新作3Dアクションゲームである『SNOW BROS. WONDERLAND（スノーブラザーズ ワンダーランド）』がTATSUJIN社よりニンテンドースイッチ、PS5、PS4にて発売されます。本作は、1990年にアーケードゲームとして登場し家庭用機にも移植されていた『スノーブラザーズ』シリーズの完全新作になります。
株式会社「TATSUJIN」公式サイト2017年5月に立ち上げられたTATSUJIN社は『究極TIGER』などで知られる東亜プランIPを保有しているゲームメーカーで、現在はEmbracer Group傘下としてゲームを開発しています。『スノーブラザーズ』も東亜プランIPのひとつで、2Dアクションだった同シリーズの特徴を残しつつ3Dアクションへと進化しました。1994年にリリースされた続編『スノーブラザーズ2』から数えても、30年ぶりのシリーズ新作です。
そんな中、秋葉原のビデオゲームバー「TOKYO VIDEO GAMERS」でメディア・インフルエンサー向けの試遊会が開催。期間限定で提供される「SNOW BROS.コラボアイス」も先行で味わえるということで、編集部も取材がてら特製のコラボアイスを試食しに行ってきました！
本記事では、長い歴史を持つ『スノーブラザーズ』シリーズ完全新作『SNOW BROS. WONDERLAND』のプレイレポと、なぜかGame*Spark編集部で行われた“巨大アイス作成チャレンジ”の模様をお伝えしていきます！
◆ゲーム、お酒、音楽、アイス！『SNOW BROS. WONDERLAND』発表会とゲムスパ編集部の目論見
というわけで、イベント会場であるビデオゲームバー「TOKYO VIDEO GAMERS」に来訪しました。ここでTATSUJIN社メンバーとの交流や「SNOW BROS.コラボアイス」を味わえるようです。
さっそく『SNOW BROS. WONDERLAND』を体験してみます。物語は『スノーブラザーズ』シリーズの主人公「ニック」と「トム」らの息子である「ニックJr.」「トムJr.」らが雪だるまの力を授かるところからスタート。「ニックJr.」「トムJr.」らはハンサムな美少年……非常に可愛らしいですが、雪だるまの姿になった途端、「ニック」「トム」似な“別ベクトルの可愛らしさ”に！
もともと『スノーブラザーズ』は雪だるまで敵を巻き込んで倒していくという、コミカルでポップなテイスト。グイグイくる導入が“アーケード味”あって面白いですね！
システムも過去のシリーズ作品を踏襲していて、操作性はシンプルです。敵やオブジェクトに雪玉を当て巨大な雪だるまにして、それを転がしながら他の敵を巻き込み倒していくことが基本になるため、操作に慣れればアクションが難しいと思うことは少なそう。パズル的な要素もあり、“リアルタイムで場が変化するビリヤード”と表現すれば分かりやすいでしょうか。敵の群れを一気に倒せた瞬間は爽快です！
ルールも操作方法も分かりやすい一方、一気に敵を倒す効率的なプレイを目指すと難しさも感じられます。「敵やオブジェクトを雪だるまにして転がす」というアクションがメインの攻撃になるため、大きな雪玉で敵を倒し損ねたりすると、攻撃手段は一気に限られてきます。更に3Dならではの高低差もうまく機能していて、「雪だるまをどこから蹴れば敵を一網打尽に出来るか」を考えるパズル的思考と緊張感も楽しいですね。
元々2Dとして完成されていたゲームが3Dのビジュアルになるということで筆者としては一抹の不安もあったのですが、『スノーブラザーズ』らしさを踏襲しつつ、その不安を解消してくれる完成度の高さを感じられました！もくもくとやり込みたくなるタイプのゲームです。 最大4人での協力プレイにも対応しているので、そちらも試してみたいところ！
ちなみに、（自身が雪だるまなのに）温泉に入って体力を回復できたり、ハイスコアを目指すためにアイテムの「寿司」や「ご祝儀」を集めるなど『スノーブラザーズ』を踏襲したシュールさも実に印象的。プレイ後はなんだか寿司やアイスが食べたくなってきますね。
さて、そんな試遊を体験させてくれた本イベントでは、流石に寿司やご祝儀は出なかったものの軽食やお酒、更には前述の「SNOW BROS.コラボアイス」まで振る舞われました！ イベントのフィナーレにはTATSUJIN社の上村建也氏によるギター演奏まで生で拝聴でき、贅沢すぎるイベントとなりました。
ゲームを遊んでご飯を食べて、お酒も飲んで、素晴らしい演奏と共にアイスクリームもごちそうになり……もはや取材というか、ただただ楽しい夜のひとときを過ごしただけですね。
そして、こちらが会場で味わえた「SNOW BROS.コラボアイス」です。注文すると『スノーブラザーズ』の「先代ステッカー」が貰えるそうなので、ぜひ「TOKYO VIDEO GAMERS」を訪ねてみてください！
8月24日(土)より「TOKYO VIDEO GAMERS」にて期間限定のアイスクリームコラボを実施！（TATSUJIN）
アイスは口どけも味わいもまろやかで、ボリュームたっぷり。ひとりで食べるのも、みんなでシェアするのも良いでしょう！ しかし秋葉原のバーでただ食事とお酒と演奏を楽しむだけの取材なんて、Game*Sparkはこんなに良い思いをさせてくれるメディアだったのか！
筆者「アイスは美味しいし、ボリュームがあってもペロっと食べられちゃいますね！」
編集長「じゃあ、Game*Sparkで巨大アイス『SNOW BROS.コラボアイス【Game*Sparkエディション】』を作ってみましょうよ」
筆者「本当にできたら面白そうですね（笑）」
編集長「じゃあ、スケジュール調整よろしくお願いします」
◆できらぁっ！ゲームライターお手製「SNOW BROS.コラボアイス【Game*Sparkエディション】」……ホントに作れる？
というわけで始まりました。スパくんクッキングのお時間です。編集部の片隅に転がっていたスパくんを助手に、あの日食べた美味しいアイスを“さらに大きく”再現していくことにします！ちなみに、筆者にはクッキング能力はありません。
しかし今回のために編集部が用意したレシピを見てみると、いちからバニラ味のアイスクリームを作らなくてもいいそうなので案外筆者でも作れるかもしれません。スーパーで巨大なアイスを確保したあと、トッピングなどを使って『スノブラ』っぽい感じに形作ればいいわけです。
いざ編集部に呼び出されて会社の一室に入ると、アイスなのにデコレーション用の「棒ようかん」まで用意されているあたり、いろいろ限界が見えます。成形しやすそうだから買っておいたのでしょうか？ 妥協の産物な「SNOW BROS.コラボアイス【Game*Sparkエディション】」なら筆者でもできます。やってやりますよ！
しかしここで筆者もスパくんも編集者も想像だにしていなかった困難が降り注ぎます。それは、作業場が猛暑のGame*Spark編集部だったということ。 室内と言っても広い会議室には冷蔵庫なんかないし、クーラーをガンガンにきかすこともできません。
編集長「スーパーでアイスを買ってきたら、すぐに保冷剤で冷やして時間を稼ぎます。
後はスピード勝負です」
マジで全員アホなのでしょうか？ というわけで、レッツクッキング！
まずはトッピング用のお菓子を開封し、成型。アイスが溶けるまでが猶予となりますので、もたついている時間はありません。
続いてはホワイトチョコをアイシングパウダーで着色！ 赤と青で「ニックJr.」「トムJr.」のイメージカラーをデコるという寸法です。
これをアクセントにすれば、かなり「SNOW BROS.コラボアイス」に近付いて、完成度が高まるはずです！
筆者「アイシングパウダーってどれくらい放置すればチョコレートに定着するんでしょう？」
編集長「箱には“6時間”って書いてありますね」
……アイシングパウダーは諦めました。
しかしどうあれ、タイムリミットは迫っています。アイスを取り出し、いよいよ「SNOW BROS.コラボアイス【Game*Sparkエディション】」を形作っていくことにします。
ちなみに形作る方法はお椀。しゃもじでアイスをよそって、ふたつのお椀に盛り付けてバシッとくっつけると……アラ不思議！ 球状の巨大アイスが出来ているという寸法なのです。
「あ、ダメですこれ！タイムオーバーだ！」
「まだ間に合うから！もっと中央の溶けてないところをよそって！」
「もう無理ですよ！中央も溶けてる！
ふにゃっとしてる！ ヘラで触って分かる！」
「がんばって成形して！ あとお椀外して！」
「いや無理です！
お椀で後頭部を支えてるんで外すとアイスが倒壊します！！」
完成！“SNOW BROS.コラボアイス【Game*Sparkエディション】”です！
……TATSUJIN社の方たちに怒られたくない。散々な結果に終わったものの、アイスが完成したと聞きつけたその他の編集部スタッフたちの協力で“倒壊アイスパーティ”が開催されます。「形はアレだけどアイスはアイスだから美味しいね！」とみんな喜んで食べてくれました。
後日、編集者が先方に顛末を報告すると、なんとTATSUJIN社のメンバー・Emilyさんからも温かい言葉を貰えました。
どんどん溶ける中でこんなに大きいサイズを作るのは大変だったはず！チャレンジ精神に感動です！皆さんはTOKYO VIDEO GAMERSで販売中のSNOW BROS.コラボアイスをぜひ食べてね！11/28まで販売中だからコラボアイス1つ購入で1枚もらえる「先代ステッカー」とともに「#スノーブラザーズ」を発信しちゃおう！ |
本来であれば「SNOW BROS.コラボアイス」をビッグサイズにした夢のアイスができたはず。何があかんかったんでしょうか……真夏の陽気と調理室のない編集部が憎い。誰もいなくなった会議室でスパくんと『SNOW BROS. WONDERLAND』を遊びながら反省会をします。
『SNOW BROS. WONDERLAND』は30年越しに蘇る『スノーブラザーズ』期待の新作。雪玉を転がしてうまく連鎖させていく快感が癖になります。昔遊んでいた方は郷愁と共に、この記事で『スノブラ』シリーズを知った方は完全新作の3Dアクションゲームとして楽しんでみてはどうでしょうか。
『SNOW BROS. WONDERLAND』はニンテンドースイッチ、PS5、PS4向けに通常版6380円（税込）、パッケージ限定版9680円（税込）にて発売予定です。
『SNOW BROS. WONDERLAND』公式サイトまた、『スノーブラザーズ』のニック&トムをモチーフにしたコラボレーションアイスクリームは秋葉原のビデオゲームバー「TOKYO VIDEO GAMERS」にて提供中！ 価格は850円（税込）で、販売期間は11月28日(木)まで。注文した方には“先代ステッカー”をアイス1つにつき1枚進呈されるので、旧作からのファンも新規プレイヤーもチェックしてみましょう。
8月24日(土)より「TOKYO VIDEO GAMERS」にて期間限定のアイスクリームコラボを実施！（TATSUJIN）スノーブラザーズ / スノーブラザーズ2 / SNOW BROS. / SNOW BROS. WONDERLAND
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