「仮初めの自由」が制作されており、最新情報が6月に公開予定とされています。