もうメチャクチャだよ!最大4人で暴れ回るオープンワールド犯罪ACT『It's Only Money』の“カオスっぷり”が凄い。強盗、破壊、バトルしまくりの無法地帯で成り上がれ【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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もうメチャクチャだよ!最大4人で暴れ回るオープンワールド犯罪ACT『It's Only Money』の“カオスっぷり”が凄い。強盗、破壊、バトルしまくりの無法地帯で成り上がれ【プレイレポ】

暴君市長を倒し街を取り戻せ!

連載・特集 プレイレポート
もうメチャクチャだよ!最大4人で暴れ回るオープンワールド犯罪ACT『It's Only Money』の“カオスっぷり”が凄い。強盗、破壊、バトルしまくりの無法地帯で成り上がれ【プレイレポ】
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今回は、Usual Suspects Studiosが手掛け2024年10月21日に発売した『It's Only Money』のプレイレポートをお届けします!

コミカルな『GTA』?反逆のクライムアクション

本作は、3人称視点のオープンワールド犯罪シミュレーション。ソロ及び最大4人でのオンラインマルチプレイに対応しています。

プレイヤーは地下生活を余儀なくされた「アンダーシティ」の住人となって、仲間と一緒に盗んだり、破壊したり、時にはバトルして暴れ回ります。そして、不動産購入や起業などでお金を稼いで成り上がり、暴君と化した市長の支配から街を取り戻すため奮闘します。

トゥーン調のグラフィックと個性的なキャラクター、強盗や街の破壊など多くの犯罪行為が可能なこと、車両やファッション、家屋のカスタマイズ機能といった豊富なアクティビティも用意されており、印象としてコミカルな『グランド・セフト・オート(GTA)』のような世界観でした。

また、UFOに乗って移動できたり、風船銃で敵を空の彼方に吹き飛ばしたり、市民のクルマを強奪して町中を破壊しながら暴走したり……『GTA』感が垣間見える「カオスっぷり」も本作の特徴です。

一方で、「最新世代のCPUを搭載しているのに重すぎる」とゲームの最適化不足によるパフォーマンスの悪さが指摘されており、確かにプレイ中に何度かフリーズしたりクラッシュしたのも事実。しかし、それ以外はSteamレビューにおいて世界観やゲーム性などは概ね評価されています。


日本語未対応が残念

操作はキーボード&コントローラーに対応。アクション要素があるので、コントローラーの使用を推奨します。そして、残念ながら本作は日本語に未対応です。

現在は英語オンリーで、ストーリーや会話などはネイティブ表現が多く、翻訳ソフトを使わないとすべてを理解するのは難しいと感じました。ですが、ゲームの進行はなんとかなるレベルです。

その他の設定は、グラフィックスや音声、操作入力の変更など基本的なもの。昔のWindowsっぽいオプション画面がユニークでした。

地下スラムの貧民から成り上がれ!

まずは、プレイヤーの分身であるキャラクター設定です。体型から髪の色までさまざまな項目があり、パターンは少なくあまり細かいクリエイトは出来ない印象。ん?なんだか筆者のキャラは「貧相なトラ◯プ元大統領」みたいな感じになりましたが……まあ良しとしましょう。

何の変哲もない街「Rockhaven(ロックヘブン)」。ここでは、ある時を境に市民の抗議活動が活発になり、至る場所が封鎖されている状態。そんな中、主人公は仕事に遅れそうになっています。

急いで職場に向かうため、道を占領する抗議者をカートで轢き殺し、「Mayor Corp」に到着すると……

そこには、街の権力者として君臨する「ロックヘブン市長」の姿が。彼は「低所得者は隔離する必要がある」というとんでもないことを宣言し、直属の部隊「M.O.V.R.」を使って市民を捕らえようとしてきます。

よってたかってボコられた主人公は捕まり、問答無用で地下行きの穴に突き落とされます

落とされた場所は、通称「アンダーシティ」と呼ばれる地下世界。主人公と同じように、みずぼらしい格好をした貧民たちが形成するスラム街のようです。

そこへ現れたのが、地下世界を束ねるリーダー「Beggar King」。曰く、「この腐敗した街を取り戻すための第一歩、それはスリだ」とのこと。さすがキング!平然と言ってのける姿にシビれちまうぜ!ちなみに、彼によると地上の住民は「歩く宝箱」らしいです。

とんでもないとこへ来てしまったなあ……そんな思いが脳裏をよぎりますが、甘えたことを言ってる余裕はありません。地下スラムの貧民になった今、どんな犯罪行為に手を染めようと、必ず成り上がり悪徳市長を倒さなければ……!

強盗、破壊、バトル!無法地帯で大暴れしよう

ということで、初犯はスリ行為を学んでいきます。英文ですが、本作にはヒント機能がありアクションやシステムを個別に知ることが可能です。

アンダーシティからロックヘブンに出ると広大なオープンワールドになっていて、無数の住民がそこらへんを歩いています。近づくと「スリ難易度」や「裕福度」「戦闘力」などNPCの各情報が表示され、これを基準に誰を狙うか決定します。

ジッパーゲージが満タンになるまで、左右に揺れるバーにカーソルを合わせ続けていくとスリ成功。ただ、このスティック操作の微調整がかなりムズい……!赤部分に触れると失敗です。

バレると即戦闘になるのでスリル満点!バトルは、素手攻撃と武器攻撃、ブロック防御、そしてスペシャルアーツも発動できる本格的な作り込み。

倒した敵からはレアアイテムやジャンク品などが徴収でき、店で売り捌くことが可能。つまり、スリでもバトルでもおカネがゲットできる一石二鳥の素晴らしいシステムです。

しかし、『GTA』の手配度のような「バウンティ」カウンターがあり、調子に乗って犯罪を重ねていくと数字が大きくなって警察がやってきます。

バウンティレベルが高くなると、ポリスは応援部隊を呼ぶので非常にやっかい。そんな時は、「バウンティオフィス」でペイすれば晴れて潔白の身となります。世の中金次第なのです

そんな大事なおカネですが、先ほどのペイでスッカラカン。食うに困った時は、さまざまな「ジョブ」の依頼を受けてメインミッションやサブミッションをこなしていきます。

例えば今回の依頼は「カージャックして車を届けろ」という指令。『GTA』のように、道路を走る車両を強奪し心ゆくまで乗り回すことができます

無事車を届けたらジョブ完了。キャッシュやバウンティチケット、ランダムアイテムが貰えるクレートなど豪華報酬が手に入ります。

最初は遠慮がちだった犯罪行為も、慣れていくうちに気軽にそして大胆に行うようになってきます。カッコ良さそうな車を奪って街中を暴走し、住民を轢いたり、信号機を破壊したり……

手に入れた新しい武器や戦闘スキル試すため、通行人を意味もなくブン殴ったり……悪行の限りを尽くしていき、もうメチャクチャ

あれ……?確か当初の目的は「みんなを助け支配された街を取り戻す」ことだったはず……これじゃあ、自分が街に混乱と犯罪を巻き起こす元凶じゃないか!ようやくその事実に気づいた筆者。では、いったいこの先どうすれば良いのか……。

カオス具合と充実っぷりが凄い!多種多様なアクティビティ

犯罪行為だけでなく、様々なアクティビティが用意されているのも本作の魅力。「SLIMEWAY」で行われる市民の娯楽、カタツムリレースもそのひとつです。

もちろんプレイヤー自身もBET可能で、どのカタツムリが一番早いかを予想する賭けレースです。

ドベ以外なら賞金が出るので小遣い稼ぎに最適。レース中に推しのカタツムリちゃんを応援することも出来ます。

そして実は、「SLIMEWAY」自体筆者が$1500で買い取った会社でもあり、定期的に人々の賭け金がたんまり入ってくる超オイシイ仕事なのです。ビジネス管理は安定した収入を獲得する絶好のチャンスとなります。

無一文だった頃とは違い、資金が増えてきたら次は「不動産」を購入しましょう。ショップで家具を揃えて、自分好みにカスタマイズすることが可能です。回転や移動など機能はシンプルで分かりやすく、操作感も快適で配置しやすくてグッド。

部屋はプレイヤー自身が使用するのも、「民泊」のようにアンダーシティの住民たちに貸し出すのもOK。家賃収入として定期的にお金が入るうえに、新たな仲間に加わり一緒に行動することが出来ます。

ソロプレイの筆者にとって、新たな相棒「NIgel」は心強い味方。これで気兼ねなく犯罪行為を働けるぜ!……ではなく、共に強敵と戦ったり、ジョブミッションをこなしていく事ができるのです。実際、フレンドと車で街を走り回るだけでも相当楽しいんじゃないかと思います

バカげたイベントが起こるのも本作の醍醐味です。このミッションでは、酔っぱらった宇宙人から「壊れたUFOを修理するためのアイテムを集めてくれ」との依頼。そして集め終わると……

なんとUFOに乗ってロックヘブンを縦横無尽に飛び回れるように!しかも、次は「人間を誘拐してこい」という矢追純一も真っ青のとんでもミッションが開始。

他にも、ウェーブ制のローグライクバトルが楽しめる「メトロダンジョン」の制覇を頑張ってみたり、ショップでイカした服や車のパーツを購入してセレブごっこをしてみたり……あらゆるアクティビティがごった煮で最高にカオスでした

もちろん捕まったホーミーたちを解放し、「市長を倒して街を救う」という目標も絶対忘れないように……。


  • タイトル:『It's Only Money』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2024年10月21日

  • 著者プレイ時間:6時間

  • 価格:2,800円
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパ君のひとこと



本編そっちのけで破壊行為を楽しんだスパ!「メトロダンジョン」もやりがいあって夢中で挑戦したスパ。




《DOOMKID》

心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

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