パブリッシャーKnights Peakは、Offworld Industries Ltd.の手がけるオンライン協力型FPS『Starship Troopers: Extermination』を、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに2024年10月11日正式リリースしました。
本作は「スターシップ・トゥルーパーズ」の世界を舞台に戦うオンライン協力FPS。プレイヤーは最大16人のチームを組み、分隊ベースの熱狂的なシューティングプレイで、多様で大群なクモ型エネミー・バグの撃破や基地の建設、そして資源採掘などの要素を融合したゲームプレイが楽しめます。
ゲーム内には、それぞれ突撃が得意なクラス、味方のサポートが得意なクラス、基地建設に長けたクラスなど、プレイスタイルに合わせた6種類のクラスが用意されています。機動歩兵隊のエリート特殊部隊である「ディープスペースヴァンガード」に入隊し、銀河戦争に挑みましょう!
本稿では、正式リリース&コンソール展開を迎え、ますます盛り上がる『Starship Troopers: Extermination』の魅力を紹介していきます!
『Starship Troopers: Extermination』 Steamページはコチラようこそ宇宙の戦士達!強大なバグに立ち向かえ!
本作は、まずVR空間での基地建設に関するトレーニングを行います。鉱石の抽出・輸送や建築方法など、ゲーム内で重要な作業を学ぶことができますが、このトレーニングでは一切戦闘訓練は行いません。そして、終われば早速実戦へ飛び込むのです。ようこそ新兵諸君!
不安なプレイヤーには、シングルプレイ専用のモードも用意されています。このモードでは、映画でもお馴染みのジョニー・リコの指揮下に入り、戦闘や拠点確保といった、さまざまな任務をこなしていきます。任務の中で各種バグとの生態や戦い方を学ぶことができるので、まずはこちらをプレイするのがオススメです。




訓練を積んでも積まなくても、覚悟が決まったらいよいよ出撃の時間です。本作のゲームモードは4種類あり、基本的には“目標達成→ドロップシップで脱出”することで任務成功になります。ミッション内では倒されてもある程度はリスポーン可能なチケット制ですが、脱出フェイズなどは無効になるので気をつけましょう。

◆AAS(最大16人参加可能)
流れとしては“エリアの占領および現場確保”、“基地建設&防衛”、“脱出”の3つのフェイズに分かれています。もちろん各フェイズでバグとの戦いは必須です。エリア確保から脱出まで全体的な目標自体がわかりやすく、ゲームの流れを掴みやすいモードです。
◆ARC(最大16人参加可能)
まず基地エリアの建設を行い、防衛施設用の資材を集めるための鉱石集め、目標であるARC(調査装置)を起動するためのガス集めなどを行っていきます。ガス注入後は防衛になるのですが、任務中は常にバグと戦いながら防衛と収集を効率良く行わねばなりません。
◆大群(最大16人参加可能)
“基地建設”と“防衛”フェイズを繰り返し行うモードで、部隊の全滅や司令部を破壊されないように10Wave耐え切った後に“脱出”フェイズへと移行します。鉱石などのリソースはなく、Waveをクリアする事で一定の建築ポイントが得られます。また、エンジニア以外のクラスは防衛中に基地の建築および修理ができません。
◆ハイヴハント(最大4人参加可能)
本作において、唯一の基地建設が存在しないモードで、参加人数も4人と少なめです。目標としては洞窟内にあるバグの卵「ハイヴコア」の破壊で、敵の群れと戦いながら目標地点に専用の核爆弾を設置していく形式です。補給用の弾薬庫のみが一部エリアに設置可能で、戦闘が中心となるモードです。
一部の任務には、敵の増加や襲撃などの特殊なミューテーターが発生する可能性もあります。ミッションの難易度は上がりますが、代わりに獲得経験値が増えるメリットもあるため、自信があればぜひとも挑みましょう!
ミッション中は時間経過や目標達成で、バグの脅威レベルが上昇し、強固なアーマーを持つ「タイガー」、遠距離から狙ってくる「ガンナー」、範囲攻撃を放つ「グレネーダー」といった、特殊個体が出てくるようになります。強敵に挑むためには、人間側もスペシャリストの力が必要です!



個性豊かな6つのクラス!
ゲーム内には、プレイヤーが選択可能な6つのクラスがあります。各クラスは戦闘やサポート、建築など得意分野が異なり、それぞれの持つ固有のスキルや装備で戦場をコントロール可能です。
また、任務で得られる経験値でクラスや武器のレベルが上がれば、新たなスキルや装備を得られます。これらの組み合わせによって戦場での汎用性を高めることもできますし、より専門的なスペシャリストにすることも可能です。

ロードアウト保存もできるので、状況に合わせた装備を選ぶのもひとつの戦略です。ただし、任務が始まったらクラスおよび装備の変更はできないので注意しましょう。
◆ガーディアン(ヘビートゥルーパー)
アーマーによる高い防御力や生命力が特徴となる兵科です。ユーティリティ装備としてシールドやタレットなども設置可能なほか、敵の注意を引き付けるパッシブを持っているため、単純な防御力だけでなく幅広い形で味方や陣地を護ることができます。
ガーディアン最大の特徴は、自身が強力な固定砲台になる固有アビリティ「シージモード」です。移動できないというデメリットはあるものの、モード中は防御力や射撃性能に優れるので、目標遂行時や防衛時などに大きな戦力になります。
◆デモリッシャー(ヘヴィトゥルーパー)
爆発物の専門家であるデモリッシャーは、圧倒的な範囲攻撃性能に優れたクラスで、大量に現れるバグとの戦いには欠かせません。グレネードランチャーや手榴弾といった武器だけでなく、“死亡時に自爆する”ことで、チケットを消費せずにリスポーン可能という、実に男らしい(?)固有パークも有しています。
また、クラスレベルを上げるとメイン武器を2つ持てるようになり、戦闘における汎用性がより高まります。戦闘に特化したクラスとして、敵の集団を蹴散らせる活躍が見込めます。
◆レンジャー(アサルトトゥルーパー)
高い機動力と継戦性能、生存力を持ち、戦場を駆け回れる兵科です。ダメージの自動回復、クールダウンの短い機動ブーストのほか、敵の位置を伝えてダメージバフも与える「スキャン」やリスポーン位置設定などの能力を持ち、戦場内で味方のサポートも行えます。
武器は安定したアサルトライフル、一撃が強力なショットガンといった銃器や、強敵にも大ダメージを与えるグレネードなども使用可能。恩恵が大きいスキャンを駆使したサポートとしても、強力な武器を活かしたアタッカーにもなれます。
◆スナイパー(アサルトトゥルーパー)
名前の通り遠距離攻撃を得意とする兵科です。固有アビリティとして移動速度アップと短距離ブーストがあり、ちょっとした壁や障害物なら簡単に乗り越えられます。高所から撃つことでボーナスが入るパークもあるので、立体的な戦い方をすることで能力を最大限活かせます。
また、スポットした敵をスキャン状態にするパークもあり、遠距離の脅威となるアーチャーやグレネーダーを排除しやすい、対大物相手のエキスパートです。アサルトライフルも装備可能ですが、やはりスナイパーとしての運用がベストです。
◆エンジニア(サポートトゥルーパー)
エンジニアは基地建設のエキスパートとして、それぞれのミッションで高い存在感を見せてくれます。本作は決められた場所以外で建築はできないのですが、唯一エンジニアだけは補給用の弾薬箱や壁、銃座などを設置できます。弾薬補給は生存力にも直結するので、エンジニアがいればそれだけ部隊が安定します。
基地建設でも、速度アップや耐久ボーナスなどのパークがあるほか、鉱石やガスを2つ同時に運べるという固有アビリティも所持。戦闘自体はやや苦手ですが、火炎放射器や毒ガスなどの攻撃で、敵の動きや行動を抑制することも可能です。
◆メディック(サポートトゥルーパー)
チームの回復と蘇生に長けた兵科です。離れた味方を蘇生できる装備や固有アビリティを使えるだけでなく、近くにいる仲間がダウンしたときに“失血死までの時間を延長する”パッシブを持っているため、メディックがいるだけでリスポーンチケットの節約に大きく貢献してくれます。
また、ユーティリティで全兵科が使用できる回復アイテム「スティムパック」を配布可能です。周囲を攻撃する強力なドローンや、自身を狙われやすくするパッシブなどもあり、バグに囲まれて倒れた仲間にも対応しやすいのも大きな特徴です。
生き残るために最高の基地を作り出せ!
バグからの戦いで生き残るためには、安定した拠点の建築が必要です。本作の建築は、決められたビルドゾーンのみで行います。建設できるのは弾薬庫といった補給物資や、バグの攻撃を防ぐための壁やバンカー、防衛を有利にするタワーや機銃などが用意されています。
各施設は設置できる数が決められているほか、設置するためにはコストがかかります。つまり、無限に設置できるわけではありません。防衛任務では目標を破壊されると失敗になるので、決められたコストの中で、いかにして強固な要塞を作り上げるのかが重要です。


最初はどこに何を設置すればわからないと思いますが、最低限防衛目標を護る壁の設置を考えましょう。壁の中には移動可能なスロープ付きもあり、うまく設置することで上からの射撃が容易になります。他にもスナイパーならタワーを建てて視界を確保したりと、考えうる“必要な施設”はいくらでもあります。
気を付けたいのは、本作の「バグの死体が残る」という仕様です。この死体には当たり判定があり、積み重なると他のバグが死体を利用して壁を超えてくることも起こり得るのです。死体は近接攻撃や一部の武器で破壊できるので、余裕があるときはなるべく掃除するのも大切ですね!


仲間を信じ、仲間とともに生き延びろ!
無数に現れるバグとの戦いは苛烈を極めます。『Starship Troopers: Extermination』では、どれだけ鍛えても1人で生き延びることはできないと思ってください。戦場では一人、また一人と倒れていくことでしょう。そんな中でプレイヤーは倒れた仲間を助け、再び銃を握り、バグとの戦いを続けなければなりません。
ゲーム内ではイージー・ノーマル・ハードの3つの難易度が用意されています。慣れない内は簡単な任務で経験値を稼ぎつつ得意なクラスを鍛え、建築や戦闘のノウハウを実践で学び、やがて難しい任務に挑むことで、気がつけば立派な兵士として成長していくことでしょう。その背中を追い、新兵もまた育っていくのです。



最大16人で挑むミッションは、誰が欠けてもピンチに陥ってしまいます。それぞれが各クラスの個性を活かし、仲間を信じ、やがて一丸となって脱出することで、部隊としての絆を紡いでいきましょう。映画第1作のラストなどもそうですが、やはり「スターシップ・トゥルーパーズ」は大勢の仲間たちこそが大切なのです!
「オンライン協力シューター」として遊んでみて感じたのは、資源を運ぼうとする味方を護衛したり、破壊された基地の壁を協力して守り抜いたり、その場にいる“仲間”と一緒に勝利のための行動を取れるゲームプレイが『Starship Troopers: Extermination』の最大の魅力であるということ。もちろん強敵を集中して倒したり、他のプレイヤーがスポットした遠くの敵を倒したりなど、戦闘面でも協力は大切です。
筆者はレンジャーをメインにプレイして、なるべく多くの味方をフォローすべく、バグをスキャンしまくっています。ダメージが上がるのはもちろん周囲の状況を見やすくなるので、蘇生時などにも動きやすくなっているのではないかと思います。どの行動も決して無駄にならず、マルチプレイヤーの醍醐味をダイレクトに味わえます。戦闘の腕が高くなくても、何かしら役に立てるのがチームの楽しさですね!


ちなみに、ゲーム内はほぼすべてが日本語化されていますが、各シーンで登場するロゴは映画と同じようなデザインで、しかも日本語になっています。リコの登場だけでなく、こういった細かい部分もこだわっているのが嬉しいですね。




『Starship Troopers: Extermination』は、オンライン協力FPSとして、映画でおなじみのバグとの激しい戦いを、仲間たちとワイワイ楽しめます。個性豊かな6種類のクラスを育成することで、細やかなカスタマイズが可能になるなど、遊べば遊ぶほど戦略性がよりアップしていきます。
また、中隊(クラン)に加入することで進行するコンテンツや、一定以上のプレイヤーランク時にキャラランクをリセット(恩恵あり)する「Re-Enlistment」などの機能も用意されています。大勢の敵を相手に味方と協力して戦うだけでなく、プレイヤーごとのこだわりも楽しめる作品です。

日本語対応はもちろん、クロスプレイにも対応している『Starship Troopers: Extermination』は、現在多くのプレイヤーが参加しています。正式版を迎え、コンソール版もリリースされた今こそ、人類の平和を守る戦いに参加するチャンスです!
『Starship Troopers: Extermination』 Steamページはコチラ